“余っているスペース”から始める、社屋や倉庫のちょこっと改善術

法人のお客様とお話ししていると、「社屋や倉庫のどこかが常に手狭」「一方で、あまり使っていない部屋やスペースもある」というお悩みをよく耳にします。

新しい建物を建てるほどではないけれど、今ある建物をもう少しうまく使えたら…という感覚に近いかもしれません。

そんなときに最初にやってみていただきたいのが、「余っているスペースの棚卸し」です。

会議室、倉庫の一角、昔の部署の名残であまり使われていない部屋などを歩いてみて、「本当にこのままで良いのか?」と問い直してみます。

例えば、週に数回しか使われていない会議室を、打ち合わせとテレワーク用の個室ブースに兼用する。

倉庫の高い位置の棚を、頻度の低い資材専用に整理し直し、腰の高さ付近を“よく使うものだけのゾーン”に変える。

通路の突き当たりに、簡易な作業台と収納を置いて“小さな整備スペース”をつくる。

こうした小さな工夫でも、現場で働く人の動きや気持ちは大きく変わります。

重要なのは、「もっと広い建物があれば…」と考える前に、「今の建物の使い方に余白はないか?」という視点を持つことです。

もし社内だけではアイデアが出てこないときは、日々現場にいるスタッフの声を聞いてみると、「ここをこうしたらいいのに」という提案が意外とたくさん出てくるかもしれません。

図面では見落としていた“活かせる場所”が見つかれば、建物はもう一段階、会社の役に立つ存在になってくれるはずです。

それでは、また。

No.7003

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家づくりの最初の一歩は“家族の優先順位マップ”づくりから

家づくりの相談をしていると、「やりたいことが多すぎて整理できていない」というお話をよく伺います。

広いリビング、たっぷり収納、書斎、アイランドキッチン、吹き抜け、庭…どれも魅力的ですが、全部を詰め込もうとすると、予算も敷地もパンパンになってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、「家族の優先順位マップ」をつくることです。やり方はシンプルで、まず家族それぞれに「絶対に叶えたいこと」「できれば欲しいこと」「あったら嬉しいけど無くても困らないこと」を書き出してもらいます。

ポイントは、“一人ひとりの本音”をいったん分けて出すこと。

親としては収納や家事動線が気になっていても、子どもたちは「庭でボールを投げたい」「自分のスペースが欲しい」といった素朴な願いを持っていたりします。

ここで出てきた言葉は、土地選びや間取りづくりの大事なヒントになります。

次のステップは、それを「家族全体のマップ」にまとめる作業です。

書き出された項目をテーブルの上に並べて、「これは優先度が高いね」「これは後まわしでもいいかもね」と話し合っていきます。

ここで大切なのは、「誰か一人の希望が全部通る」形ではなく、「みんなが少しずつ譲り合いながら、全体として納得できるラインを探す」感覚です。

最終的には、「今回は見送るけれど、将来こういうリフォームで叶える」という“第二案”が見つかることもあります。

今と将来の両方を見据えた選択ができると、完成したあとに「やっぱりあれも付けておけばよかった…」というモヤモヤも減らせます。

図面や見積もりを比べる前に、一度じっくり家族で優先順位マップをつくってみる。

それだけでも、家づくりの打ち合わせの質がぐっと変わってくるはずです。

それでは、また。

No.7002

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モデルハウスやショールームで“質問上手”になるためのメモ術

家づくりの初期段階で、モデルハウスやショールームを回る方は多いと思います。

ただ、見終わったあとに「結局、何が良かったのかよく分からなくなってしまった」という声もよく聞きます。

せっかくの時間をもっと活かすために、おすすめしたいのが“質問メモ”を事前に準備しておくことです。

やり方はとてもシンプルで、「今日はこの3つだけは聞いて帰る」という項目を決めておくだけです。

例えば、

・この価格帯の家で、多い後悔ポイントは何か
・実際のお客様からよく相談される資金の不安は何か
・この会社が、他社と一番違うと思っているところはどこか

といった、“パンフレットには書いていなさそうなこと”を中心にメモしておきます。

見学当日は、担当の方の説明を一通り聞いたあと、「事前にメモしてきた質問があるのですが…」と切り出してみてください。

こうすると、相手も構えすぎず、現場感のある本音トークが出てきやすくなります。

また、見学後にメモしておきたいのは、「数字や設備の名前」よりも、「自分たちの気持ちの変化」です。

・ここに住んだら、どんな休日になりそうだと感じたか
・家族の反応で、印象的だった一言は何だったか
・違和感を覚えたポイントはどこだったか

こうした感想を数行でも書き残しておくと、後から他の会社やモデルハウスと比較するときに役立ちます。

情報が多い時代だからこそ、「見てきたはずなのに、よく覚えていない」を減らす工夫が大切です。

質問メモと感想メモ、その2つをセットにしておくことで、モデルハウスやショールームで過ごす時間が、ぐっと“自分たちの家づくりの時間”に近づいていくはずです。

それでは、また。

No.7001

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倉庫や工場の“動線渋滞”を解消する、現場ヒアリングのコツ

法人のお客様と話していると、「倉庫や工場内のレイアウトをどうにかしたい」というご相談をいただくことがあります。

フォークリフトと人の動線が交差して危ない、ピッキングのルートが長くて非効率、荷物の一時置き場がいつもあふれている…。

こうした“動線渋滞”は、安全面と生産性の両方に影響してきます。

改善のスタートとしておすすめなのが、「現場の声を聞く順番」を意識することです。

いきなりレイアウトの案を出すのではなく、まず現場のスタッフに「一日の動き」を語ってもらうところから始めます。

・どの時間帯に、どの通路が混みやすいのか
・どの作業時に、移動距離が長いと感じているのか
・危ないと感じた瞬間や、ヒヤリとした経験はどこで起きたのか

こうした話を、図面を見ながら付箋やペンで書き込んでいくと、「渋滞ポイント」「危険ポイント」が視覚化されてきます。

次に、「理想の動き方」をシンプルな言葉で定義してみます。

例えば、「フォークリフトはできるだけ同じルートを回る」「人の動線は“逆走”を減らす」「ピッキングはゾーン制で考える」など、いくつかの約束事を決めたうえで、レイアウトを見直します。

ここで大事なのは、“完璧な最終形”をいきなり目指さないことです。

まずは一部の棚の向きを変えてみる、通路幅を少し広げてみる、動線の重なりを一箇所だけ減らしてみる…。

小さなトライ&エラーを重ねながら、「現場の感覚」と「図面上のロジック」をすり合わせていくほうが、結果的に定着しやすくなります。

倉庫や工場の改善は、「設備投資」だけでなく、「動き方のデザイン」でも変えられます。

現場の人たちと一緒に地図を囲みながら、「ここをもう少しラクにできないかな?」と考える時間をつくることが、最初の一歩かもしれません。

それでは、また。

No.7000

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二世帯・近居を考えるときに、“お金以外”で話しておきたいこと

ご相談の中で、「実家のそばに家を建てようか」「二世帯住宅も選択肢に入れている」というお話を伺うことがあります。

どうしても最初は、建築費やローン、相続など“お金”の話に意識が向きがちですが、同じくらい大切なのが「日常の距離感」についてのすり合わせです。

例えば、「玄関を分けるかどうか」。

完全分離にするのか、玄関だけは一緒にするのか、住み方によって正解は変わります。

大事なのは、「どのくらいの頻度で顔を合わせたいか」「どこまで生活リズムを共有できそうか」を、ざっくばらんに話してみることです。

キッチンについても同じです。

一緒にご飯を食べるのが週に何回くらいありそうか。

お互いの仕事や外食の頻度を考えると、どこまでを“共用”にして、どこからを“別々”にしたほうが気を遣わずに済むのか。

こうした感覚のズレは、間取りの段階である程度見えてきます。

また、「将来、どちらかの世帯構成が変わったときにどうするか」も、頭の片隅に置いておきたいテーマです。

子どもが独立した後、片側だけが広く余るのか。

介護が必要になったとき、誰がどこでどんな役割を担うのか。

もちろん、すべてを事前に決めることはできませんが、「話し合える空気」をつくっておくこと自体が大切だと感じます。

二世帯・近居は、「誰かが得をする・損をする」というゼロサムではなく、どうすればお互いが少しずつラクになり、安心できるかを一緒に探っていくプロジェクトです。

間取りや資金計画と同じくらい、「どんな関係性でいたいか」という話にも時間を割きながら、計画を進めていけるといいなと思います。

それでは、また。

No.6999

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“静けさ”から考える家づくり。音との距離感をどうデザインするか

間取りを考えるとき、「広さ」や「明るさ」はよく話題になりますが、「静けさ」についてゆっくり話す機会は案外少ないかもしれません。

でも実際には、「音との付き合い方」は暮らしの満足度に大きく影響してきます。

例えば、リビングのテレビの音。

小さいお子さんがいるうちは賑やかなのも楽しいものですが、子どもが勉強する時間、大人が在宅ワークをする時間が増えてくると、「同じ空間で別々のことをする」のが難しく感じられる瞬間が出てきます。

こんなときに効いてくるのが、「ちょっと離れた静かな場所」が家の中にあるかどうか。

書斎とまではいかなくても、階段の踊り場や2階ホールの片隅、寝室の一角など、「音が一段階小さくなるスペース」があると、家族それぞれの時間を大切にしやすくなります。

もうひとつは、「水まわりの音」です。

トイレやお風呂、洗濯機の位置と、寝室やリビングとの距離感。

夜遅くにシャワーを使ったり、早朝に洗濯機を回したりしても気にならない配置になっているかどうかは、暮らし始めてからじわじわ実感してくるポイントです。

外からの音も同じです。

道路の交通量や近隣の生活音は、窓の位置やサイズ、ガラスの種類で受け止め方が変わります。

「日中は多少音があっても気にならないけれど、寝室の窓だけは静けさを優先したい」など、時間帯と場所ごとに優先順位を考えておくと、窓計画の答えも変わってきます。

家づくりの打ち合わせでは、ぜひ「一日の中で、静かでいてほしい時間帯はいつか」「家族の誰が、どこで静けさを欲しがりそうか」という話もしてみてください。

“にぎやかさ”と“静けさ”のバランスを意識した間取りは、暮らしのフェーズが変わっても居心地の良さを保ちやすくなります。

それでは、また。

No.6998

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中小企業のための“ゆるっと”長期修繕計画入門

社屋や倉庫、工場などを自社で持っている企業の方と話していると、よく出てくるのが「建物の修繕、行き当たりばったり問題」です。

雨漏りが起きてから慌てて工事、空調が壊れてからバタバタ交換…。

こうした対応が続くと、結果として「気づいたら修繕費がかさんでいた」ということになりがちです。

とはいえ、いきなり本格的な長期修繕計画を作ろうとすると構えてしまいますよね。

そこでおすすめなのが、「ざっくり版の修繕カレンダー」から始めるやり方です。

ステップ1は、「大きなお金が動きそうな項目」をざっと書き出すこと。

屋根や外壁、防水、空調設備、エレベーター、給排水設備、駐車場の舗装など、過去に工事をした箇所と「そろそろ気になっている箇所」をリスト化してみます。

ステップ2は、それぞれの「前回工事の年」と「次に気にしたい時期」をメモすること。

細かく年数を計算する必要はありません。「だいたい10年おきに点検したい」「この設備は15年前から使っているので、そろそろ…」といった感覚値でも十分です。

ざっくりでも「次に気にするタイミング」が見えてくるだけで、心づもりが変わります。

ステップ3は、そのメモを「年度ごとのざっくり予算」に変えてみること。

例えば、「2028年ごろに外壁の点検と部分補修をしたい」「2030年ごろに空調の入れ替えがありそう」などを、会社の中期計画と並べて眺めてみます。設備投資や採用計画と同じ視線で建物を見られるようになると、「いつも突然お金が出ていく」という感覚が少しやわらぎます。

完璧な長期修繕計画を一気につくる必要はありません。

まずはA4用紙1枚に、「建物のこれから」を箇条書きで書いてみることから。

それだけでも、建物を“消耗品”ではなく“会社のパートナー”として捉え直すきっかけになるはずです。

それでは、また。

No.6997

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「いい会社」との出会いよりも、「いい関係」のつくり方

家づくりを考え始めると、まずは「どの住宅会社がいいのか」が気になりますよね。

ランキングや口コミ、SNSの評判も気になるところですが、実はそれ以上に大事なのは、「会社そのもの」よりも「自分たちとの関係づくりがうまくいくかどうか」だと感じています。

例えば、初回相談のとき。

こちらが話している時間と、相手が話している時間のバランスはどうでしょうか。

担当者の説明が一方的に長くなりすぎていないか、自分たちの不安や希望をきちんと引き出そうとしてくれているか。最初の1〜2時間の空気感には、その後の付き合い方が結構表れます。

次に、「分からないことをそのままにしない雰囲気」があるかどうか。

専門用語をさらっと流してしまうのではなく、「ここ、分かりづらいですよね」と前置きをしてから、かみ砕いて説明してくれるか。

逆にこちらが「実はそこ、よく分かってないんです」と言ったときに、表情やトーンが変わらないか。

質問のしやすさは、打ち合わせを重ねるほど効いてきます。

そして意外と見落としがちなのが、「約束や宿題の扱い方」です。

打ち合わせの最後に「次回までにこれを整理しておきましょう」「この資料をお送りします」といった宿題が出たとき、それがちゃんと守られているか。

メールの返信スピードだけではなく、内容が的確かどうかも含めて、「小さな約束の積み重ね」が会社への信頼につながっていきます。

もちろん、会社の実績や性能、価格が大切なのは言うまでもありません。

ただ、数ヶ月〜1年以上にわたって打ち合わせを重ねていく中で、「話しやすい」「相談しやすい」「一緒に考えてくれる」と感じられるかどうかは、資料だけでは分からないポイントです。

「いい会社を探す」のではなく、「自分たちにとっていい関係を築ける会社かどうか」を見る。

そんな視点をひとつ持っておくと、情報の多さに振り回されずに、家づくりのパートナー選びができるのではないかなと思います。

それでは、また。

No.6996

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“組織と目標”のリアル

2026年最初の書籍は、年末年始休暇中の帰省途中に読んだこちら。

「成長以外、全て死」著者:中野優作

タイトルからしてかなりパンチがあるなと。

正直、最初は「ちょっと言い過ぎじゃない?」くらいの気持ちでページを開きましたが、読み進めるうちに、組織やマネジメントに関わる立場として、耳が痛くなるフレーズがいくつも刺さる。

一番印象に残ったのは、「成長=売上や規模を大きくすること」だけではなく、“基準を更新し続けること”だと繰り返し語られている点。

昨日までOKだった仕事を、今日も同じ基準で良しとするのか。

組織として「これくらいでいいよね」と空気が緩んだ瞬間から、緩やかな“後退”が始まってしまう。

この感覚は、業種に関係なくどの組織にも当てはまるなと感じた。

マネジメントについても、「管理」より「熱量」をどう伝播させるか、という視点がとても分かりやすい。

部下を“動かそう”とする前に、自分自身がどれだけ本気で目標を語れているか。

数字やスローガンだけを掲げて、肝心のリーダーの目が死んでいないか。

リーダーの温度感がそのまま組織の温度になる、という指摘には、深くうなずける。

目標の立て方についても、いわゆる「無難な予算組み」への警鐘が鳴らされている。

・ちょっと頑張れば届きそうな目標
・前年+αくらいの目標

これだけだと、組織の空気は大きく変わらない。

「本気でいまの延長線上からはみ出す数字」を置いたときに初めて、やり方を変える必然性が生まれる――。

このあたりは、実際にゼロから事業と組織を伸ばしてきた著者の言葉だからこその説得力があるし、実際に自身の経験からも、過去を振り返れば、どうてもイメージできないはみ出した数字を追いかけた時が過去自身最高の結果だったのも事実である。

同時に、本書は“根性論”だけで押し切る内容ではない。

現場での失敗談や、うまくいかなかったマネジメントの話も包み隠さず書かれていて、「やらかしながら、その都度アップデートしてきたんだな」というリアルさがある。

しかし、今の自社の多く社員の感覚は、この「やらかすぐらいなら触らない方が・・・」という意識値の方が多いというのが現実。

そういう社員に対して「完璧なリーダーじゃなくても、ちゃんと成長は選べる」と背中を押せる人間に、僕自身がなってないからだという結果だと理解しています。

故に個人的には、組織や部下に「もっと成長しろ」と言う前に、まず自分自身の“基準の更新”をサボっていないか、2026年の自分の目標が、無難な延長線になっていないか、再確認のきっかけになった一冊だ。

今はそれなりに結果も着いてきている、しかし、この先の数年間を「挑戦」なしの現状維持の確保に走れば、また8年前の悪夢を繰り返すだろうと感じているので、2026年は更に「熱く、厳しく」を自身に課す事がマストかと。

少し刺激強めのタイトルですが、中身はかなり実務寄りで、会社経営やマネジメントに関わる人には素直にお勧め。

「最近、組織が守りに入っているな…」と感じている方ほど、刺さるところが多いかと。

それでは、また。

No.6995

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現場でよく起きる“プチ不具合”ランキング。放置すると困る順にまとめました(住宅・法人共通)

年明け早々、現場やお客様対応でよく出てくるのが「大ごとではないけれど、地味に困る不具合」です。

雨漏りや設備の完全停止のような“緊急案件”ではない。

でも毎日触れるところだから、じわじわストレスになる。

今日は、住宅でも社屋・店舗でも起こりがちな「プチ不具合」を、放置すると困る順にまとめてみます。


1位:ドア・引き戸の建てつけ(閉まりにくい/擦る)

最初は「ちょっと重いな」くらいでも、放っておくと扉が擦れて傷が増えたり、金物が痛んで調整だけでは追いつかなくなることがあります。
原因は、丁番のゆるみ、木部の乾燥収縮、床や枠の微妙な歪みなどさまざま。
ポイントは、“違和感が出た時点”で一度ネジの緩みだけでも確認しておくことです。


2位:換気扇の異音・吸い込み低下(キッチン/トイレ/バックヤード)

「音が大きくなった」「吸い込みが弱い」は、ほぼ“汚れ”か“フィルター詰まり”のサインです。
住宅なら料理の油、法人の店舗なら粉・蒸気、工場や倉庫なら埃が溜まりやすく、換気が落ちると結露や臭い、室内環境の悪化につながります。
フィルター掃除で改善することも多いので、まずは「掃除→様子見→それでもダメなら点検」の順が現実的です。


3位:水栓まわりの“にじみ”漏れ(キッチン・洗面・手洗い)

ポタポタまでいかない“にじみ”は、見逃されがちですが、放置するとキャビネット内の腐食やカビ臭の原因になります。
パッキンやカートリッジの劣化が多いので、早めに交換すれば比較的軽微な費用で収まることもあります。
「床は濡れてないけど、なんか湿ってる」は黄色信号です。


4位:外構の排水不良(雨の日に水たまりができる)

住宅でも法人でも、雨の日だけ発生する不具合は後回しにされがちです。
ただ、水たまりが常態化すると、滑りやすさ(転倒リスク)だけでなく、舗装やタイルの劣化、コケ、夏場の虫など二次被害が出やすくなります。
原因は勾配の問題、側溝の詰まり、落ち葉の堆積など。まずは排水経路の“詰まり”を疑うのが基本です。


5位:照明のチラつき・スイッチの反応遅れ

「切れる前兆かな」で済ませがちですが、照明器具側だけでなく、スイッチや配線、安定器(古い器具の場合)などが原因のこともあります。
特に法人のバックヤードや工場で、照明がチラつく環境は作業効率が落ち、ヒヤリハットの要因にもなります。
“まだ点くから大丈夫”ではなく、気になったら一度チェックしておくと安心です。


まとめ:プチ不具合は「早期発見・軽微対応」が一番ラク

大きなトラブルほど、突然起こるように見えて、実は前段階として小さなサインが出ています。

建てつけの違和感、換気の弱さ、水栓の湿り気…。こうした“プチ不具合”は、気づいた時点で対応できれば、時間も費用も最小で済みます。

年明けは、生活も仕事も動き出すタイミングです。

ぜひ今週どこかで、「気になっている小さな違和感」を3つだけメモしてみてください。

それが、住まいと建物を長く快適に使うための、いちばん現実的な第一歩になると思います。

それでは、また。

No.6994

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