「庭はあとでいい」の、その先で

夏の朝、木の根元にホースで水をやっていると、乾いていた苔がすっと色を戻します。それだけのことなのですが、見ていて気持ちがいい。

今日は、いま開催している相談会のご案内をさせてください。

菊池です。

「【相模原・町田・八王子】庭と家を一緒に考える注文住宅相談会」

建物と庭を、最初から一緒に考えていきましょう、という個別相談会です。参加費は無料。土地がまだ決まっていない方も、建て替えをご検討中の方も、ご相談いただけます。

家づくりの打ち合わせは、どうしても建物から始まります。間取り、内装、設備。決めることが山ほどあって、庭や外構の話は「あとでいい」となりがちです。

ただ、その「あと」で困ることが、いくつかあります。

窓を開けたら、目の前がお隣の壁だった。庭のつもりで残した場所が、結局どこにも使えない空き地になった。自転車と物置の置き場を決めていなくて、玄関まわりが通りにくい。視線が気になってフェンスで囲ったら、景色まで閉じてしまった。

どれも、間取りが固まったあとでは直しようがありません。庭は、家の外に余った場所ではなく、景色と動線と、光や風の通り道そのものだからです。

わたしたちが大事にしているのは、建物と庭のそれぞれの役割を重ねることです。自然素材、断熱性能、動線、家族の居場所。これは建物側の話。風を通す、光を取り込む、湿気や熱を逃がす、四季を感じる。これは庭側の話。この二つが重なったところに、暮らしの心地よさが生まれます。

日本にはもともと、建築と庭を一緒に考える知恵がありました。派手さではなく、風や光や静けさが五感にやさしく届く空間。そういうものは、いまの住まいでもつくれるはずだと考えています。

相談会では、窓から見える景色のつくり方、光と風と視線を踏まえた配置、玄関や駐車場まわりの動線、中庭や坪庭の取り入れ方、そして建物と庭の予算バランスまで、まとめて整理していきます。豪華な庭をつくることが目的ではありません。最初から一緒に考えることで、かえって無駄のない計画になります。

具体的な計画がなくても大丈夫です。「どんな景色を眺めて暮らしたいか」。まずは、そこからお聞かせください。

会場は相模原市中央区矢部2-29-1、10時から17時まで。ご予約制ですので、イベントページからお申し込みください。

それでは、また。

No.7203

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