年度初めの建物管理は、“去年困ったこと”から始める

4月に入ると、新しい計画や予算の話が出てきます。
法人建物の管理をされている方も、「今年は何から手をつけようか」と考える時期かもしれません。
ただ、そういう時にゼロから考え始めると、案外まとまらないんですよね。

菊池です。

おすすめなのは、今年やりたい事から入るのではなく、去年困った事を思い出すところから始めるやり方です。
例えば、
「夏にこの部屋だけ暑かった」
「雨の日に搬入口が使いにくかった」
「シャッターの動きが気になった」
「来客時の導線が分かりづらかった」
こういう、去年の中で実際に起きた“小さな困りごと”を拾う。

建物の改善って、理想論から入ると広がり過ぎる事があります。
でも、実際に困った事をベースにすると、優先順位がはっきりしやすい。
しかも社内でも共有しやすいんですよね。
「こうした方がいいと思う」より、「去年ここで困った」が強い。

さらにいいのは、その困りごとを“季節”とセットで残すことです。
4月に思い出すなら、
春に気になったこと。
梅雨で困ったこと。
夏場の空調。
秋の台風。
冬の結露や寒さ。
こういうふうに並べると、一年の中でどこに備えるべきかが見えてきます。

建物管理って、何かが起きてから動く形になりやすいですが、本当は“去年の困りごと”を次の一年に活かせると強い。
大きな工事や予算の前に、まずは困ったことを書き出す。
そこから始める方が、結局現実的だと思います。

新年度って、何か新しい事を始める時期に見えますが、実は“去年の学びを整理する”にもいいタイミングなんですよね。
建物の管理も、まずはそこからかなと思います。

それでは、また。

No.7081

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“朝の5分”がラクになる家は、強い

家づくりを考える時って、つい休日の過ごし方や理想の暮らしに意識が向きます。
もちろんそれも大事。
でも、毎日の満足度に効くのは、実は“平日の朝”だったりします。

菊池です。

朝って、どこのご家庭でもだいたい忙しいですよね。
起きる、着替える、洗面、朝食、片付け、出発。
お子さんがいれば、そこに持ち物確認や送り出しが加わる。
大人だけでも、意外と朝は段取り勝負です。

ここで効いてくるのが、家の中の“朝の5分”を削れるかどうか。
例えば、洗面が混まないか。
玄関までの流れがスムーズか。
着替えの場所と洗濯動線が離れすぎていないか。
荷物が探し物にならないか。
こういう細かいところが、朝の空気を左右します。

SOLE LIVINGの家づくりでも、暮らしのインタビューを通して、ご家族ごとの動線や生活のリズムを丁寧に聞く考え方があります。
これって、見た目や設備より地味かもしれませんが、住んでからのラクさに直結する部分なんですよね。
「何LDKか」よりも、「朝に詰まらないか」の方が、日々の体感には大きかったりする。

春は、新しい生活リズムが始まる季節でもあります。
お子さんの進学や進級、仕事の変化、通勤時間の変化。
そういうタイミングだからこそ、「理想の家」より、「朝の5分がラクになる家」を考えてみるのは結構おすすめです。

住まいって、特別な日を彩る場所でもありますが、何より“ふつうの日”を支える場所です。
その意味では、朝のバタバタが少し減るだけでも、かなり価値がある。
家づくりを考える時も、朝の動き方を一度だけ家族で言葉にしてみると、見えるものが変わるかもしれません。

それでは、また。

No.7080

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新年度に思う、“変わるもの”と“変えないもの”

4月1日。
多くの方々は、新年度が始まりました。
会社にとっても、人にとっても、やはり少し特別な日ですね。
体制が変わる会社もあれば、役割が変わる人もいる。
新しい出会いがある一方で、今までの流れを引き継ぎながら進んでいく部分もあります。

菊池です。

こういう節目の日になると、毎年思うことがあります。
それは、変わるべきものと、変えない方がいいものを見極めることの大切さ。

組織の中にいると、世の中に合わせて変わることはたくさんあります。
法律、働き方、物価、人材、技術、求められる説明の仕方。
建設の世界も例外ではなくて、ひと昔前と同じ感覚では通らないことが本当に増えました。
だから、変化を避けてはいけない。
むしろ、変わるべきところはしっかり変わらないと、置いていかれる時代だと思います。

ただ、その一方で、変えてはいけないものもある。
目の前のお客様にちゃんと向き合うこと。
建物を雑に扱わないこと。
見えないところほど丁寧にやること。
引き渡した後も含めて責任を持つこと。
こういう部分は、流行や時代に合わせて変えるものではなく、むしろ変わらずに持ち続けたいところです。

SOLE LIVINGの家づくりでも、「ひとつひとつの暮らしを想う」という言葉がありますが、まさにこういう部分なのかなと思います。
形や表現は時代に合わせて変わっても、ご家族ごとの暮らしを大事にする姿勢は変わらない。
これは住宅だけでなく、法人建物の仕事でも同じで、使う人の立場を想像することは、やっぱり基本なんですよね。

新年度って、何か新しいことを始めたくなる時期です。
でも、何を増やすかだけではなく、何を変えずに持ち続けるかを決める日でもある気がしています。
その両方が揃って、ようやく“いい更新”になるのかなと。

今年度も、一つひとつの仕事を、ちゃんと積み上げていきたいと思います。

それでは、また。

No.7079

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