「正解の間取り」を探すより、“自分たちの失敗パターン”を知っておく

家づくりの情報を集めていると、「この間取りが正解」「これが今どきのスタンダード」といった表現をよく目にします。

もちろん、住みやすさの工夫が詰まったプランはたくさんありますが、実はそれ以上に大事なのが、「自分たち家族の失敗パターン」を知っておくことだと感じています。

例えば、「片付けが苦手」なご家庭。

どれだけ収納を増やしても、“しまうまでの一歩”が遠いと、やがてリビングに物が溜まってしまいます。

そんなときは、「玄関すぐのただいま収納」「リビング近くに“とりあえず置き場”を用意しておく」など、完璧な片付けを前提にしない工夫が効いてきます。

「つい夜更かししてしまう」タイプの方であれば、寝室とリビングの距離感も重要です。

テレビの光や音がそのまま寝室まで届くと、ついつい夜更かしの習慣から抜け出しづらくなります。

逆に、寝室に向かうまでに“一区切り”の動線があるだけでも、生活リズムを整えやすくなります。

お子さんの宿題を見てあげたいのに、ついタイミングを逃してしまう…というご家庭なら、ダイニングとスタディスペースの位置関係がポイントになります。

目が届く範囲に机を置くのか、あえて少し離れた場所にするのか。

普段の関わり方によって、良い距離感は変わります。

こうした“失敗パターン”は、他人にはなかなか見えませんが、家族自身が一番よく知っています。

だからこそ、間取りの打ち合わせ前に、「今の暮らしでよく起こる困りごと」や「つい繰り返してしまう失敗」を紙に書き出してみることをおすすめします。

正解の間取りを探し続けるよりも、「自分たちらしい失敗を減らす間取り」を考えていく。

そんな視点が加わると、図面を眺める時間が、もう少し自分たち寄りの楽しい時間になるかもしれません。

それでは、また。

No.7004

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