家づくりの“余白”は、贅沢ではなく必要経費かもしれない

家づくりの打ち合わせをされた経験をお持ちの方であれば、つい全部をきっちり決めたくなった事はおありかと。
部屋の広さ、収納の位置、家具の置き方、将来の使い方。
もちろん、それは大事な作業です。
でも一方で、全部を決め切ることが、本当に住みやすさにつながるとは限らないなとも感じます。

菊池です。

というのも、暮らしってやっぱり変わるんですよね。
子どもの成長。
働き方の変化。
趣味の変化。
家で過ごす時間の増減。
新築の時に想像していた暮らし方と、3年後、5年後の実際は、少しずつズレていく。
だから、家の中に“余白”があると強いんです。

この余白というのは、何も無駄なスペースという意味ではありません。
最初から用途を決めすぎない空間。
家具で調整できる場所。
あとから収納や仕切りを加えられる余裕。
そういう“決め切らない部分”ですね。

SOLE LIVINGの家づくりを見ていると、暮らしをインタビューしながら設計する姿勢が強いですが、それでも将来の変化までは全部当てられません。
だからこそ、変わることを前提にした余白をどうつくるか。
ここが大事なんだと思います。

4月は、新しい生活が始まって、「思っていたのと少し違う」が見えてくる時期でもあります。
朝の流れ、物の置き場、家の中の滞在時間。
そういう変化を見ていると、家って“完成して終わり”ではなく、“住みながら整えていく器”なんだなとあらためて感じます。

最初から完璧を目指すのもいいけれど、少しだけ変化の余地を残しておく。
それは妥協ではなく、長く暮らすための知恵かもしれません。
家の余白は、贅沢ではなく必要経費。
そんな見方もあっていいのかなと思います。

それでは、また。

No.7102

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