二つの世帯にとって最良の手段は?

先の大震災以降、家族の絆を重んじ二世帯生活にシフトする傾向が強い昨今。確かに、一緒に暮らすことで安心感が得られるし、なにより経済的なメリットが多いです。

しかし生活習慣の違いからくるストレスは“チリも積もれば山となる”。特に毎日の暮らしの根本である食生活は、双方の世帯の生活リズムの違いがハッキリと表れる部分です。自分たちの食生活をキープしつつ、気兼ねなく大家族暮らしを楽しむにはどうしたらいいでしょうか?

子世帯の妻側の両親との生活だと、母娘の関係ですから「味が濃い薄い」等の問題は起きにくいと言われています。しかしお互いに気を使わない分、遠慮も無いので、口喧嘩など小さなトラブルが頻発する傾向にあります。夫側の両親との生活では、それこそ多くの相違点に困惑しストレスが溜まりかねません。

完全同居型の二世帯生活に起こりうる、食事にまつわるトラブルを想定してみましょう。年代によって生活習慣が違いますから、まず食事の時間帯、そして献立の内容もズレが生じるでしょう。

キッチンの使い方にもトラブルの種はあちこちにあります。調理をする時に出る音や匂い、話し声……挙げたらキリがありません。冷蔵庫の使い方には性格が表れますから、これもトラブルの原因としてその割合も大きく占めます。食生活は“生きて行く”ための基本です。譲れない部分も多いでしょうし、相手に合わせていればストレスは溜まる一方です。

これらを未然に防ぐ抜本的な方法としては完全分離型の二世帯住宅にして、それぞれ専有のキッチンで食生活をキープすることです。そして誕生日などの記念日に、はどちらかのキッチンに集合して大家族の食卓を楽しむというのも、円満に暮らしていく小ワザですね。

予算やスペースの関係で二つのキッチンを設けることが難しい場合は、メインキッチンとサブキッチンを使い分けるという方法もあります。

人数の少ない親世帯にはサブキッチンを設け朝食などはそちらで済ませてもらい、夕食は子世帯と一緒にメインキッチンで取るいう方法です。成長期の子供がいてキッチンの使用頻度が高い場合は、逆に子世帯にサブキッチンを設けるのも有効です。親世帯に気兼ねなく、時間帯を気にせず台所仕事を済ませられます。

お茶を沸かしたり簡単な朝食を作ったりという程度なら、幅90~150㎝前後のユニットキッチンで十分です。ワンルームマンション等によく使われるのと同様のタイプで、流し、一口コンロ、換気扇、食器棚がついたコンパクトな物がおすすめです。コンロについては、ガス・電気ヒーター・IHなどの中から選べる仕様のものがほとんどのメーカーから出ています。

それよりさらに大きく、朝食や昼食などの日常使いにも対応できるのが幅165〜210㎝のタイプ。システムキッチンのコンパクト版と考えてよいでしょう。コンロは基本的に二口。他に食器洗い機や浄水器などもオプションでつけられます。例えば195㎝幅のユニットに60㎝幅の冷蔵庫を置けばちょうど一間半(約270㎝)の壁に収まります。

育った環境の違う家族が顔を付き合わせればトラブルやストレスが生じるのは必至。でもそれらに悩まされる前に回避することができるなら、やれるべきことはやるべきです。専有のキッチンで心身ともに豊かな食生活を送り、大家族生活ならではの幸せを実感しましょう。

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