
朝晩の冷え込みが増すと、「窓のあたりがスースーする」というご相談をいただくことがあります。夏のあいだは気づかなかった小さなすきまが、この季節になると急に分かるようになります。
菊池です。
窓のすきま風というと、窓そのものが古くなったと思われがちです。ただ、実際に伺ってみると、原因はもっと手前にあることが少なくありません。よく見るのが、引き違い窓の戸車と、ガラスやサッシのまわりのゴムのパッキンです。どちらも毎日少しずつ傷んでいく部品です。
戸車は、窓の下についている小さな車輪です。すり減ったり、レールに砂やほこりがたまったりすると、窓が少し下がって、閉めたときに上や横にすきまができます。窓が重くなった、閉めるとガタンと音がする、そういう変化があれば、戸車が弱ってきている合図かもしれません。
パッキンは、日に当たり続けると硬くなり、縮んだり、ひびが入ったりします。指で押してみて弾力がない、角のところが浮いている、そうした状態だと、そこから外の空気が入りやすくなります。窓どうしの合わせ目にある、毛足のついた細い気密材がすり減っていることもあります。カーテンを開けたときに、一度目を近づけて見てみてください。
もうひとつ、窓の鍵であるクレセントの締まり具合も確かめておきたいところです。きちんと締まっていないと、窓どうしの合わせ目がぴったりと閉じず、すきまが残ります。締めたときの手応えが以前より軽い場合は、調整で直ることもあります。
レールの掃除は、ご自分でもすぐにできます。戸車の調整や交換、パッキンの取り替えは、窓の種類によってやり方が違いますので、無理をせずにご相談いただければと思います。窓を全部取り替える前に、できることは意外とあります。
冬の寒さを迎える前に、窓のまわりを一度見ておいてはいかがでしょうか。
それでは、また。
No.7288
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