ビーズを通す、五分間

今日は相模原で、親子で参加していただけるワークショップを開催しました。お気に入りのビーズを選んで、キーストラップをつくるという内容です。

菊池です。

建設会社がなぜビーズなのか、と思われるかもしれません。家を建てる会社なんだから、木を削るとか、そういうことをやるべきとか。

ただ、何度かこういうイベントを開催していくうちに考えが変わりました。小さなお子さんが、たくさんの中からひとつを選んで、糸を通して、うまくいかなくてやり直して、最後に自分の手の中に何かが残る。あの一連の時間が、家づくりの現場で職人がやっていることと、実はそんなに違わないんです。選ぶ、決める、手を動かす、直す。順番が同じなんですね。

そして、親御さんが横で「そっちのほうがいいんじゃない」と言いたいのを我慢しているのを見るのも、なかなか良いものです。家づくりでもまったく同じ場面があります。ご主人と奥様で意見が割れて、わたしたちが間に立つ。あのとき最後に決めるのは、やっぱりご自身なんです。

わたしたちは「応援団」という形で、お引き渡しのあともご家族とのお付き合いを続けています。10,000人という数字を掲げていますが、これは会員数を集めたいという話ではありません。困ったときに思い出してもらえる相手が地域に一社あるという状態をつくりたい、ということです。

そのためには、工事以外の日に会っている必要があります。屋根の話しかしない相手には、電球ひとつのことでは電話しづらいでしょう。ビーズの日に一度会っていれば、その電話が少し楽になる。ワークショップをやっている理由は、たぶんそれくらいのことなんだと思います。

今日ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。会場でお子さんが選んだビーズの色、ぜひご家族で覚えておいてあげてください。何年か経って見返すと、なかなか面白いものですよ。

それでは、また。

No.7228

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