
今日は立冬です。暦の上では、今日から冬が始まります。朝晩の空気が冷たくなり、温かいものが恋しくなるころです。
菊池です。
この季節になると、わが家の食卓にも鍋が登場する回数が増えてきます。準備がそれほど大変ではなく、みんなで囲めて、体も温まる。冬の暮らしには欠かせないものだと感じています。ひとつの鍋をみんなでつつくと、自然と会話も増えるような気がします。
鍋の日の食卓を思い浮かべると、台所と食卓の距離のことが気になってきます。具材を足しに台所へ行き、締めのご飯を取りに行き、空いた器を下げに行く。台所と食卓が離れていると、作る人だけが何度も席を立つことになります。
家づくりのご相談では、キッチンの向きや広さの話がよく出ます。けれど、わたしが大事だと思っているのは、作る人と食べる人の距離です。台所に立っていても、食卓の会話が聞こえる。振り返れば、湯気の向こうに家族の顔が見える。そうした近さが、冬の食卓の居心地を左右するのではないでしょうか。
もうひとつ、この季節に気になるのが換気と湿気です。鍋の湯気は部屋を温めてくれますが、窓辺に結露が出やすくなることもあります。食事のあとに少しだけ換気をする。それだけで、翌朝の窓の様子が変わってきます。
家づくりではなく、暮らしづくり。間取りを考えるときも、季節ごとの食卓の風景を思い浮かべてみると、見えてくることがあると思っています。
温かい鍋を囲みながら、そんな話をしてみるのもいいかもしれません。
それでは、また。
No.7298
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