厳しい数字の先にあるもの

先日、東京商工リサーチの記事を拝見しました。

2月の全国企業倒産件数が851件。2月としては13年ぶりに800件を超えたとの事で、数字だけ見ても、なかなか軽くは受け止められない内容だなと。

特に「人手不足」関連倒産や、建設業の倒産件数の増加という部分は、我々の業界に身を置く者としても、やはり考えさせられるものがありました。

菊池です。

こういうニュースに触れると、つい「景気が悪い」「先行きが不安」といった言葉だけで片付けたくなりますが、個人的には、それだけではないのかなと思っています。

今は、単純に価格を下げれば選ばれる時代でもなければ、無理な工期で押し切れば何とかなる時代でもない。

人が足りない、資材も上がる、確認申請や手続きも以前より丁寧さが求められる。

そういう中で、最後に残るのは、やはり「どれだけ誠実に建物づくりと向き合っているか」なのだと思います。

住宅でも法人建物でも同じですが、お客様にとって本当に大事なのは、建てる瞬間の見積金額だけではなく、その会社が完成後もきちんと向き合ってくれるかどうか。

困った時に連絡が取れるのか、現場の説明が分かりやすいのか、無理なことは無理だと正直に言ってくれるのか。

派手さはなくても、そういう部分の積み重ねが、結局は「頼んでよかった」に繋がっていくのかなと感じています。

厳しい数字が並ぶ時ほど、仕事の本質が問われますね。

安さだけ、早さだけ、見た目の良さだけでなく、“ちゃんと残る仕事”をどう積み重ねるか。

住宅でも、社屋でも、工場でも、建物は完成した瞬間がゴールではありません。

むしろ、そこから先の時間の方がずっと長い訳ですから。

という事で、こういう時代だからこそ、目の前の一件一件を雑に扱わず、引き渡した後も含めて責任を持てる仕事をしていきたいなと、改めて感じました。

それでは、また。

No.7057

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