手段の取捨選択は、「まずはやってみる」派です

 

当社の月例ルーティンに「安全パトロール」という、現在施工中の現場においての安全管理の体制・施策が確実に実施されているかという部分に特化した視察を実施しています。

世の多くの建設業者の多くが、実施されていると思われる施策。

当社でも、もう彼是40年以上は続けられているかと。

その間、実際に現場での事故が起こらなかったかと言えば、決してそうではなく、大なり小なりの事故が発生した事実はあります。

故に完全撲滅目的に、このパトロールは機能しなければ意味がなく、時代や時に経過と共に進化する必要も。

これまでは、通常弊社の施工管理スタッフと、協力業者数社で実際に現場に足を運び、現場でデスカッションを含め、是正点等が見受けられた際は、その後担当者と共有し改善頂くという流れが一般的。

この場合のデメリットは、進行中の現場全ての視察が時間的な都合で行われている訳ではないため、建築物の用途と規模によっては、ある種別に偏る傾向もあるので、それもどうかなと。

あくまで、全ての施工現場の安全管理が出来ていて当たり前であるので、せめて全ての施工現場内容(新築、営繕、住宅関係、非住宅関係等)の視察とその後の考察は共有できないと、意味がないような。

過去3年超は、コロナ禍でもあったので、パトロール自体は実施しておりましたが感染防止対策優先に、自社の社員だけで実施しておりました。

今年度は、コロナも5類に分類され、以前の様に協力業者にも参加して頂き、外部の目線からも客観的に評価して頂く場にも戻す計画です。

更に、これまでの制限時間内に車両で移動するという手段を優先すると、該当する現場数が限られる為、今後はオンラインでの遠隔視察に切り替える事で、より多くの現場を共有する事が可能になると考えますので、今年度中に定着させようかと。

まずは実行してみて、不具合があれば是正しつつ、どうにも目的にフィッティングしないと判断されれば、元に戻して再考すれば良いかなと(^_^)v

まずは、社内調整からですかね(^ε^)♪

No.6081
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一つのソリューションとして。

 

建設業界に関する法改正の一つ、労務管理に関する施行に伴い、色々な対策を講じなさい的な猶予期間が与えられた5年が2024年の3月で終了する。

4月からは、企業の規模に関わらず月間の労働時間に制限が発生し、これまでの様に残業時間に対する報酬を支給すれば事が足りるという話では無くなる。

しかも、この猶予期間が該当する業界が、【建設業】【自動車運転業務※運送業等】【医師】の3業態だという事も、実は最近知りました\(゜□゜)/

弊社も、その時に備えて考えてはみたものの、4~5年前は正直、まだ先の環境と甘え、足元の現場や業務にこれまで通り取り掛かっていたが、コロナ禍になり働き方自体を大きく変化させらてたお陰もあって、一部の業務を除いては、大幅に個々の労働時間の圧縮に繋がり、決算時の業績も労働時間の減少に伴い、一緒に減少したかと言えばそうではなく、逆にコロナ禍の3年間は、一定の成果を出せているので、現状の「働き方」の大部分に修正は不必要という理解。

・・・ではあるが、事業の柱でもある施工管理部門においては、常に同一製品、同一工程の建造物を製造している訳では無いので、建造物の規模や設計内容ありきで業務を遂行させて来ただけに、この2024年4月施行の労務管理に関する明確な遵守方法を社内で提示出来ていない。

とは言え、法規制を遵守しながら、現状の施工精度と利益を担保しつつは当然の事なので、まずは現業務の関する正当性みたいな体系を示しつつ、各プロジェクト毎に進化させるのは有効かと。

「業務マニュアル」

えっ!?今更!?という声も耳に入りそうだが、自社には現に施工管理に関する明確なマニュアルが存在していない。

という事で、このマニュアルが当社の業務にフィッティングした時の効果をまとめてみた。

【業務マニュアルが存在する状態】

① 業務効率という視点では、業務マニュアルがあることで、作業手順やプロセスが明確になり、作業の効率性が向上する。

従業員はマニュアルを参照することで、一貫性のある方法で業務を遂行できる。

② 業務の結果・成果について、 マニュアルに基づいた作業は、一定の品質と一貫性が期待できる。

業務のミスやエラーが減少し、品質向上や効果的な業務遂行に繋がる可能性がある。

③ 社員の育成の精度については、マニュアルは新入社員、経験が浅い社員のトレーニングや育成に役立つ。

明確な手順やガイドラインがあり、従業員はそれを参照してスキルを習得でき、マニュアルによって、一貫性のある教育と育成が可能になる。

④ 社員の定着率については、マニュアルによって業務プロセスが整理され、前項と重複するが業務の一貫性が確保されるはず。

従業員は自信を持って業務に取り組むことができ、仕事の満足度やモチベーションが向上し、定着率の向上につながる可能性がある。

という感じでまとめると、無い状態が異常かもしれないという恐怖に感じるのは、僕だけではないかと(T▽T;)

仮に製作するにしても、社内ではなく外注の一択だと思うので、費用対効果をもう少し具体的に、反対派の方々に提示しようかと思います。

それでは、また。

No.6078
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気持ちは分かるが、脱・幕の内弁当だという事(^^♪

 

某業界紙を発行されている出版社の社長が講師を務められるセミナーをオンラインで。

ご存じの通り、我が国の住宅着工という指標は減少傾向。

少子高齢化に原価高騰、世界的情勢不安定等々のネガティブなトピックがポジティブを上回る情報量なので、それも現実かと。

故に、今後工務店が健全に生き残る上でのポイントと、現在の状況等を講師の方の目線と考えを客観的にお話されているので、非常に参考に。

昨年同月比で今年4月の住宅着工数を比較すると、約―20%減というデータがあるが、あくまで全国でのお話。

しかも住宅と言っても、そもそも造られている構造の種類が多数あり、その中でも日本の住宅文化は、柱と梁で構造体を構築する「在来工法」が圧倒的に多いので、その「在来工法」だけのデータを照会すると、全国では約―2%減。

中には―30%減という都道府県もあれば、全国平均並みの―2%という都道府県もある。

ちなみに、神奈川県は+2.2%増だった。

また、現在の住宅業界の低景気状況も、秋口ぐらいには回復し、一定の景気レベルまでは持ち直すだろうという見解を、根拠づけてお話されておりました。

とは言え、景今後の生存の在り方を景気頼みの一択という訳もなく、それぞれが顧客対象に対して遡及させる具体的な施策、商品、ポジション等を明確にせよと。

これは今だからではなく、十数年前から変わらないメッセージで、その代表的な表現が「記憶に残る幕の内弁当は無い」だ(^^♪

今日の決裁会議で、某事業部が試行錯誤しながら制作中のパンフレットを稟議に提出されていたが、カラー、フォント、構成、画像やテキスト、タイトル等、各所のデザインは、とても目障りの良い物に写ったが、僕には「体裁の良い幕の内弁当」に見えてしまいました。

結果的に再考となりましたが、ヒントは、他社を明確に上回る僕らが建築する住宅のメリットとベネフィットだと思います(^^♪

それでは、また。

No.6077
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体感・体験に勝る情報はない

 

当社の住宅部門が提供する商品は、全てオーダーメイド方式です。

ですので、当オフィスが建っている敷地内にあるモデルハウスも、デザインや空間は唯一無二。

しかし、家づくりを行う上でのコンセプトや技術的な部分でベースとなる考え方は、当社が関わらせて頂く住宅は逆に同じです。

そういう結論がある上での提案になるので、家づくりをお考えのご家族には、モデルハウス以外の過去に弊社が建築した住宅にお住まい頂いているお客様のお宅をご見学頂く事を推奨しています。

実際に居住している住宅を見学される事で、以下の効果をも得る事が出来るかと(^^♪

  1. 実物を見ることによる具体的なイメージ → 写真や図面では伝わりにくい、実際の住宅の雰囲気やレイアウト、間取りなどを直接目で確認する事で、建物のサイズ、形状、プロポーションなどを実際に体感することができます。
  2. 家族の生活スタイルや利便性の確認 → 実際の生活スタイルや住み心地を知ることができます。例えば、キッチンとリビングルームの配置が使いやすいのか、家族の活動に適したスペースがあるのか、収納の使い勝手はどうなのかなどを確認することができます。
  3. 実際の住宅の品質や仕上げの評価 → 建物の品質や仕上げの状態を直接確認することができます。内装や外装の仕上げの質、建物の断熱性能や防音性能、設備の品質などを目で見て評価することができます。

4.実際の住宅での暮らしのイメージ形成 → 自身や自分の家族がその住宅での暮らしをイメージすることができます。これにより、自身のニーズや好みに合った住宅かどうかを判断する手助けになります。

5.経験の共有と情報交換 → 既にお住まいのご家族から、実際に家づくりを行った上で経験されたお話、特に成功事例や失敗事例等、生の声を得られます。

以上のように、既に居住されている住宅を見学する事で、現実の住宅での生活や建物の品質、雰囲気を体感・体験でき、より具体的なイメージを持ち、ご自身のプロジェクトに生かすことができますので、是非、以下の企画をご利用頂ければと(^^♪

「実際に建てたお家で体感!暮らしの質が上がる住宅見学会」※事前にご計画内容をお聞きした上で、フィッティングの良い規模、デザインのお宅をご提案致します。

お気軽に、お声掛け下さいませ。

それでは、また。

No.6076
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脱・偏見

 

施工管理部門の実績を、評価基準に合わせた指標を数値化し、週次毎に上司と共有するルールにして、初めての上半期を終える。

期初の目標に対して100%以上の実績達成者は、残期間に対する見込も含めて、対象社員のうち約80%

この80%という数値は、感覚的な部分でしかありませんが、当初の想像より多いかなと。

結果、5月末時点での社全体の実績も昨対比で125%なので、KPIとKGIの設定はズレていないと感じています。

この評価指標に、「粗利益額」という項目は入れていません。

これまでの当社の施工管理者の評価基準の絶対値は、「粗利益額」でしたが、正直、僕はその指標に違和感をずっと持っていたので、部長に相談して要らないねと (-^□^-)

下期も同様に、同様のKPIとKGIで進捗させ、年度末には目標達成者率100%を実現しようかと(^^♪

画像は、「マネー・ボール」という書籍。

ブラット・ピット主演で映画化もされました。

「マネーボール」はビリー・ビーンというメジャーリーグ オークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャーが採用した革新的な野球選手の選び方を描いたノンフィクション。

主人公ビリー・ビーンが従来の伝統的なスカウティング方法に疑問を持ち、統計データと分析を重視する手法を導入したことで、彼は限られた予算の中で優れた選手を獲得し、成功を収めることができたという物語。

彼が伝統的な野球界の中で立ち向かい、自分の信念に基づいて行動する姿勢と、リーダーシップや勇気、信念の強さが結びついた結果、弱小チームから強豪チームに様変わりして行く様が痛快だったなと(^^♪

組織を機能させる上で、僕にとっては大変参考になるエピソードです。

それでは、また。

No.6075
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下期に向けて。

 

6月も残り2週間。

それを経過すると、当社の上半期の事業が終了。

事業実績、人事評価、上期決算等と、区切りの業務を。

特に事業実績に関しては、ここまでに受注させて頂いた現場の生産が、主に今年度の売上に計上される。

故に、今年度の着地は計画に対して健全か否かの判定も客観的にこの時点で。

そういう視点で言えば、今年度は順調な経過と判断も出来ますが、2024年は「?」が付く。

下半期は、そこへの対策について具体的に実践する期間になりそうです。

楽しんで行こう(^^♪

それでは、また。

No.6074
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事例紹介

 

昨日のブログでは、家づくりを進める上で重要となる要素の一つ「人」についてご紹介させて頂きました。

本日も、家づくりを進める上で重要となる要素の一つ「実績」について、ご紹介させて頂きます。

「施工事例」

弊社の新築、リノベーションの全ては企画製品ではなく、注文住宅というフルオーダー型。

一昔前であれば、「家は3回建てないと納得出来る家は出来ない」と言われてましたが、今は昔。

3回出来るのも楽しそうですが、家づくりは経済的にも「一回」で納得出来る家にしたいと思う派。

ですので、注文住宅というフルオーダー型の建築様式がよろしいかと思っています。

そんな家づくりを実践された方々の事例が掲載されておりますので、よろしければ是非に(^^♪

それでは、また。

No.6070
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全振りで(^^♪

 

自社の注文住宅部門の施工管理の手段として導入しているリモート施工管理システム。

コロナ禍があってという訳ではなく、住宅というカテゴリーの施工管理は、管理技術者の施工現場数のキャパシティによる部分でしか、同時並行での施工管理における安全管理と品質管理は担保出来ないという事を、数十年前から疑問に思う事もなく( ̄_ ̄ i) 

そんな時に、リモート、VR、画像、動画という技術を利用する事で、想定では今まで以上の管理環境を築ける仕組みと出逢い、採用したのが約3年程前。

しかしながら、中々そこへの一歩が踏み出せず、日々山の様に処理しなければならない業務に追われるので、新しい手段に切り替える事へのストレスと、その手段を使いこなす為の時間の投資に振り切る事が出来ないまま、約2年が経過した。

その後も属人的な施工管理という環境から、中々抜け出せずに経験者の中途採用等にも力を入れるも、業界に充満している人手不足という空気は、当然ながら自社でも排除出来ずにここまで。

そして昨年の夏から、再度現状を見直し、リモート施工管理へ切り替えようという事で、間もなく約1年。

ペースは相変わらずスローペースでの導入進捗ではあるが、徐々に手の内に入れて来れている肌感。

結果的に、現場管理上で協力頂く関係企業や職人の方々にも、DXの考え方は普及し始め、間もなく当初理想としたリモートでの施工管理、オンライン受発注の仕組みが実現できるのでは?という段階もイメージできるレベルになって来たと思います(^^♪

・・・もう少し時間は掛かりますけど σ(^_^;) 

画像は、現在施工管理中の「新築現場」ではなく、既存住宅の「リノベーション現場」の360度VR画像。

当初は新築現場のみで運用させようという考えから、今ではリフォーム・リノベーションの現場でも (^_^)v

現場自体が、その効果を実感出来ている結果だと思います\(^_^)/

とは言え、まだまだ道半ばですので、これからも更に進捗スピードを上げて行ければなと。

それでは、また。

No.6068
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仕事基準はありますか?

 

本日は月例の役員会議を相模原スタジオで。

関東甲信越も梅雨入りしたそうで、朝から強めの雨が降り続いていましたが、会議開始前には雨も上がり。

ここから2か月弱、空模様で憂鬱な気分になる事もしばしばだろうなと(T▽T;)

さて、今年度も間も無く折り返しを迎えますが、業績の方はあくまで予測レベルですが、概ね着地は順調に進捗できるかなと。

これは弊社だけではなく、一般的には業界全体的にもその様な傾向かと思うと、当たり前に人財関連の悩みは今後も深刻化するだろうなと。

施工管理現場数が増加して行くのと、住宅関連は兎も角、非住宅関連の施工現場は規模によって管理人員数に変動が出るので、その辺りのローテーションが妙になるのは、好景気程当たり前にσ(^_^;)

となると、今後の人財育成、離職問題等のソリューションに、自社の基本となる仕事基準となる物は必要だろうと。

正直、自社にとっては最も苦手とする分野だったりするので、今期の業績着地等を考慮しても、業務インフラの整備と並行して、手を加えて行く価値はあるかなという結論に。

俺の背中を見て学べ的な教育オペレーションとは、完全に決別しないと自社に明るい未来は無いだろうなと思いますのでσ(^_^;)

それでは、また。

No.6063
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理解の定義は行動出来ているか否か(^^♪

 

本日はISO(国際標準化機構)の品質マネジメントシステム(ISO 9001)と環境マネジメントシステム(ISO 14001)の規格審査の対応を。

そもそも自社の業界において、ISO規格の重要性をまとめると、

  1. ISO規格の理解と専門知識の獲得
  2. 組織のコミットメントとリーダーシップ
  3. プロセスの確立と文書化
  4. プロセスの実施と監視
  5. 従業員の教育と訓練
  6. 内部監査と外部監査の実施

という感じになるが、このまとめを見た段階で、自社のレベルだと心が折れる(T▽T;)

とは言え、品質や環境という分野を無視して事業を行なえる業界ではないのは明白なので、自社なりの規格に落し込み、機能させる事で自社が提供する建造物の品質が担保できるというのが目指すところ。

毎年思いますが、中々上手く機能させているとは言えませんが、この取組みに向き合う事で、気付きは勿論、明日意味時代の流れに沿った経営と現場の品質管理から、大きく乖離する事なくISO取得後の20年前後を経過できているのではとも感じています。

特に比較的早期からISOに取り組ん出来た事で、社内外のDX化に向けてのアレルギーは殆ど無い状態なので、今後の規格の進化に伴う合理性は期待できるかと(^^♪

何はともあれ、今審査で頂いた指摘事項とアドバイスを現場に落し込み、結果の計測をやって行こうかと思います (^∇^) 

それでは、また。

No.6062
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