11月度課題図書(4回目(^^♪)

本日は、当社の課題図書選定史において、異例の4回目の朗読を実施した一冊を。

『プロカウンセラーの聞く技術』(著:東山紘久 氏)

この本が繰り返し選ばれるのは、単に「聞く技術」が重要だからではありません。

組織が成長し、メンバーの顔ぶれが変わるたびに、この本の教えが「組織の血液」のように常に新鮮に流れ続ける必要性を、痛感しているからかなと。

4度目ともなると、もはや新しいテクニックを探す読み方ではなく、「組織は、本当にこの教えを実践できているか?」という自己点検の視点に変わってきました。

👂4回目の朗読で気づいた「技術の先にあるもの」

この書籍の朗読は、今回で4回目です。

  • 1回目(2016年2月): スキルとしての「テクニック」学習。
  • 2回目(2020年6月): 「関係性構築」の重要性の理解。
  • 3回目(2024年5月): 「聞く”姿勢”と”目的”」への意識の移行。
  • 4回目(2025年11月): 「傾聴が組織文化として定着しているか」の検証。

振返ってみると、こんな感じかなと。

そして4回目にして、この本が教えるプロの「聞く技術」は、「分かったつもり」という傲慢さを手放し、何度でもゼロベースで相手に寄り添う、謙虚さとプロ意識の結晶だと、4度目にして理解出来た様な。

💡組織に定着させたい「傾聴」の3つの本質

4回目の読破を経て、組織全体に浸透させたい「聞く技術」の本質的なポイントは3つ。

1. 「自己一致」とリーダーの信頼性

カウンセラーは、自己一致(言動と内面が一致していること)が求められる。

これは、リーダーがチームメンバーから信頼を得るための絶対条件。

  • ビジネスへの応用: 組織の方針や目標について、リーダー自身が心から納得し、一貫した態度で接しているか。言葉と行動がブレていると、どんなに上手な傾聴テクニックを使っても、相手は心を開いてくれない。4回目は、テクニックよりも「人間としての誠実さ」こそが基盤だと認識を深めました。

2. 「相手の枠組み」を理解する

この技術は、「相手が世界をどう見ているか」という枠組み(認知)を理解しようと努めること。

自分の常識や経験を一旦脇に置く作業が必要。

  • ビジネスへの応用: 若手社員が「非効率だ」と感じる伝統的な業務プロセスについて話すとき、頭ごなしに否定せず、「彼らの視点から見ると、何が非効率に見えるのか」という相手の枠組みに入り込む意識を持つ。これにより、イノベーションのヒントが隠れていることに気づけるような。

3. 沈黙を「責任の委譲」の時間と捉える

4度目の学びで、沈黙の解釈が変わり、単に「考える時間」ではなく、「相手が自分の問題に対して、自分自身で責任を持って向き合い、解決策を創り出す時間」と捉えるように。

  • ビジネスへの応用: 答えをすぐに与えることは、「その問題の責任は自身(上司)にある」というメッセージになりかねない。沈黙で待つことは、「この問題の当事者は君であり、解決する力も君にある」という、信頼と責任の委譲を意味するのだと。

🌟まとめ:『聞く技術』は、生きている組織の証

『プロカウンセラーの聞く技術』は、4回読んでも新しい気づきと学びが。

技術が定着した後、傾聴の姿勢が薄れてきたと感じたら、またこの本に戻る。

そのルーティンが、自社の組織が人と人との信頼関係を大切にし続ける事の重要性を説いている。

これからも、真に相手を成長させ、組織を前進させる「傾聴」の姿勢を磨きたいなと、つくづく。

それでは、また。

No.6957

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相模原住宅公園に行くなら——“ついで見学”で賢く比較

冬の家づくりシーズン到来。

週末はご家族で「相模原住宅公園」のイベントに足を運ぶ方も多いはず。

せっかく複数メーカーのモデルハウスを見られる絶好の機会ですから、公園での見学の“帰り道”に、当社〈ソールリビング〉のモデルハウスにもふらっと寄って、比較の精度を一段上げてみませんか。公園から車で約7分の距離、アクセスはとてもシンプルです。

※本記事は「相模原住宅公園 12月度のイベントチラシ」をもとにご案内しています。1


今日のゴールは「比べること」

展示場は“情報量の宝庫”。ただ、その場で結論を出す必要はありません。

複数メーカーを見た直後の感覚が新しいうちに、異なる設計思想のモデルハウスも体験しておくと、判断基準が一気にクリアになります。

ソールリビングのモデルハウスでは、動線計画・断熱気密・構造・設備の考え方を“暮らし目線”で解説。

見た目だけでは分かりにくい“住み心地の根拠”にフォーカスします。


おすすめの回り方(所要:半日〜1日)

  1. 相模原住宅公園でイベント参加 & 2〜3棟を見学
     お子さま連れなら午前中にイベント参加→ランチ→各社モデルハウスへ。
  2. 展示場で気づいた“基準”を書き出す
  3. 車で約7分、ソールリビングのモデルハウスへ
     展示場での印象が鮮明なうちに、同じ基準でもう1棟を確認。差分がはっきり見えます。

お車での来場OK。

ルートはナビで「ソールリビング モデルハウス」を検索してください。所要は混雑の少ない時間帯で7〜10分程度が目安です。


比較の“解像度”を上げるチェックリスト

見た目や価格の前に、暮らしの質に直結する指標から。

メモにしてそのままお持ちください。

  • 家事動線:洗濯→乾燥→収納が“3歩以内”で完結する導線か
  • 温熱環境:玄関・廊下・トイレ・洗面脱衣まで温度ムラが少ない計画か/断熱等級・気密(C値)の開示はあるか
  • 音・におい:キッチンや水回りの遮音・換気計画の説明が具体的か
  • 収納計画:家族の荷物が“面積ではなく運用”で語られているか(置き場の位置と動線)
  • 耐震設計:構造計算の有無/耐力壁の配置の考え方が説明できるか
  • 将来対応:可変性(子ども部屋の将来間仕切り、在宅ワーク化の余白など)
  • 維持費:メンテサイクルと更新コスト、保証・点検の頻度
  • 設計思想:デザインの意匠ではなく“暮らしの課題→解”の筋道があるか

ソールリビングのモデルハウスでは、上記ポイントを体験→仕様→数値の順で確認いただけます。

展示場で抱いた疑問をそのままお持ち込みください。


ソールリビングのモデルハウスで体験できること

  • 冬の体感比較:玄関〜洗面までの温度差、足元の体感をその場でチェック
  • 間取り×家事時間の見える化:1日の動線を可視化して“何歩短縮できるか”を解説
  • 構造・断熱の根拠提示:図面・仕様書・実測値(気密測定結果等)の開示
  • 資金計画の初回相談:総額・月々の負担・補助制度の整理(初回30~60分目安)

こんな方に“ついで見学”がおすすめ

  • 展示場で「どれも良く見えて決め手に欠ける」と感じた
  • 性能や構造の“ちゃんとした数字”まで理解して比較したい
  • 神奈川の気候・敷地条件での最適解を知りたい
  • 地元ビルダー視点の現実的なコストコントロールを聞きたい

ご予約・アクセス

  • 見学予約:当日でも空きがあればご案内可能です。事前にご一報いただけるとスムーズです。
  • アクセス:相模原住宅公園から車で約7分。詳細ルートはご予約時にご案内します。
  • お子さま同伴歓迎:見学中の過ごし方もスタッフがサポートします。

※イベントの開催内容・日時は相模原住宅公園の最新情報をご確認ください。

展示場の各社モデルハウスで配布されている資料も比較の参考になります。


最後に——“1日で結論”より“比較の質”

家づくりは「最初の比較の質」で後悔の少なさが決まります。

12月のイベントで賑わうこのタイミングこそ、展示場(広く)→ソールリビング(深く)の順で、効率よく“良い比較”をしに来てください。

スタッフ一同、皆さまのご来場をお待ちしています。

それでは、また。

No.6956

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現場の「今」を丸ごと共有する。

上の写真は、当社が採用している「遠隔施工現場管理システム」を通じて撮影した、実際の着工前の現場の様子です。

現場に足を運ばなくても、担当者がパソコンやタブレットから状況を確認できる仕組みで、当社では全棟での活用を進めています。

注文住宅は、一邸一邸がお客様の「唯一無二」の住まいです。

だからこそ、図面どおりに安全かつ高精度で施工されているかを確認する「施工管理」の質が、そのまま家づくりの質になります。

その施工管理を、アナログだけに頼らずDXで進化させていくこと。

これが、これからの建設業界にとって欠かせないテーマであり、当社が本気で取り組んでいる分野です。


なぜ今、「施工管理DX」が必要なのか

  • 現場は複数同時進行し、工程も複雑化
  • 大工さんや各種職人さん、設備・電気・外構など、多くの専門業者が出入り
  • 法改正や省エネ基準の強化により、確認すべきポイントも増加

こうした背景から、「担当者が現場を走り回るだけでは、十分に管理しきれない」時代になってきました。

もちろん、実際に現場へ行き、五感で確かめることは今後も欠かせません。

そのうえで、デジタルの力を組み合わせて、抜け・漏れを減らし、品質を底上げするという発想がDXです。


当社が導入している「遠隔施工現場管理システム」とは

当社の現場では、専用カメラやICT機器を設置し、

  • 現場の全景・細部を定期的に撮影
  • クラウド上で、関係者がいつでもどこからでも閲覧
  • 撮影日時や位置情報も自動で記録

できるようにしています。

写真や動画は、工程ごと(基礎・土台・上棟・断熱・仕上げ など)に整理され、社内の監督や設計、場合によっては協力業者とも共有されます。

これにより、

  • 「あの現場、昨日の雨で状況はどうだったか?」
  • 「断熱材の施工状況を、設計側も確認したい」

といった時に、移動時間なしで素早く確認・指示が出せます。


お客様にとってのメリット

このようなDXは、単に社内の効率化のためだけではありません。

マイホームづくりを任せていただくお客様に、次のようなメリットをもたらします。

1. 施工プロセスが「見える」安心感

家づくりでは、完成してからは見えなくなる部分ほど重要です。

基礎の配筋状況、構造金物の取り付け、断熱・防水の処理などは、その代表例です。

遠隔施工管理システムにより、これらの工程を写真として記録・保管できるため、

  • 「どのタイミングで、どのように施工されたのか」
  • 「当初の設計どおり、きちんと守られているか」

を後から確認できる“施工履歴”になります。

将来、リフォームやメンテナンスを行う際にも、この記録が役立ちます。

2. 連絡・打合せの質が上がる

お打合せの際に、現場の最新写真を一緒に見ながらご説明できるため、

  • 「この部分の高さイメージ」
  • 「窓からの見え方・抜け感」

など、図面だけでは伝わりにくいポイントを共有しやすくなります。

お忙しくて頻繁に現場に行けないお客様でも、住まいができていく過程を、より具体的にイメージしていただけます。

3. 万が一のトラブルにも迅速対応

例えば、天候不良や資材の遅れなど、現場には想定外の出来事も起こります。

その際も、現場の状況を即座に共有できることで、社内での判断が早くなり、スケジュールへの影響を最小限に抑えやすくなります。


職人さん・現場にとってのメリット

DXというと「現場が監視されるのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、当社では職人さんたちの“働きやすさ”を高めるツールとして捉えています。

  • 施工前に、写真を見ながら細かい納まりを事前共有
  • 過去の施工事例を参考にしながら、より良い工法を検討
  • 完成後、自分たちの仕事が記録として残ることで、モチベーションアップ

など、「いい仕事をしたい」という現場のプロたちの思いを、会社として後押ししていくための仕組みです。


注文住宅だからこそ、施工プロセスと精度にこだわる

当社が手掛ける注文住宅は、間取りも仕様も、お客様ごとに一からつくり上げる“オーダーメイド”です。

同じ図面・同じ仕様の家を大量に建てるハウスメーカーとは、前提が大きく異なります。

  • 敷地条件
  • 周辺環境(道路・隣地・日当たり・眺望)
  • お客様のライフスタイルや将来設計

これらを丁寧に読み解きながら設計し、それを現場で高い精度で形にしていく。

この「設計」と「施工」をつなぐ部分こそが、当社の最も大事にしている強みです。

その強みをさらに磨くための手段として、遠隔施工管理システムをはじめとするDXの取り組みを積極的に進めています。


「どんな考えの工務店に任せるか」で、家づくりは変わる

マイホーム計画を進めるうえで、「どの会社に相談すればいいのか?」と悩まれている方も多いと思います。

価格やデザイン、性能だけでなく、ぜひ注目していただきたいのが、その会社が、どれだけ施工プロセスと品質管理にこだわっているかという視点です。

  • 現場の見える化やDXに取り組んでいるか
  • 完成後だけでなく、施工中の品質をどうやって保証しているか
  • 一邸一邸を“自分ごと”として管理しているか

当社は、この部分に真剣に向き合い、技術と仕組みの両面から改善を続けています。

今回ご紹介した遠隔施工現場管理システムも、その一つの具体的な取り組みです。


最後に

家づくりは、一生に何度もない大きなプロジェクトです。

だからこそ、お客様には「どんな考え方の工務店と一緒に家をつくるのか」を大切にしていただきたいと考えています。

当社は、現場で汗を流す職人さんの技と、DXによる見える化・効率化を組み合わせ、“唯一無二の注文住宅”を、確かな施工プロセスと高い精度でカタチにすることをお約束します。

施工管理やDXへの取り組みについて、もっと詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

それでは、また。

No.6955

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毎月恒例!橋本商店街の清掃活動

弊社では、地域社会への貢献活動の一環として、毎月地元の清掃活動に参加しています。

今回も、先日行われた相模原市緑区・橋本商店街での活動の様子をご報告いたします。

■ 地域の皆様と共に

鮮やかなグリーンのスタッフジャンパーを身にまとい、地域の方々と一緒に活動をスタートしました。

この活動は、地元・橋本商店街の皆様と協力し、約30分間かけて行っています。

添付の写真にあるように、トングとゴミ袋を手に、歩道や植え込みの周辺などを丁寧に回りました。

普段何気なく歩いている道でも、意識して見てみると、空き缶やタバコの吸い殻などが落ちていることに気づきます。

■ 短い時間でも、街も心もスッキリ

活動時間は30分ほどですが、皆で手分けをして集中して行うことで、終わった頃にはゴミ袋がいっぱいになります。

きれいになった街並みを見ると、とても清々しい気持ちになりますし、道行く方から「お疲れ様です」と声をかけていただくこともあり、地域の温かさを肌で感じる貴重な時間となっています。

弊社はこれからも、橋本地区の一員として、街の美化と活性化に貢献できるよう、この活動を継続してまいります。

街で見かけた際は、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです。

それでは、また。

No.6954

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最新データから読み解く、後悔しない家づくりの考え方

「家を建てたいけれど、今はやめておいたほうがいいのかな?」

建築費の高騰や物価上昇のニュースを見て、そんな風に迷っている方も多いのではないでしょうか。

某建設業界紙の記事で住宅関連の最新調査では、建築費はここ10年で最高水準に達している一方で、
今後2年以内に注文住宅を検討している人のうち、約7割が「今が建て時だと思う」と回答しています。

なぜ、こんなギャップが生まれているのでしょうか。

そして、これから家づくりを始める私たちは、何をどう考えればよいのでしょうか。

今日は、公開されているデータをヒントにしながら、「後悔しない家づくりの考え方」を整理してみたいと思います。


1. 建築費は上がっている。それでも「今が建て時」と感じる理由

調査によると、土地代を除いた建築費の全国平均はおよそ3,500万円前後。

2010年代半ばから比べると、約25%ほど上昇しており、過去10年で最高水準にあります。

それでも、今後2年以内に家づくりを検討している人の約7割が、

  • 「今後、建築費がさらに上がると思うから」
  • 「今後、金利が上がると思うから」

といった理由で「今が建て時」と感じている、という結果が出ています。

つまり現在は、

「今も十分高いが、あとで建てればもっと高くなるかもしれない」

という比較の結果として、今を“まだマシなタイミング”と捉えている

という状況だと言えます。


2. 広さより「質」と「使い勝手」へ ─ 住まいのコンパクト化

建築費が上がる中で、実際の家づくりにはどんな変化が起きているのでしょうか。

住宅取得者のデータを見ると、

  • 敷地面積は、ここ数年で平均すると10坪以上小さくなっている
  • 延べ床面積(建物の広さ)も、40坪台前半へとコンパクト化が進んでいる

といった傾向が見られます。

一方で、「家づくりで重視したポイント」の上位には、

  • 間取り・プラン
  • 断熱性・気密性
  • 耐震性・耐久性

などが挙がっており、逆に予算の関係であきらめたものとしては、

  • 蓄電池の設置
  • 延べ床面積(家の広さ)の確保

などが目立っています。

つまり、多くのご家族は、

“大きな家”よりも、「日々の暮らしやすさ」と「性能(快適さ・安心感)」を優先する

という方向に舵を切っている、ということです。

単純に「広くて立派な家」を目指すのではなく、コンパクトでも動線がよく、冷暖房効率が高く、家事や子育てがしやすい家を求める流れが、データからもはっきり見えてきます。


3. 平屋・高性能住宅・省エネ ─ 新しい「標準」の姿

もうひとつ、最近の調査で象徴的なのが 平屋住宅の増加 です。

  • 全国の戸建てのうち、平屋が占める割合は約4分の1
  • 地域によっては、半分以上が平屋というエリアもある
  • 特に50代以上では、平屋を選ぶ人の割合が高い

その理由としては、

  • 老後も階段の上り下りがなく安心して暮らせる
  • 家事動線がシンプルになり、毎日の負担が減る
  • 家族の気配を感じやすく、コミュニケーションが取りやすい

といった“暮らしやすさ・将来の安心”が挙げられています。

加えて、

  • 高断熱・高気密の「省エネ住宅」
  • 太陽光発電や高効率設備を組み合わせた「ZEH(ゼロエネルギー住宅)」
  • CO₂排出削減を意識した「脱炭素・GX志向の住宅」

といったキーワードも、若い世代を中心に関心が高まっています。

「コンパクトな平屋」+「高断熱・高気密」+「省エネ・創エネ」

こうした組み合わせが、これからのスタンダードな一戸建ての姿になっていく可能性は十分にあります。


4. これから家づくりを始める方への3つのアドバイス

ここからは、これから家づくりを始める方に向けて、具体的な考え方を3つに絞ってお伝えします。

4-1. 「いつ建てるか」より、「何年住むか」で考える

建築費や金利は、これからも上下を繰り返しながら変動していきます。

その動きを完璧に読み切るのは、プロでもほぼ不可能です。

だからこそ、

  • 毎月の返済額
  • 光熱費・メンテナンス費などを含めた“生涯コスト”
  • その家に何年住むのか

という「長い時間軸」で考えることが大切です。

例えば、

  • 断熱性能を高める → 冷暖房費が抑えられ、年単位で見ると差額が効いてくる
  • メンテナンス性の高い外壁・屋根にする → 将来の塗り替えや修繕の回数・費用を抑えられる

といった要素は、長く住めば住むほど“効いてくる投資”になります。

「今いくらかかるか」だけでなく、「10年・20年トータルでいくらかかるか」という視点を持つことが、
後悔しない選択につながります。


4-2. 「全部盛り」をやめて、優先順位を決める

予算には必ず上限があります。

大事なのは、「どこまでやるか」ではなく、「どこまでを先にやらないか」を決めることです。

特に、次のような部分は 優先度が高いところ です。

  • 将来の暮らしやすさに直結する性能
    (断熱・気密・耐震・換気など)
  • 毎日のストレスを左右する間取り
    (家事動線・収納計画・子どもの動線など)
  • 後から変えづらい構造部分
    (柱・梁の構成、窓の位置と大きさ、外皮性能など)

一方で、

  • 外構の一部(庭づくりや植栽など)
  • 造作家具や造作収納の一部
  • 趣味スペースの仕上げグレード

といった部分は、あとから手を加えたり、DIYで育てていくこともできます。

「今、絶対にやること」と「将来、余裕ができたら整えること」

を分けて考えると、予算内でも満足度の高い家づくりがしやすくなります。


4-3. 「情報収集」から「プロとの対話」へシフトする

インターネットやSNSには、家づくりの情報が溢れています。

間取りの事例やインテリアの写真、実際に建てた人の感想など、参考になる情報もたくさんあります。

ただし、その多くは「その人の家族構成・収入・価値観」に最適化された“個別のケース”です。

自分たちの家づくりに当てはめるには、

  • 自分たちの年収・ライフプランで現実的な予算はいくらか
  • その予算で性能・間取り・デザインのバランスをどう取るか
  • 平屋か二階建てか、コンパクトにするならどこを削るのがよいか

といったことを、自分たちの条件に合わせて整理し直す必要があります。

ここは、信頼できるプロと一緒に“自分たちの答え”を作っていく部分です。

「いつ建てるのが正解か?」ではなく、「自分たちにとって、どんな家なら建ててよかったと思えるか?」

この問いを一緒に整理してくれるパートナーに早めに相談することが、結果的に「建て時」の判断をクリアにしてくれます。


5. まとめ ─ 「今の数字」に振り回されず、「自分たちの暮らし」から逆算を

あらためて、ポイントを整理すると次の通りです。

  • 建築費はこの10年で大きく上がり、今も高い水準が続いている
  • それでも約7割の人が「今が建て時」と感じているのは、「これからもっと上がるかもしれない」という不安が背景にある
  • 多くの人が、
    • 広さを少し抑えながら
    • 性能や間取り、暮らしやすさに投資し
    • 平屋や高性能、省エネ住宅を選ぶ
      という方向に舵を切っている

これから家づくりを始める方にお伝えしたいのは、「今の金額や数字だけで、建てる/建てないを決めないでください」ということです。

  • ご家族の将来像
  • どんな暮らし方をしたいか
  • 何を大切にしてお金を使いたいか

こうした“自分たちの物差し”をはっきりさせることで、初めて「建てるべきタイミング」と「選ぶべき家のかたち」が見えてきます。

もし、

  • 自分たちの適正予算がよくわからない
  • コンパクトでも暮らしやすい間取りを知りたい
  • 平屋や高性能住宅、省エネ住宅に興味はあるが何から考えればいいか不安

といったお悩みがあれば、情報収集の段階から、どうぞ気軽に弊社へご相談ください。

“今が建て時かどうか”を一緒に整理するところから、家づくりは、すでに始まっていますので。

それでは、また。

No.6953

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【イベント後記】森の香りに癒されるひととき♪

先日11月22日(土)に開催いたしました『フレッシュ素材でつくる!クリスマスリースづくり』のイベント後記を。

午前・午後ともにたくさんの応援団会員様、そしてご友人の方々にご参加いただき、大盛況のうちに終了いたしました。

本日は、そのイベントの様子と、ご参加いただいた皆様から寄せられた温かいコメントをご紹介します。

■ 会場いっぱいに広がる「森の香り」

今回のリースの特徴は、なんといっても「フレッシュ(生)」の素材を使っていること。

会場に材料が運ばれてくると、一瞬にしてスタジオが森の中にいるような清々しい香りに包まれました。

作り始めると、皆様真剣そのもの! 土台にグリーンを巻き付け、松ぼっくりや木の実で飾り付けをしていく工程は、没頭できる楽しい時間です。

■ 参加者様からの「喜びの声」をご紹介

アンケートでは、たくさんの嬉しいご感想をいただきました。その一部をご紹介させていただきます。

  • 「フレッシュリーフで香りも楽しめました」 生の植物ならではの香りに癒されたというお声をたくさんいただきました。作っている間もアロマ効果抜群でしたね!
  • 「初めてのリース作りでしたが大満足です」 「不器用だけど大丈夫かな?」と心配されていた方もいらっしゃいましたが、スタッフもお手伝いさせていただき、素敵な作品に仕上がりました。
  • 「作品が残るので嬉しかったです」 これからクリスマスまで、ドライになっていく過程で風合いが変わるのもフレッシュリーフの楽しみの一つです。
  • 「毎年恒例イベントとして楽しみにしています」 リピーターの方も多く、「一年前にやったことを思い出しながら新鮮な気持ちで取り組めた」というお声も。恒例行事にしていただき光栄です!

■ 次回は何を作る?皆様からのリクエスト

アンケートの「今後やってみたいワークショップ」の欄には、たくさんのアイデアをいただきました。

  • お正月飾り(しめ縄作り)
  • 多肉植物の寄せ植え
  • トルコランプ
  • 石けん作り
  • ひょうたんランプ

特に「しめ縄」や「お正月飾り」のリクエストを多くいただきました。

季節のイベントはやはり人気ですね。

いただいたご意見は今後の企画の参考にさせていただきます。

■ お住まいのお悩みも、お気軽に「応援団」へ

今回のアンケートでは、イベントの感想とあわせて、お家に関するご相談もいくつかいただきました。

  • 「壁紙の汚れが気になる」
  • 「家の中が寒い、窓の結露をなんとかしたい」
  • 「外壁の傷みが心配」

これから冬本番を迎えるにあたり、「寒さ対策」や「窓の断熱(二重窓)」に関するご関心が高まっているようです。

相陽建設では、イベントを楽しむだけでなく、こうした日々の暮らしの「ちょっとした困りごと」も解決いたします。「どこに頼めばいいかわからない…」という修繕も、まずは私たちにご相談くださいね。


ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!。

今回作成した世界に一つだけのリースが、皆様のご自宅の玄関やリビングを素敵に彩りますように。

また次回のイベントでお会いできるのを楽しみにしております。

それでは、また。

No.6952

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NICE GAME.

今宵はボクシングの世界戦をネット配信で。

格闘技素人ではありますが、シンプルに良い試合でしたねと。

KO決着こそが格闘技の王道とも思ったりもしますが、判定決着ではあっても、この決戦に至るまでのストーリーや、その周りの関係者の方々の想い、その後に紡がれる未来等々を素人ながらに想像できる環境が手元にあったりする現代だからこそ、「最高の判定決着」だったと感じれていたり。

個人的には、たまらなく良い時代に格闘技を観れているなと、つくづく(^^♪

それでは、また。

No.6951

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なぜ今、「総合展示場」ではなく「単独モデルハウス」が選ばれるのか?

これから家づくりを始めようと考えている方々は、まずは「住宅展示場に行ってみよう」と思っていませんか?

その行動は正解です。

しかし、実は今、家づくりの第一歩として「総合住宅展示場」を選ぶ方が全国的に減っているというトピックは実績数値が示す通り。

某業界紙がニュースとして掲載している記事を紐解きながら、賢い家づくりのために知っておきたい「モデルハウスの選び方」についてご紹介を。

■ ニュースが示す「総合展示場離れ」の現実

某業界紙の記事によると、10月の住宅展示場来場者数は全国で前年同月比12.5%減となり、2カ月連続で減少していることが報じられました。

特に関西や東海、北海道エリアでは2ケタの大幅減となっており、会場の閉鎖も進んでいるようです。

なぜこれほどまでに来場者が減っているのか?

その背景には、お客様の「家づくりに対する意識の変化」があります。

■ 「夢の国」から「現実の暮らし」へ

総合展示場に建つモデルハウスは、各メーカーの技術やデザインの粋を集めた、いわば「夢のような豪邸」です。

しかし、あまりに豪華すぎて、 「広すぎて参考にならない」 「標準仕様とのギャップが大きすぎる」 「このまま建てたら予算が全く足りない」 といった、現実との乖離に戸惑う声が多く聞かれるようになりました。

また、展示場の維持には莫大なコストがかかります。

そのコストが最終的にどこに含まれるかを考えると……賢明な皆様ならお気づきかと思います。

■ 今、選ばれているのは「単独モデルハウス」

そんな中、注目を集めているのが、弊社も採用している「単独モデルハウス」です。

総合展示場の中ではなく、普通の街中にポツンと建っているモデルハウス。

これがなぜ、これからの家づくりにおいて「有効」と言えるのか、その理由をお伝えします。

1. 「等身大」の暮らしがイメージできる

当社のモデルハウスは、実際に皆様が建てる家と同じような仕様で建てられています。

「この広さなら家具はこう置けるね」 「家事動線はこれくらいが使いやすいね」 といった、リアルな生活のシミュレーションができるのが最大の特徴です。

2. 「性能」をごまかさない

豪華なオプションや演出で見た目を飾るのではなく、家の本質である「性能」を体感していただくことに重点を置いています。

ソールリビングの家は、「自然素材・健康素材」や「クアトロ断熱(W断熱+調湿)」が標準仕様。

その空気感、心地よさは、豪華な装飾では作れません。

3. 「宿泊体験」で本当の住み心地を確認

「夏は涼しく、冬は暖かい」と口で言うのは簡単です。

しかし、弊社は実際にモデルハウスに泊まっていただく「宿泊体験」を実施しています。※現在プラン相談をされている方

朝起きた時の空気の澄んだ感じ、冬の朝でも布団からスッと出られる暖かさ。

これらは、数十分の見学では決して分かりません。

これも、自信があるからこそできる、単独モデルハウスならではの特権です。

■ まずは「リアル」を体感しに来てください

総合展示場の豪華なパンフレット集めも楽しいイベントですが、一生に一度の家づくりを失敗しないためには、「実際に住む家」に近いモデルハウスを見て、触れて、泊まってみることが一番の近道です。

相模原・町田・八王子エリアで、自然素材と高性能にこだわった家づくりをしているソールリビングのモデルハウス。

「展示場巡りに疲れてしまった」「もっと現実的な話がしたい」という方にこそ、ぜひ一度足を運んでいただきたいと思います。

カフェに立ち寄るような気持ちで、まずはお気軽にご来場ください。

皆様の家づくりが、後悔のない素晴らしいものになりますように。

【モデルハウス来場予約はこちら】

それでは、また。

No.6950

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冬へ挑む心得(^^♪

本日は週末少年野球を。

地元中学野球部の練習試合のお手伝いで。

今秋の新人戦では、新チームとしての公式戦初勝利で1回戦を突破したのは非常に天晴なトピック。

惜しくも2回戦で敗戦はしたものの、ここからの鍛え方次第では、来春に進化は十分に可能かと思わせる内容だったそうで。

顧問の先生方は勿論、保護者の方々も楽しみは増えたのではと(^^♪

今年も残り僅かとなり、中学野球部が練習試合を行える期間も12月半ばまで。

そこからは、来春の飛躍を目指した個々のスキルアップ、チーム力の向上を目的とした、所謂「冬トレ」期間に。

この期間を、サボらず、緩めず、妥協せずに時間を使えた選手、チームが、来春には見違えた姿となって、ここまでは成し遂げる事が出来なかった事も、飛越できる様になる為の超重要期間。

小さく、地味な事の積み重ねこそが、目指す場所へ最短で到達できる、最も確度の高い手法。

何事も、本質的な部分は変わりませんね(^^♪

今年レギュラーポジションと言われる特等席を取れなかった選手であっても、充分に逆転は可能です。

正しい努力を積上げる事が出来れば。

期待しています(^^♪

それでは、また。

No.6949

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横浜の家づくり実例|最高水準の性能と自然素材に包まれる2階リビングの住まい

本日は、横浜市に完成したばかりの素敵な施工実例をご紹介を。

「2階リビング×小上がり和室で心地よく暮らす家」

ご家族4人がのびのびと、そして快適に過ごせる工夫が随所に散りばめられた一棟。

■光と風を感じる「2階リビング」の開放感

まず一番の見どころは、勾配天井と大きな窓が織りなす開放的な2階リビングです。

視線が抜けるのびやかな空間は、明るい陽光をたっぷりと取り込み、家族が自然と集まりたくなる心地よさを実現しています。

天井にはホワイトオークの羽目板をあしらい、見上げても木のぬくもりを感じられる優しいデザインに仕上がりました。

■暮らしを豊かにする「小上がり和室」と「自然素材」 リビングの一角には、掘りごたつ式のカウンターを備えた小上がりの畳コーナーを設けました。 ちょっとした作業スペースとしてはもちろん、ごろんと横になってくつろいだり、洗濯物をたたんだりと、多目的に使える万能な空間です。 床材には北海道産のナラ、壁には調湿効果のある漆喰(しっくい)を採用。自然素材ならではの清々しい空気が、住まい全体を優しく包み込みます。

■デザインだけではない、最高水準の「住宅性能」

デザインの美しさもさることながら、特筆すべきはその「性能」です。

UA値0.38、C値0.17という、当社でも過去最高水準の数値を記録しました。

「夏は涼しく、冬は暖かい」。この目に見えない快適さが、日々の暮らしの質を大きく高めてくれます。

断熱・気密にこだわり抜いたSOLE LIVINGの設計力が、省エネで健やかな毎日をお約束します。

■家事ラク動線と思い出の刻印

毎日の家事を助ける工夫も満載です。

洗う・干す・たたむが完結するランドリールームは、漆喰の効果で部屋干しもカラッと快適。

さらに、パントリーの壁にはご家族の手形を残し、家づくりの思い出を形にしました。

これからの家づくりにおいて、「デザイン」「性能」「暮らしやすさ」の全てを妥協したくない方に、ぜひご覧いただきたい実例です。 写真満載の施工事例ページをぜひ覗いてみてください。

▼詳細な施工写真はこちらからご覧いただけます

SOLE LIVINGでは、お客様一組一組のライフスタイルに寄り添った家づくりをご提案しております。

「こんな暮らしがしたい」という想いを、ぜひ私たちにお聞かせください。

モデルハウスや見学会でお会いできることを楽しみにしております。

No.6948

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