直す前に、暮らしを考え直す|矢部 リノベーション相談会

「この家、どこまで手を入れたらいいんだろう」。長く住んできた家や、これから買おうとしている中古の家を前に、そんなふうに迷う方は多いと思います。

菊池です。

今日はご案内です。SOLE LIVING 相模原スタジオ(相模原市中央区矢部2-29-1)で、「暮らしを豊かにする リノベーション相談会」を開いています。時間は10時から17時まで。予約ページのカレンダーから、ご都合のよい日時を選んでいただけます。

リノベーションというと、古くなったところを新しくする工事だと思われがちです。わたしたちは、少し違う考え方をしています。傷んだところを直すだけで終わらせず、その家でこれからどう暮らしたいのかを、一から考え直す。注文住宅で、お客様の暮らしに向き合ってきたからこそ、そこを大事にしたいと思っています。

相談会では、担当のプランナーがまとめてお話を伺います。資金計画や物件探しのアドバイス、暮らしのヒアリング、間取りのご提案まで。古くても良い素材は残しながら、断熱や耐震といった性能を上げていく方法も、一緒に考えます。内装には、無垢材や珪藻土、漆喰、タイルといった天然由来の素材を使っています。

ご相談を受けていて大事だと感じるのは、「何から手をつけるか」の順番が見えてくることです。全部を一度に変えなくてもいい。残すもの、変えるもの、後回しにしていいもの。それが整理できるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。住まい探しの段階からご相談いただけるので、物件を選ぶときの相談相手としても使っていただけたらと思います。

会場の隣にはモデルハウスがあり、自然素材の家を実際に見ていただけます。写真や図面だけでは分かりにくいところを、確かめていただける機会です。お申し込みはソールリビングのイベントページから承っています。お電話(0120-704-991)でのお問い合わせもどうぞ。

暮らしをどう変えたいか、一緒に考えるところから始めませんか。まずはお気軽にご予約ください。

それでは、また。

No.7274

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網戸をしまう前に、サッシのレールを見ておく

朝晩の空気がひんやりしてきて、窓を開けたままにする時間が少しずつ短くなってきました。網戸の出番も、そろそろ終わりです。

菊池です。

この時期に一度見ていただきたいのが、サッシのレールです。夏のあいだ窓を開け閉めしていると、レールの溝には砂ぼこりや虫、細かな落ち葉がたまっていきます。普段は目に入りにくい場所なので、気づいたときには黒い筋になっていることも少なくありません。

レールの汚れは、見た目だけの問題ではないと思っています。窓の下には戸車という小さな車輪がついていて、レールの上を転がって動いています。そこに砂をかんだまま開け閉めを続けると、戸車がすり減り、窓が重くなったり、ゴロゴロと音がしたりするようになります。

もうひとつは、すきま風です。窓は、閉めたときにぴたりと合うことで、外の冷たい空気を止めています。レールにごみがたまっていたり、戸車が傷んで窓が少し傾いていたりすると、そのわずかなすき間から冷気が入ってきます。冬に「この窓のあたりだけ寒い」と感じる原因が、実はレールだったりします。

掃除はむずかしくありません。掃除機で大きなごみを吸い取り、溝の角は古い歯ブラシでかき出す。最後に固くしぼった布で拭けば十分です。網戸を外して片づける方は、そのついでに網戸のレールも見ておくと、来年の初夏が少し楽になります。

掃除をしても窓が重い、音がする、鍵がかかりにくい。そういうときは、戸車の調整や交換で直ることがあります。

窓を閉め切る季節の前に、足元のレールをのぞいてみてください。

それでは、また。

No.7273

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スポーツの日に、玄関に入りきらない道具のこと

今日はスポーツの日です。この連休、家族で体を動かしに出かけたという方も多いのではないでしょうか。

菊池です。

住まいのご相談で、意外に多く聞くお悩みがあります。玄関に、外で使う道具があふれてしまうことです。子どもの自転車やボール、野球やサッカーの道具、キャンプ用品。家族が増えて、趣味が広がるほど、少しずつ玄関の床が見えなくなっていきます。

こうした道具の収納を考えるとき、つい「どれだけ入るか」という量から考えがちです。もちろん量も大事ですが、それよりも効いてくるのが、出し入れのしやすさだと感じています。帰ってきてすぐ戻せるか、濡れたり泥がついたりしたままでも置けるか。ここがうまくいかないと、どんなに広い収納を作っても、結局は玄関の床に置きっぱなしになってしまいます。

そこで、わたしたちがよくご提案するのが、玄関に続く土間の収納です。靴を脱がずにそのまま入れて、汚れた道具も気にせず置ける。壁に棚やフックを付けておけば、ボールやヘルメットのように形のばらばらなものも、それぞれの場所に戻しやすくなります。自転車やベビーカーを置くなら、扉の幅や段差にも気を配ります。

大切なのは、何をどれくらい持っているかを、最初に一緒に確かめることです。今使っている道具を書き出してみると、思っていたより長いものや、乾かす場所が必要なものが見えてきます。図面の上で収納の広さを決めるのは、そのあとで十分です。

道具が片づくと、休日に出かけるまでの準備も、帰ってきたあとの片づけも、ぐっと楽になります。

連休最終日、玄関の道具を一度並べてみるのもいいかもしれません。

それでは、また。

No.7272

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秋の夕方、家に帰ってほっとする理由

気がつけば、夕方5時半を過ぎると、外がすっかり暗くなるようになりました。日が短くなると、家に帰る時間の景色も変わってきます。

菊池です。

お客様と家づくりの話をしていると、「帰ってきたときに、ほっとできる家にしたい」というご要望をよくいただきます。とても大事なことだと思う一方で、その「ほっとする」が何から来ているのかは、ご本人も言葉にしにくいようです。

わたしなりに考えてみると、それは玄関を開けた最初の数秒で決まっているような気がします。外から見える明かりの色、扉を開けたときのにおい、家の中から聞こえてくる音。どれも小さなことですが、一日の終わりに、体がまず受け取るものです。

たとえば明かり。秋の夕方は、暗くなってから家に入ることが多くなります。そのときに真っ白な光よりも、少し温かい色の光が迎えてくれると、気持ちがゆるむという方は多いのではないでしょうか。玄関に入ってすぐ、木の床や壁の質感が目に入ることも、同じように効いていると感じています。

においも見逃せません。無垢材や漆喰のような自然素材の家では、帰ったときにふっと木の香りがする、というお話をよく伺います。毎日のことなので、住んでいる方は慣れてしまうのですが、旅行から戻った日などに、あらためて気づかれるそうです。

間取りや性能の打ち合わせでは、どうしても数字や図面が中心になります。ただ、暮らしの満足を左右するのは、こうした数字にしにくい部分だったりします。家づくりではなく、暮らしづくり。玄関の一歩目は、その象徴のような場所だと思っています。

連休の夕方、ご自宅の玄関を少しだけ意識して開けてみてください。

それでは、また。

No.7271

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職人さんが道具を手入れする時間が好きです

今日から3連休という方も多いと思います。秋晴れが続くと、現場の仕事もはかどる季節です。

菊池です。

現場を回っていて、わたしが好きな時間があります。一日の作業が終わったあと、職人さんが道具の手入れをしている時間です。のみやかんなの刃を研ぎ、汚れを拭き取り、決まった場所へ戻していく。その日の仕事はもう終わっているのに、黙々と手を動かしています。

見ていて思うのは、明日の仕事は、今日の手入れで決まっているということです。刃が切れなければ、木の面はきれいに仕上がりません。無理に力を入れれば、寸法も狂います。だからこそ、仕事の前ではなく、仕事のあとに整えておく。特別なことではなく、毎日の決まりごとのように淡々と続けている姿に、いつも背筋が伸びる思いがします。

道具の手入れは、お客様の目に触れることはまずありません。完成した家を見ても、そこに何時間かけたかは分かりません。それでも、柱の面の通り方や、建具のすっと閉まる感触には、そうした時間が出ていると思っています。

これは、わたしたちの仕事全体にも言えることだと感じています。図面を何度も見直すこと、段取りを前日のうちに確かめておくこと。誰も見ていない準備の積み重ねが、引き渡しの日の家のかたちになります。地元で長く仕事を続けてこられたのは、そういう人たちに支えられてきたからだと思います。

連休中も、どこかの作業場で道具を研いでいる人がいるかもしれません。

皆さんも、よい連休をお過ごしください。

それでは、また。

No.7270

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手すりの高さは、使う人の背丈で変わってくる

秋になり、外を散歩する方の姿を見かけることが増えました。歩きやすい季節は、足元や手元の支えについて考えるのにも、いい時期だと思っています。

菊池です。

わたしたちは住宅のほかに、工場や事務所、福祉施設といった建物も手がけています。社内では特殊建築と呼んでいる仕事です。今日は、福祉施設の仕事で手すりを付けるときに考えていることを書いてみます。

手すりの高さには、目安になる寸法があります。床から何センチくらい、という数字です。設計はまず、その数字から始めます。ただ、実際の現場では、それだけで決めきれないことがよくあります。

使う方の背丈は、一人ひとり違います。腰を少しかがめて歩く方もいれば、杖を使う方もいます。車いすから立ち上がるときに、つかまる場所が欲しい方もいます。同じ廊下でも、どなたがいちばんよく通るのかによって、ちょうどいい高さは数センチ変わってきます。数センチと聞くと小さな差に思えますが、毎日何度も握るものなので、その差がそのまま歩きやすさにつながります。

ですから、打ち合わせでは、図面と同じくらい、ふだんの様子を伺うようにしています。どこで立ち止まることが多いのか、どちらの手で支えているのか。職員の方が見ている日々の動きのほうが、図面よりずっと多くのことを教えてくれます。

これは、住宅でもまったく同じです。手すりを付けるなら、家族の誰のためのものか、その人がどこで、どんなふうにつかまるのか。そこを先に確かめておくと、付けたのに使われない手すりを減らせると考えています。

建物の大小にかかわらず、使う方の目線で考える。それが、わたしたちの仕事の基本です。

それでは、また。

No.7269

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寒露のころ、暖房を本格的に使う前にしておくこと

今日は二十四節気の寒露です。草木に降りる露が冷たく感じられるころ、という意味だそうで、朝晩の空気がはっきりと変わってきました。

菊池です。

毎年この時期を過ぎると、「暖房をつけたら動かない」「変なにおいがする」といったご連絡が少しずつ増えてきます。夏の冷房から数週間休ませていたエアコンを、寒くなった朝にいきなり暖房で動かす。そこで初めて不具合に気づく、という流れが多いように感じています。

本格的に寒くなる前に、みっつだけ見ておいていただけると安心です。ひとつめは、フィルターです。夏の間に吸い込んだほこりが、思っている以上にたまっています。目詰まりしたままだと、暖まりにくいうえに電気代もかさみます。外して、掃除機でほこりを吸い、汚れがひどければ水洗いしてよく乾かす。これだけで効きが変わることがあります。

ふたつめは、試運転です。暖かい日の昼間に、暖房で十分ほど動かしてみてください。温風がきちんと出るか、いつもと違う音やにおいがしないか。不具合があっても、まだ寒くない時期なら落ち着いて対応できます。真冬に入ると修理の依頼が重なり、日にちがかかることもあります。

みっつめは、室外機のまわりです。夏の間に置いた鉢植えや物が、吹き出し口をふさいでいないか。これから落ち葉が吹き寄せられることもあるので、まわりを少し空けておくと安心です。

寒い朝に慌てないための、小さな準備。暖かい昼のうちに済ませておくのがおすすめです。

動きがおかしいなと感じたら、無理に使い続けずにご相談ください。

それでは、また。

No.7268

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植物のかたちを、手のひらに写し取る10月18日 ボタニカルオブジェづくり

朝晩が涼しくなって、窓を開けていても気持ちのいい季節になりました。外を歩くと、草木の香りが夏とは少し違って感じられます。

菊池です。

今日はご案内です。

10月18日(日)に、SOLE LIVING 相模原スタジオ(相模原市中央区矢部)で、「香りも楽しめるボタニカルオブジェづくり」のワークショップを開きます。時間は10時から12時30分まで。アロマのミニスプレーも付いています。

使うのは、石膏と、環境改善水(光触媒)、それからアロマです。石膏で植物の表情を写し取り、ひとつのオブジェに仕上げます。制作カラーは、赤系または青系です。完成したオブジェとアロマミニスプレーは、そのままお持ち帰りいただけます。

わたしたちは、家のことを「性能」と「素材」の両方から考えるようにしています。数字で比べられる性能はもちろん大事です。ただ、毎日の居心地を決めているのは、手ざわりや香りのような、数字にしにくいところだったりします。暮らしのなかに、自分の手で作ったものをひとつ置いてみる。それだけで、部屋の見え方は少し変わるものです。

植物は、同じ種類でも一枚ずつ形が違います。どの葉を選び、どう並べるか。手を動かしているうちに、作る人それぞれの好みが出てきます。家づくりを考えている方にとっては、自分が何を心地よいと感じるのかを確かめる、小さなきっかけにもなると思っています。

定員は10名で、抽選になります。参加費は2,500円です。持ち物はエプロンです。お申し込みはソールリビングのイベントページから承っています。

秋の日曜の午前を、手を動かしながらのんびり過ごしてみませんか。

それでは、また。

No.7267

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落ち葉の季節の前に、雨どいを見上げる

街路樹の葉が、少しずつ色づき始めました。きれいな季節ですが、家にとっては落ち葉の季節の始まりでもあります。

菊池です。

秋から冬にかけて増えるご相談のひとつが、雨どいです。「雨の日に、軒先から滝のように水が落ちてくる」「外壁に、水が伝ったような筋がついている」。原因をたどると、雨どいの中に落ち葉や土がたまって、水の通り道がふさがっていることがよくあります。

雨どいは、屋根に降った雨を集めて地面まで下ろす、いわば家の排水路です。ここが詰まると、水はあふれて外壁を伝ったり、基礎のまわりに落ちて地面をえぐったりします。すぐに困ることは少ないのですが、何年も続くと、外壁の汚れや傷みとなって表に出てきます。

ありがたいことに、雨どいの様子は、地上から見上げるだけでもかなり分かります。見ていただきたいのはみっつです。ひとつめは、雨どいのふちから水があふれた跡がないか。ふたつめは、継ぎ目がずれたり、途中でたわんだりしていないか。みっつめは、雨どいの中から草が顔を出していないか。草が生えているのは、土がたまっている合図です。

いちばん分かりやすいのは、雨の日に一度だけ外へ出てみることです。縦の管の出口から水がきちんと出ているか、途中であふれていないか。傘をさして、家のまわりを一周する程度で十分です。

はしごをかけての掃除は、思っているより危ない作業です。気になるところがあっても、ご自身で屋根に近づくのは控えてください。

見上げて「あれ」と思ったら、写真を一枚送っていただくだけでも構いません。

それでは、また。

No.7266

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点検に伺うと、話は家のことだけでは終わらない

涼しくなって、家の外まわりをゆっくり見て回れる季節になりました。汗を拭きながらの点検も、ようやく一段落です。

菊池です。

建物100年サポートの定期点検では、見る場所がおおよそ決まっています。床下をのぞき、外壁や屋根まわりを見て、建具の動きや水まわりの様子を確かめる。点検表の項目をひとつずつ埋めていけば、家の今の状態はひととおり分かります。

ただ、実際にはそれだけで帰ることはあまりありません。点検のあと、お茶を一杯いただきながら話していると、話題は自然とご家族のことに移っていきます。お子さんが進学で家を出た、親御さんと一緒に暮らすことになった、在宅で仕事をするようになった。建てた時には想像していなかった変化が、どの家にも少しずつ起きています。

そうした話の中に、住まいのヒントが含まれていることがよくあります。空いた子ども部屋の使い道、気になり始めた階段の上り下り、仕事の電話をする場所。点検表には載っていないけれど、暮らしの中では確かに困りごとになっていることです。ここが、住まいのやっかいなところだと思っています。

わたしたちが引き渡しのあとも伺い続けるのは、家の傷みを見つけるためだけではありません。暮らしが変わるたびに、家もそれに合わせて少しずつ手を入れていく。そのお手伝いをするには、話を聞ける関係が続いていることが何より大切だと感じています。

点検の日は、家のことに限らず、気になっていることを何でも聞かせてください。

それでは、また。

No.7265

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