
家づくりの相談を受けていると、「早くプランを見てみたい」というお気持ちは、とてもよく分かります。
やっぱり図面が出てくると、一気に現実味が増しますからね。
菊池です。
ただ、長くこの仕事をしていて思うのは、いい間取りって、図面を描くスピードで決まる訳ではないという事です。
むしろ、その前にどれだけ会話が出来ているか。
ここでかなり差が出る気がしています。
「どんな家にしたいですか?」と聞かれると、皆さん最初は少し止まります。
それは当然で、すぐに言葉に出来るものばかりではないからです。
でも、
「平日の朝はどんな感じですか?」
「休日は家でどこにいる時間が長いですか?」
「洗濯や料理は誰がどう動きますか?」
そんな話をしていくと、そのご家族らしい暮らし方が少しずつ見えてきます。
ここを丁寧にやると、間取りは“正解を当てにいく作業”ではなく、“暮らしを形にしていく作業”になっていきます。
逆に、この部分が浅いままだと、収納を増やしたり、部屋を足したり、設備を豪華にしたりしても、どこかで「なんか違う」が残りやすいんですよね。
家づくりって、つい目に見える要素に意識が向きます。
床の色、キッチン、外観、窓の大きさ。
もちろん大事です。
でも、本当に後悔の少ない家って、そういう見える部分の前に、“家族の会話がちゃんと整理されている家”だったりします。
図面は、その会話の後からついてくるもの。
そう考えると、最初のヒアリングや打ち合わせの時間も、少し見え方が変わるかもしれません。
急がない方が、結果として近道になる。
家づくりって、そういう場面が結構ありますね。
それでは、また。
No.7066
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