“直す”だけじゃなく、“残す”ためのメンテナンス

メンテナンスというと、何か不具合が起きてから対応する、というイメージが強いかもしれません。
雨漏りした、設備が止まった、建具がおかしい。
もちろん、そういう時の対応は大事です。
でも本来のメンテナンスって、“壊れたものを直す”だけじゃないんですよね。

菊池です。

相陽建設の定期診断の考え方にもありますが、建物は住み始めてから気付くことが多いですし、良い状態で長く保つには“履歴を蓄積する”ことがとても大事です。
この発想、個人的にはすごく本質的だと思っています。
つまり、メンテナンスって「今を修理する」ためだけではなく、「この先も残す」ためにやるものなんですよね。

住宅でもそうです。
今は困っていなくても、3年後、5年後、10年後を見た時に、今どんな状態だったかが分かると判断しやすい。
どこを触ったか、いつ点検したか、どんな不具合があったか。
これが残っている家は、後からの修繕も落ち着いて考えやすいです。

法人建物ならなおさらで、担当者が変わることもありますし、予算も単年だけでは動きません。
だから、建物の状態を記録していくこと自体が、会社にとっての資産になります。
大きな不具合を防ぐという意味でもそうですし、説明責任の面でも強い。

春は、節目の季節です。
暮らしも、会社も、少し先を見たくなる時期。
そんな時に、建物のことも「今どこを直すか」だけでなく、「これからどう残していくか」で考えてみると、メンテナンスの見え方も変わる気がします。

直すためだけじゃなく、残すために手を入れる。
その感覚がある建物は、長くいい顔をしていくんだと思います。

それでは、また。

No.7076

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