敷地に立って、見ているもの

今日は暦のうえでは処暑にあたるそうです。暑さが少しずつおさまっていく頃、という意味だと聞きました。実際にはまだしばらく続きそうですが、日の入りは確実に早くなってきました。

菊池です。

この季節になると、土地探しのご相談が増えます。秋から動いて、来年の春に着工したいという方が多いためです。それで、お客様と一緒に候補地を見に行く機会が続いています。

土地を見に行くとき、わたしが何を見ているか、少しだけ書いてみます。

まず、前面道路です。幅と、そこがどちらを向いているか。道路の向きは、日当たりだけでなく、駐車のしやすさや玄関の置き場所まで決めてしまいます。次に隣の家の窓の位置。ここを確認しておかないと、リビングの大きな窓が、お隣の浴室と向き合う設計になりかねません。

それから高低差です。道路より敷地が高い、あるいは低いというのは、そのまま工事費に効いてきます。擁壁がある場合は、その状態も見ます。あわせて、雨のときに水がどちらへ流れるかも想像します。まわりより低い土地は、地図の上では判断できません。

電柱と引込みの位置も確認します。地味ですが、あとから「ここに電線が来るとは思わなかった」となることがあるので。

そして、これがいちばんおすすめなのですが、同じ土地に二回行ってみてください。朝と、夕方です。時間帯が変わると、日の入り方も、人や車の通り方も、聞こえてくる音もまったく違います。一回だけの印象で決めてしまうのは、少しもったいない。

最後に、これは設計の話になりますが、土地は単体では評価しきれないと思っています。少し狭くても、少し変形していても、そこに入る間取りが良ければいい土地です。逆もあります。ですから候補が絞れてきたら、契約の前にご一報ください。図面を一枚描いてみるだけで、判断材料はずいぶん増えます。

秋の空気になったら、また現地を歩きましょう。

それでは、また。

No.7222

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