ウッドデッキの塗り直しは、晴れが続く秋がいい

秋晴れの日が続くと、外で過ごすのが気持ちのいい季節になります。庭やウッドデッキに出る時間が、自然と長くなる方も多いのではないでしょうか。

菊池です。

ウッドデッキをお持ちの方に、今の時期をおすすめしたいことがあります。塗り直しです。木のデッキは、雨や日差しを毎日受けているので、表面を守っている塗料が少しずつ落ちていきます。塗料が落ちたまま放っておくと、木が水を吸いやすくなり、傷みが早く進んでしまいます。

塗り直しの時期には、分かりやすい合図があります。色があせて、全体が白っぽく、灰色っぽくなっていないか。水をこぼしたときに、はじかずにすっと染み込んでいかないか。表面にささくれが出ていないか。素足で歩くことのある方は、とくに気をつけていただきたいところです。

では、なぜ秋がいいのか。塗料は、木がしっかり乾いた状態で塗り、塗ったあとも十分に乾かす必要があります。梅雨や夏の夕立の時期は、どうしても乾きが不十分になりがちです。冬は気温が低く、乾くまでに時間がかかります。空気が乾いて、晴れ間が続きやすい10月後半から11月は、木にとっても塗料にとってもちょうどいい季節だと思っています。

ご自身で塗る場合は、まず表面の汚れやほこりを落とし、よく乾かしてから塗ってください。すき間や板の裏側まで塗料が届くと、長持ちのしかたが変わってきます。

板が浮いている、踏むとたわむ、黒く変色している。そういう場合は、塗装より先に木の状態を見たほうがいいこともあります。

秋晴れの週末に、デッキの色を見てみてください。

それでは、また。

No.7277

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秋の夜長は、天井の照明をひとつ消してみる

日が落ちるのが、ずいぶん早くなりました。夕方の5時を過ぎると、もう部屋の明かりをつける時間です。

菊池です。

秋の夜長という言葉があるように、これからの季節は、家で過ごす夜の時間が長くなります。そこで一度試していただきたいのが、天井の照明をひとつ消して、低い位置の明かりだけで過ごしてみることです。

日本の住まいは、天井の真ん中にひとつ大きな照明をつけて、部屋全体を明るく照らす形が多いと思います。勉強や家事をするには便利です。ただ、くつろぐ時間にまで、昼間のような明るさが必要かというと、そうでもない気がしています。

夕方の光を思い浮かべると、分かりやすいかもしれません。日が傾くと、光は低い位置から横に差し込み、色もだんだん暖かくなっていきます。人の体は、その変化を感じて、少しずつ休む準備をしているのだと思います。夜も天井から白い光を浴び続けていると、どこか落ち着かないのは、そのためではないでしょうか。

試し方は簡単です。ソファの横にフロアランプをひとつ、棚の上に小さなランプをひとつ。明かりを一か所に集めず、部屋のあちこちに散らすように置くと、暗さが心地よい陰影に変わります。電球は、少し黄色みのある暖かい色がおすすめです。

家づくりのご相談でも、照明は後回しにされやすいところです。けれど、どこに、どの高さで、どんな色の明かりを置くかで、同じ部屋でも夜の表情はまったく違ってきます。コンセントの位置ひとつで、置ける照明も変わってきます。

今夜は、少しだけ暗めの部屋で過ごしてみませんか。

それでは、また。

No.7276

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冬の前に、倉庫のシャッターを点検する理由

10月も半ばになると、朝の冷え込みに季節の変わり目を感じます。工場や倉庫で働く方にとっては、年末に向けて忙しくなり始める時期でもあります。

菊池です。

特殊建築の現場で、冬の前にぜひ見ていただきたいと思っているのがシャッターです。毎日何度も開け閉めするのに、動いている限りは気にとめられにくい設備だと思います。

シャッターは、寒くなると動きが重くなりがちです。開け閉めのたびに部品がこすれ、少しずつすり減っていきます。夏のあいだは何とか動いていたものが、冷え込んだ朝に途中で引っかかる。そういうご相談は、この時期から増えてくるように感じています。

住宅の不具合なら、少し我慢しながら暮らすこともできます。けれど倉庫のシャッターが動かなくなると、荷物の出し入れがそのまま止まってしまいます。トラックを待たせる、出荷が遅れる。建物の小さな不具合が、取引先との信用にまで響いてしまうのが、働く場所のむずかしいところです。

日々の点検では、まず開け閉めのときに、きしむような音や、こすれる音がしないかを聞いてみてください。それから、以前より動きが重くなっていないか。閉めたとき、下の端と床のあいだにすき間ができていないか。すき間は、冷気や雨、虫が入る入口にもなります。

どれかが当てはまれば、本格的に壊れる前に、専門の業者やわたしたちに見てもらう時期かもしれません。忙しい時期の真ん中で止まるより、余裕のあるうちに手を打つほうが、結局は安く済むことが多いと感じています。

働く場所の冬支度。気になる建物があれば、ご相談ください。

それでは、また。

No.7275

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直す前に、暮らしを考え直す|矢部 リノベーション相談会

「この家、どこまで手を入れたらいいんだろう」。長く住んできた家や、これから買おうとしている中古の家を前に、そんなふうに迷う方は多いと思います。

菊池です。

今日はご案内です。SOLE LIVING 相模原スタジオ(相模原市中央区矢部2-29-1)で、「暮らしを豊かにする リノベーション相談会」を開いています。時間は10時から17時まで。予約ページのカレンダーから、ご都合のよい日時を選んでいただけます。

リノベーションというと、古くなったところを新しくする工事だと思われがちです。わたしたちは、少し違う考え方をしています。傷んだところを直すだけで終わらせず、その家でこれからどう暮らしたいのかを、一から考え直す。注文住宅で、お客様の暮らしに向き合ってきたからこそ、そこを大事にしたいと思っています。

相談会では、担当のプランナーがまとめてお話を伺います。資金計画や物件探しのアドバイス、暮らしのヒアリング、間取りのご提案まで。古くても良い素材は残しながら、断熱や耐震といった性能を上げていく方法も、一緒に考えます。内装には、無垢材や珪藻土、漆喰、タイルといった天然由来の素材を使っています。

ご相談を受けていて大事だと感じるのは、「何から手をつけるか」の順番が見えてくることです。全部を一度に変えなくてもいい。残すもの、変えるもの、後回しにしていいもの。それが整理できるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。住まい探しの段階からご相談いただけるので、物件を選ぶときの相談相手としても使っていただけたらと思います。

会場の隣にはモデルハウスがあり、自然素材の家を実際に見ていただけます。写真や図面だけでは分かりにくいところを、確かめていただける機会です。お申し込みはソールリビングのイベントページから承っています。お電話(0120-704-991)でのお問い合わせもどうぞ。

暮らしをどう変えたいか、一緒に考えるところから始めませんか。まずはお気軽にご予約ください。

それでは、また。

No.7274

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網戸をしまう前に、サッシのレールを見ておく

朝晩の空気がひんやりしてきて、窓を開けたままにする時間が少しずつ短くなってきました。網戸の出番も、そろそろ終わりです。

菊池です。

この時期に一度見ていただきたいのが、サッシのレールです。夏のあいだ窓を開け閉めしていると、レールの溝には砂ぼこりや虫、細かな落ち葉がたまっていきます。普段は目に入りにくい場所なので、気づいたときには黒い筋になっていることも少なくありません。

レールの汚れは、見た目だけの問題ではないと思っています。窓の下には戸車という小さな車輪がついていて、レールの上を転がって動いています。そこに砂をかんだまま開け閉めを続けると、戸車がすり減り、窓が重くなったり、ゴロゴロと音がしたりするようになります。

もうひとつは、すきま風です。窓は、閉めたときにぴたりと合うことで、外の冷たい空気を止めています。レールにごみがたまっていたり、戸車が傷んで窓が少し傾いていたりすると、そのわずかなすき間から冷気が入ってきます。冬に「この窓のあたりだけ寒い」と感じる原因が、実はレールだったりします。

掃除はむずかしくありません。掃除機で大きなごみを吸い取り、溝の角は古い歯ブラシでかき出す。最後に固くしぼった布で拭けば十分です。網戸を外して片づける方は、そのついでに網戸のレールも見ておくと、来年の初夏が少し楽になります。

掃除をしても窓が重い、音がする、鍵がかかりにくい。そういうときは、戸車の調整や交換で直ることがあります。

窓を閉め切る季節の前に、足元のレールをのぞいてみてください。

それでは、また。

No.7273

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スポーツの日に、玄関に入りきらない道具のこと

今日はスポーツの日です。この連休、家族で体を動かしに出かけたという方も多いのではないでしょうか。

菊池です。

住まいのご相談で、意外に多く聞くお悩みがあります。玄関に、外で使う道具があふれてしまうことです。子どもの自転車やボール、野球やサッカーの道具、キャンプ用品。家族が増えて、趣味が広がるほど、少しずつ玄関の床が見えなくなっていきます。

こうした道具の収納を考えるとき、つい「どれだけ入るか」という量から考えがちです。もちろん量も大事ですが、それよりも効いてくるのが、出し入れのしやすさだと感じています。帰ってきてすぐ戻せるか、濡れたり泥がついたりしたままでも置けるか。ここがうまくいかないと、どんなに広い収納を作っても、結局は玄関の床に置きっぱなしになってしまいます。

そこで、わたしたちがよくご提案するのが、玄関に続く土間の収納です。靴を脱がずにそのまま入れて、汚れた道具も気にせず置ける。壁に棚やフックを付けておけば、ボールやヘルメットのように形のばらばらなものも、それぞれの場所に戻しやすくなります。自転車やベビーカーを置くなら、扉の幅や段差にも気を配ります。

大切なのは、何をどれくらい持っているかを、最初に一緒に確かめることです。今使っている道具を書き出してみると、思っていたより長いものや、乾かす場所が必要なものが見えてきます。図面の上で収納の広さを決めるのは、そのあとで十分です。

道具が片づくと、休日に出かけるまでの準備も、帰ってきたあとの片づけも、ぐっと楽になります。

連休最終日、玄関の道具を一度並べてみるのもいいかもしれません。

それでは、また。

No.7272

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秋の夕方、家に帰ってほっとする理由

気がつけば、夕方5時半を過ぎると、外がすっかり暗くなるようになりました。日が短くなると、家に帰る時間の景色も変わってきます。

菊池です。

お客様と家づくりの話をしていると、「帰ってきたときに、ほっとできる家にしたい」というご要望をよくいただきます。とても大事なことだと思う一方で、その「ほっとする」が何から来ているのかは、ご本人も言葉にしにくいようです。

わたしなりに考えてみると、それは玄関を開けた最初の数秒で決まっているような気がします。外から見える明かりの色、扉を開けたときのにおい、家の中から聞こえてくる音。どれも小さなことですが、一日の終わりに、体がまず受け取るものです。

たとえば明かり。秋の夕方は、暗くなってから家に入ることが多くなります。そのときに真っ白な光よりも、少し温かい色の光が迎えてくれると、気持ちがゆるむという方は多いのではないでしょうか。玄関に入ってすぐ、木の床や壁の質感が目に入ることも、同じように効いていると感じています。

においも見逃せません。無垢材や漆喰のような自然素材の家では、帰ったときにふっと木の香りがする、というお話をよく伺います。毎日のことなので、住んでいる方は慣れてしまうのですが、旅行から戻った日などに、あらためて気づかれるそうです。

間取りや性能の打ち合わせでは、どうしても数字や図面が中心になります。ただ、暮らしの満足を左右するのは、こうした数字にしにくい部分だったりします。家づくりではなく、暮らしづくり。玄関の一歩目は、その象徴のような場所だと思っています。

連休の夕方、ご自宅の玄関を少しだけ意識して開けてみてください。

それでは、また。

No.7271

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職人さんが道具を手入れする時間が好きです

今日から3連休という方も多いと思います。秋晴れが続くと、現場の仕事もはかどる季節です。

菊池です。

現場を回っていて、わたしが好きな時間があります。一日の作業が終わったあと、職人さんが道具の手入れをしている時間です。のみやかんなの刃を研ぎ、汚れを拭き取り、決まった場所へ戻していく。その日の仕事はもう終わっているのに、黙々と手を動かしています。

見ていて思うのは、明日の仕事は、今日の手入れで決まっているということです。刃が切れなければ、木の面はきれいに仕上がりません。無理に力を入れれば、寸法も狂います。だからこそ、仕事の前ではなく、仕事のあとに整えておく。特別なことではなく、毎日の決まりごとのように淡々と続けている姿に、いつも背筋が伸びる思いがします。

道具の手入れは、お客様の目に触れることはまずありません。完成した家を見ても、そこに何時間かけたかは分かりません。それでも、柱の面の通り方や、建具のすっと閉まる感触には、そうした時間が出ていると思っています。

これは、わたしたちの仕事全体にも言えることだと感じています。図面を何度も見直すこと、段取りを前日のうちに確かめておくこと。誰も見ていない準備の積み重ねが、引き渡しの日の家のかたちになります。地元で長く仕事を続けてこられたのは、そういう人たちに支えられてきたからだと思います。

連休中も、どこかの作業場で道具を研いでいる人がいるかもしれません。

皆さんも、よい連休をお過ごしください。

それでは、また。

No.7270

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手すりの高さは、使う人の背丈で変わってくる

秋になり、外を散歩する方の姿を見かけることが増えました。歩きやすい季節は、足元や手元の支えについて考えるのにも、いい時期だと思っています。

菊池です。

わたしたちは住宅のほかに、工場や事務所、福祉施設といった建物も手がけています。社内では特殊建築と呼んでいる仕事です。今日は、福祉施設の仕事で手すりを付けるときに考えていることを書いてみます。

手すりの高さには、目安になる寸法があります。床から何センチくらい、という数字です。設計はまず、その数字から始めます。ただ、実際の現場では、それだけで決めきれないことがよくあります。

使う方の背丈は、一人ひとり違います。腰を少しかがめて歩く方もいれば、杖を使う方もいます。車いすから立ち上がるときに、つかまる場所が欲しい方もいます。同じ廊下でも、どなたがいちばんよく通るのかによって、ちょうどいい高さは数センチ変わってきます。数センチと聞くと小さな差に思えますが、毎日何度も握るものなので、その差がそのまま歩きやすさにつながります。

ですから、打ち合わせでは、図面と同じくらい、ふだんの様子を伺うようにしています。どこで立ち止まることが多いのか、どちらの手で支えているのか。職員の方が見ている日々の動きのほうが、図面よりずっと多くのことを教えてくれます。

これは、住宅でもまったく同じです。手すりを付けるなら、家族の誰のためのものか、その人がどこで、どんなふうにつかまるのか。そこを先に確かめておくと、付けたのに使われない手すりを減らせると考えています。

建物の大小にかかわらず、使う方の目線で考える。それが、わたしたちの仕事の基本です。

それでは、また。

No.7269

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寒露のころ、暖房を本格的に使う前にしておくこと

今日は二十四節気の寒露です。草木に降りる露が冷たく感じられるころ、という意味だそうで、朝晩の空気がはっきりと変わってきました。

菊池です。

毎年この時期を過ぎると、「暖房をつけたら動かない」「変なにおいがする」といったご連絡が少しずつ増えてきます。夏の冷房から数週間休ませていたエアコンを、寒くなった朝にいきなり暖房で動かす。そこで初めて不具合に気づく、という流れが多いように感じています。

本格的に寒くなる前に、みっつだけ見ておいていただけると安心です。ひとつめは、フィルターです。夏の間に吸い込んだほこりが、思っている以上にたまっています。目詰まりしたままだと、暖まりにくいうえに電気代もかさみます。外して、掃除機でほこりを吸い、汚れがひどければ水洗いしてよく乾かす。これだけで効きが変わることがあります。

ふたつめは、試運転です。暖かい日の昼間に、暖房で十分ほど動かしてみてください。温風がきちんと出るか、いつもと違う音やにおいがしないか。不具合があっても、まだ寒くない時期なら落ち着いて対応できます。真冬に入ると修理の依頼が重なり、日にちがかかることもあります。

みっつめは、室外機のまわりです。夏の間に置いた鉢植えや物が、吹き出し口をふさいでいないか。これから落ち葉が吹き寄せられることもあるので、まわりを少し空けておくと安心です。

寒い朝に慌てないための、小さな準備。暖かい昼のうちに済ませておくのがおすすめです。

動きがおかしいなと感じたら、無理に使い続けずにご相談ください。

それでは、また。

No.7268

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