「建物100年サポート」の100年に込めたもの

日曜日の朝は、少しゆっくり時間が流れる気がします。今日は、わたしたちの仕事の名前について書いてみます。

菊池です。

わたしたちには「建物100年サポート」という取り組みがあります。お引き渡しのあとの定期点検やメンテナンスを受け持つ仕事です。以前は「営繕」と呼んでいましたが、今はこの名前で呼んでいます。

「100年」と聞くと、大げさに感じる方もいるかもしれません。人がひとつの家に住む時間は、数十年ほどです。それでも100年とつけたのは、わたしたちが建てた建物も含めて、築100年まで持たせたいと考えているからです。そして、そのあいだずっと、ご縁を続けていきたい。この名前には、その両方を込めています。

家を建てるまでの打ち合わせは、多くは1年ほどです。そのあと、家で暮らす時間は何十年も続きます。子どもが生まれ、大きくなり、やがて家を出ていく。親と一緒に暮らすことになる。家族のかたちが変わるたびに、家にも手を入れる時期がやってきます。建てたあとの時間のほうが、ずっと長いのです。

だから、お引き渡しの日は終わりではなく、お付き合いの始まりだと考えています。定期的に伺って、小さな傷みのうちに見つける。暮らしのなかで出てきた困りごとに、気軽に声をかけてもらえる。その積み重ねの先に、次の世代へ引き継げる家があるのだと思っています。

もちろん、100年先のことは、わたしにも見えません。ただ、今日の点検や、今日の小さな修繕が、その家の100年につながっていく。そう思って現場に向かうと、ひとつひとつの仕事の意味が、少し違って見えてきます。

家の時間が、住む人の時間よりも長く続きますように。

それでは、また。

No.7278

★LINE登録はこちらです★

こちらの記事もオススメです