家づくりコラムより <新築一戸建てで注意するポイント>
家造りでは、「インテリア」のことも忘れてはいけません。
インテリアとは、カーテンやカーペット、ソファや壁時計といった室内装飾品のことです。
例えば、カーテンには「日差しを遮る」、カーペットには「床の上に敷く」といったそれぞれの役割ありますが、同時に装飾品として室内に彩りを添える役割も果たしています。
動かしにくいインテリアは、あらかじめ置き場所を考えておこう
「インテリアづくり」は、家造りの一環として同時に進めていかなくてはなりません。
このように言うと、「家ができていないうちから、装飾について考える必要があるの?」、「住まいができてからゆっくり選びたいんだけど…」というふうに考える方もいるかと思います。
家ができる前に全てのインテリアについて検討を行っておく必要はありませんが、一部のインテリアは住まいの設計段階からどのようなものにするのか決めておかなくてはならない部分もあります。
例として、カーテンについて考えてみましょう。
カーテンを設置する箇所には、カーテンレールを取り付けることになりますが、カーテンレールを取り付けるのと同じ場所にエアコンを取り付けることになってしまったとしたらどうでしょうか?それぞれが競合してしまい、本来取り付けたかった位置にカーテンを設置することができなくなるということも考えられるのです。
小さく、動かしやすいものは後で選んでもOK
このように、インテリアの中でも比較的大型で設置箇所の限られるカーテン、ソファ、カーペット、壁時計といったものについては、事前にどういった形で設置するか決めておき、家造りの計画にそれを盛り込めるようにしておいたほうがいいでしょう。
一方で、「後から選んでも構わない」インテリアも存在します。小型のデスクやクッション、収納などがそれにあたります。
これらに共通するのは、「大きさが小さく、移動が容易である」という点です。
「大きく、設置箇所が限られるものは事前に、小さく、移動しやすいものは後で」と頭のなかにいれておけば混乱せずに「インテリアづくり」を進めることができます。
インテリアコーディネーターに相談に行こう
住宅ができる前にインテリアを考えるとなると、問題になるのが「自分のイメージをいかに形にするか?」という点です。
「北欧風がいい」、「落ち着けるリビングにしたい」といった漠然としたイメージがあったとしても、どのようにすればそれを実現できるのかわかっていなくては形にすることはできません。
そして「イメージを形にする」などということは、「デザインの専門家」でもなければなかなか困難です。
そんなときはそのままストレートに、「デザインの専門家」に頼ることを考えましょう。
インテリアのことなら、インテリアデザイナーに聞くのが一番の近道です。
「インテリアデザイナーに相談に行く」というと、いきなり敷居が上がってしまう感じがしますが、実際はそれほど難しいことではありません。
実は、住宅展示場の中にはインテリアデザイナーが常駐しており、「インテリアづくり」の相談に乗ってくれるところもあるのです。
別にインテリアデザイナーを探してわざわざ相談に行かなくても、住宅展示場を訪れるだけでプロの意見を聞くことができるというわけです。
しかも、モデルハウスを見ながら説明してもらうこともできるので、実物を元にイメージを確認することもできます。
「インテリアづくり」で悩んでいる方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
それでは、また。