
2月度の課題図書。
「成長する会社の朝礼~組織が変わる212の言葉【上巻】」著者 小山 昇
企業経営における「朝礼」というものが、単なる情報共有の場にとどまらず、組織の成長を促す重要な仕組みであることを改めて実感できた。
本書は、単なる理論書ではなく、実際に業績向上を果たしてきた経営者の経験をもとにした具体的な実践ノウハウが詰め込まれてる。
そのため、経営者はもちろんのこと、チームリーダーや管理職にとっても実用的な一冊かと。
本書の中で特に印象的だったのは、朝礼の目的を「社員の意識を揃えること」に置いている点。
単に毎朝決まった時間に集まって挨拶を交わすのではなく、会社の理念や方針を徹底し、組織全体の価値観を統一するための重要な時間として活用することが推奨されている。
これにより、社員一人ひとりが「自分が会社の一員である」という意識を強め、日々の業務に対する姿勢が変わる可能性があると。
また、具体的な朝礼の進め方についても詳細に解説されており、実際に導入する際の参考になります。
例えば、「成功事例の共有」「リーダーによる短いスピーチ」「社員同士のフィードバック」といった要素を組み込むことで、単調になりがちな朝礼が活気のある場に変わるという点は、実践できるアイデアです。
さらに、社員のモチベーションを高めるための言葉選びや、リーダーとしての姿勢についても言及されており、経営者やマネージャーにとっては参考になります。
本書を読み進めるうちに、改めて「組織文化の醸成には継続的な取り組みが不可欠である」ことを感じられる。
また、本書には212もの具体的な言葉が紹介されており、日々の朝礼で活用することで、社員の意識改革につなげることができる点も有効です。
経営者や管理職が、会社の組織力を高めるためのヒントも数多く得られるかと。
一方で、一般社員にとっても、朝礼を「単なる業務の一環」として捉えるのではなく、「自己成長の機会」として活用する視点を持つことができるかもしれない。
本書を読んだことで、朝礼の本来の意義を再認識し、より効果的な運用方法についてに気づきや、今後、組織の成長を目指す企業にとって、朝礼のあり方を見直し、社員が主体的に参加できる環境が整えられたら、未来は変わる可能性も大アリかと思います。
それでは、また。
No.6688
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