
朝晩に少しだけ風が変わってきましたが、これから本番を迎えるもの台風です。
菊池です。
毎年この時期になると、九月の大きな雨のあとに「天井にシミが出た」というご連絡をいただく場合があります。そして現地に伺うと、原因が台風そのものではないことが少なくありません。もともと詰まりかけていた、外れかけていた、切れていた。そこに強い雨と風が来て、限界を超えた。順番としては、そういうことが多いんです。
そこで、雨が降る前に一度だけ上を見ていただきたいと思っています。難しい点検の話ではありません。地上から見上げてわかることが、意外とあります。
まずは雨樋です。夏のあいだに落ち葉や砂が溜まって、水が流れきらなくなっている家は本当に多い。雨の日に樋の途中から水が滝のようにこぼれていたら、そこが詰まっています。次にバルコニーの排水口。ここは目線の高さで確認できますから、落ち葉やほこりを取り除くだけで、かなり違います。
それから外壁の目地です。指で押してみて、ゴムが硬くなっていたり、細く切れていたりしたら、そろそろ手を入れる時期です。屋根については、棟の板金を留めているビスが浮いて、金物が少し波打って見えることがあります。双眼鏡やスマートフォンのカメラで拡大して見る程度にしてください。ご自身で屋根に上がるのだけは、本当にやめていただきたいです。毎年、その事故の話を聞きます。
そしてもうひとつお願いしたいのが、記録を残すことです。日付を入れて写真を撮っておく。それだけで、次に何かあったときに「前からこうだったのか」「この一年で進んだのか」が判断できます。わたしたちが建物100年サポートで点検の記録を蓄積しているのも、理由は同じです。一回の点検は、その日の状態しかわかりません。二回目からが診断になります。
見上げてみて気になるところがあれば、遠慮なくご連絡ください。降ってからだと、どうしても応急処置が先になってしまいますので。
それでは、また。
No.7218
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