自分事で考えた事

 

本日OFF日。

週末少年野球2日目は、AMは全国大会に繋がる地域予選2回戦を、PMは神奈川県某所に遠征し、私設大会のリーグ戦1試合を。

サクラの季節になると、様々なジャンルで開始やら開幕やら、スタートやらと、超ポジティブなワードが乱立する時期。

この子達も、まさに学童野球の世界では「本番スタート」というワードがピッタリの季節になりました。

高校野球の様に、目標は甲子園1点!という分かり易いロードマップでは無いのが、学童野球のある意味オモシロいところ。

勿論、目標となる大会の優先順位はあるものの、複数の大会がラップしながら進行して行くケースが多いので、季節や月次という時間軸の管理ではなく、極端に言えばAM/PMでそれぞれ進行して行く大会の管理が必要とされる世界だったりするので、僕も長男が学童野球を始めたばかりの時は、「今日は何の大会だっけ!?」みたいな会話が暫く続きましたわσ(^_^;)

これが次第に慣れてくると、頭の中で大会の進行マップが描けるようになるので、これはこれで、他の保護者の方々との会話に幅が増すので、楽しみが増えたりと(^ε^)♪

「あっちの大会より、こっちの大会の方が・・・」とか、「こっちで勝ち進むと、あっちの大会は出れるのかな??」とか。

結果、それらの不安や期待の決定権者は、全てチームの監督が下されるので、何を話しても噂話レベルなんですがσ(^_^;)

この噂話も、また学童野球のスタンドの世界では楽しかったりするんです\(^_^)/

菊池です。

さてさて、という事でAMの地域予選での話ですが、試合内容・結果共に、稀なケースだったので、個人的に思うところが。

選手が全員小学生という事もあり、時と場合によっては、それぞれのチームの間に、主に技術的な差が顕著に表れる場合があります。

学童野球に限っての事ではありませんが、差があるという事に留まるレベルであれば普通の話ですが、その想像を大きく上回った場合、色々な見解が出てきます。

一般的な野球の試合が成立したと認識できる得点差の場合が、スコアだけ見たら何の競技か分からないぐらいに、得点差が乖離した試合の場合、その試合を観ている側の思考や感情等も色々。

例えば、「そこまでやらなくても・・・」とか、「何でこのレベルで出場してきたのか・・・」とか、あくまで想像と妄想ですが(T▽T;)

しかも学童野球の試合の場合、試合時間の制限はあるものの、それ以外は普通に野球のルールと一緒なので、最低限の攻撃機会と守備機会をこなさないと試合終了とはなりません。

90分という試合時間が決められているものの、3回(イニング)を終了しない限りゲームセットにはならないルール。

今回は、3回が終了した時点でゲームセットになる得点差だったのですが、その3回の攻撃機会が中々終了とならないというケース。

流石にどうやっても、この得点差をひっくり返すというのは現実的でなはいというのが誰の目から見ても理解できるので、お相手のベンチからの子供達に送られる指示や声援は、「試合を諦めるな」ではなく、「元気出して行こう」「声を掛けて行こう」という内容だったので、個人的には正しい声掛けの一つかなと。

そういう状況下において、リードしているチームの選手は勿論、指揮官の対峙の仕方、考え方を、自分事で考えた場合、どうにもこうにも攻撃が終わらない(相手チームがアウトを取れない)状況下において、試合を成立させる為の手段として、どうするのが良いのかと。

大人の事情や思考からすれば、当たり前にチームとしての次の予定もあれば、同会場で次の試合を予定している各チームの都合もあるので、色々とネガティブな発想をされる方が居ても不思議ではなく。

という状況下において、取るべき手段として選択したのは、1アウト後だったので、続く2人のバッターに全ての投球に関して見送るという手段。

しかし、ただ何となく、投げて来たボールを見送るのではなく、しっかりバッターとしてタイミングを取り、打撃姿勢に入った状態で投球されたボールを見送るという事。

あの場面をスタンドで観ていて、個人的にですが、最も最良な手段だったなと。

結果、アウトを謙譲するという行為ではありますが、謙譲の仕方が投球されたボール全てをスイングして最速で三振する、打った後にバッターが一塁ベースまで駆抜けない、全力で走らないという手段ではなくです。

ストライクと見極めてはいるが、スイングはせずにタイミングを計る、決してボール球には手を出さないという姿勢ですので、結果として相手の投手がストライクを投げられなければ、永遠に攻撃は終わらないという事です。

言わば、そこも真剣勝負をするという事が、どんな相手であっても全力で向き合う、お互い全力で挑むという姿勢の表れかと。

技術や体力的に差があるとは言え、同じ小学生で野球が好きで試合に勝ちたいと思ってこの日を迎えた子供達です。

お互いの子供達はゲームセットまで、真剣勝負をするという事は欠かせないよなと。

練習試合であれば、「この辺で・・・」という決断を、両チームの責任者との間でする事も可能かと思いますが、今回は地区予選という公式大会の場。

賛否両論あるかもしれない場面ではありましたが、僕が仮にその試合の監督だったとしても、同じ選択をしたかなと思います。

仮に単純に文章にすれば、決着は付いている試合とは言え、試合を終わらせられないので、うちのバッターに全球見送らせて試合を終わらせた、となるんでしょうけど、そこにはもう少し丁寧な翻訳が要るかと。

結果的に、あの最終回の場面で、投手はキッチリとストライクゾーンへ投げ込めたので、バッターを三振に取れた訳で、バッターはボール判定とされた投球には手を出さず、キッチリと指示通りに打撃姿勢を取りながら見送れたという事実は、少なくとも、うちの下のチビには必要な翻訳です(゚_゚i)

こういう事は、何処にも正解はないというのが、正解だとは思いますが、自分事で考えるべき良い場面でしたので、備忘録的にσ(^_^;)

画像は、試合後に自グラウンドに戻って、昼食後の一コマ。

持論ですが、友人・知人と良好な関係性である事の象徴を感じる横一列という態勢。

BARのカウンター席で話をするのは、同じ価値観や感性を持った友人・知人だったりしますので、この子達も価値観や感性とは言いませんが、ベクトルは同じなんだと思います(^ε^)♪

それでは、また。

No.5642
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