集合住宅のように、各居室が画一的な空間で出来ている住宅であれば、比較する上でそれほど悩ましくはない。
日当たりや風通し等は、立地条件で分かり易く比較できるが、面積や価格という数値比較になると、これが意外と悩ましいかなと。
事業用の用途で使用する場所であれば、そこでの生産性や利回りという数字ありきもアリですが、暮らしが伴う「戸建住宅」比較の場合、優劣の根拠を数値で評価しようと思うと、また視点が変わるかなと思います。
「付加価値」
このワードが組み込まれた住空間のシェアの多い住宅の考え方を、キッチリ見切れるか否かは、注文住宅という分野に携わっていると、非常に重要な事に気付く (-^□^-)
30坪より40坪・・・という判断が間違っている訳ではないが、その空間で何が出来るようになり、どんな暮らしが出来るのか。
その視点になった時に、戸建住宅の場合は、「敷地」という決定的な優位性を発揮する空間の取扱いは、非常に大きい。
仮に「このプランは全体で120㎡の空間で、1FにLDK、2Fに3部屋のゆったりした・・・」というのは、完全に箱売り仕様。
そこに「・・・が実現できる」という付加価値がなければ、注文住宅としての魅力は非常に感じ難い。
比較は難しいので、ご相談頂ければ(^_^)v
それでは、また。