数字が苦手でも、大丈夫だと思える一冊

先日読んだこちらの書籍。

『「数値化」中毒 なぜ手段が目的に変わるのか』著者 小塩 真司 

タイトルだけ見ると、少し難しそうですし、「数字が苦手だから、自分には関係ないかな」と感じる人もいるかもしれません。
でも、実際に読んでみると、数字に強い人向けというより、数字との付き合い方を考えさせられる本だなと。

菊池です。

仕事をしていると、数字は必ず出てきます。
売上、件数、粗利、工期、回数、時間。
建設の仕事も例外ではなく、現場でも営業でも経営でも、何かしら数字と向き合います。
だからといって、数字が得意な人だけが仕事ができる訳ではない。
ここ、若い人にはぜひ知っておいてほしいなと思います。

この本で面白かったのは、数字は本来“見るための道具”なのに、気づくと数字を追うこと自体が目的になってしまう、という話でした。
これ、すごく分かるんですよね。
件数を追う。
時間を詰める。
進捗率を上げる。
どれも大事なんですが、それを達成することだけが目的になると、本来見ていたはずの中身が薄くなる。
つまり、数字が悪いのではなく、数字の使い方を間違えるとしんどくなるという話。

数字が苦手な若手社員に伝えたいのは、「全部を完璧に読めなくてもいい」という事。
まずは、何のための数字なのかを知ること。
売上を見るのも、件数を見るのも、現場の時間を見るのも、本来は仕事の中身を良くするため。
そこが分かると、数字は“責めてくるもの”ではなく、“助けてくれるもの”に変わってきます。

逆に、数字そのものを怖がりすぎると、見なくなってしまう。
でも見なくなると、今度は勘だけで動くことになって、もっと苦しくなる。
だから、数字は仲良くしなくてもいいけれど、逃げなくていい。
「これは何を見るための数字なんだろう?」と一回考えるだけで、だいぶ違います。

若手のうちは、数字に強い先輩を見ると、自分には無理だなと思うこともあるかもしれません。
でも、最初から“数字に強い人”なんてあまりいなくて、だいたいは少しずつ慣れていくものです。
大事なのは、数字に振り回されることではなく、数字の意味を考えられるようになること。
そこに気づけるだけでも、この本は十分読む価値があるなと思いました。

それでは、また。

No.7106

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