“新しい家”の魅力は、完成した瞬間より一年後に出る

家づくりの話をしていると、どうしても完成時のイメージに意識が向きます。
外観がどう見えるか、内装の雰囲気はどうか、引き渡しの時にどう仕上がっているか。
もちろんそこはとても大事ですし、ワクワクする部分でもあります。

菊池です。

ただ、個人的には、家の本当の魅力は完成した瞬間より、一年後に出ると思っています。
特に自然素材を大切にしている家は、その傾向が強い。
木の床、塗り壁、光の入り方、空気感。
そういうものって、最初が一番美しいというより、住む人の時間が少し重なった頃に“その家らしさ”が出てくるんですよね。

SOLE LIVINGの家づくりでも、自然素材を大切にするスタンスがありますが、自然素材って均一じゃないからこそ面白い。
木目も、表情も、色味も少しずつ違う。
最初はそれを“個体差”として見るかもしれませんが、住んでいくうちに、それがだんだん“味わい”に変わっていく。
この変化を楽しめる家は、時間の経ち方がいいなと感じます。

逆に、完成した瞬間だけを追いかけすぎると、家って少し疲れる事があります。
いつまでも新築のままでいようとすると、どこかで無理が出る。
でも、少しずつ馴染んでいくものだと分かっていると、家との付き合い方も柔らかくなります。

春は、新しい事が始まる季節ですが、“新しい”という言葉の裏には、“これから馴染んでいく”という時間も含まれているんだと思います。
家も同じで、完成がゴールではなく、その後どう育っていくか。
そこまで含めて考えると、家づくりは少し穏やかに見えてくるかもしれません。

完成した瞬間のきれいさももちろん嬉しい。
でも、一年後に「この家、なんかいいな」と思える方が、きっと長く幸せです。
そういう家づくりの方が、個人的には好きですね。

それでは、また。

No.7086

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