家づくりの要望は、多いほど良いとは限らない。

家づくりを始めると、SNSや雑誌、住宅展示場などから多くの情報が入ってきます。見れば見るほど、「これも欲しい」「あれも取り入れたい」と要望が増えていくものです。

菊池です。

家づくりに夢や希望を持つことは、とても大切です。一方で、集めた要望をすべて盛り込もうとすると、予算が膨らむだけでなく、間取りやデザインの方向性がまとまりにくくなることがあります。

そんな時は、要望を減らすのではなく、理由を一段掘り下げてみると整理しやすくなります。

例えば、「広いリビングが欲しい」という希望があったとします。

その理由が、家族全員でテレビを見たいからなのか、子どもが遊ぶ場所を確保したいからなのか、友人を招きたいからなのかによって、必要な広さや空間のつくり方は変わります。

「収納を多くしたい」という要望も同じです。持ち物の量が多いのか、片付けやすい動線が欲しいのか、生活感を見せたくないのか。その目的が分かれば、単純に収納面積を増やす以外の答えが見つかる場合もあります。

家族の中でも、希望することはそれぞれ違います。

大切なのは、どちらかの要望を我慢することではなく、「なぜ、それが欲しいのか」を話し合うことだと思います。理由が分かれば、違う方法で双方の希望を満たせる可能性もあります。

SOLE LIVINGの家づくりでも、部屋数や設備の希望だけでなく、現在の暮らし方や休日の過ごし方、家の中で困っていることなどを伺います。

家づくりの目的は、希望項目を多く実現することではありません。そのご家族らしい暮らしを、無理のない予算で形にすることです。

要望が増えて迷った時は、「欲しいものの一覧」ではなく、「これから大切にしたい時間」を三つほど書き出してみてください。家づくりの優先順位が、少し見えやすくなると思います。

それでは、また。

No.7191

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