秋の夜長は、天井の照明をひとつ消してみる

日が落ちるのが、ずいぶん早くなりました。夕方の5時を過ぎると、もう部屋の明かりをつける時間です。

菊池です。

秋の夜長という言葉があるように、これからの季節は、家で過ごす夜の時間が長くなります。そこで一度試していただきたいのが、天井の照明をひとつ消して、低い位置の明かりだけで過ごしてみることです。

日本の住まいは、天井の真ん中にひとつ大きな照明をつけて、部屋全体を明るく照らす形が多いと思います。勉強や家事をするには便利です。ただ、くつろぐ時間にまで、昼間のような明るさが必要かというと、そうでもない気がしています。

夕方の光を思い浮かべると、分かりやすいかもしれません。日が傾くと、光は低い位置から横に差し込み、色もだんだん暖かくなっていきます。人の体は、その変化を感じて、少しずつ休む準備をしているのだと思います。夜も天井から白い光を浴び続けていると、どこか落ち着かないのは、そのためではないでしょうか。

試し方は簡単です。ソファの横にフロアランプをひとつ、棚の上に小さなランプをひとつ。明かりを一か所に集めず、部屋のあちこちに散らすように置くと、暗さが心地よい陰影に変わります。電球は、少し黄色みのある暖かい色がおすすめです。

家づくりのご相談でも、照明は後回しにされやすいところです。けれど、どこに、どの高さで、どんな色の明かりを置くかで、同じ部屋でも夜の表情はまったく違ってきます。コンセントの位置ひとつで、置ける照明も変わってきます。

今夜は、少しだけ暗めの部屋で過ごしてみませんか。

それでは、また。

No.7276

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