年末に“暮らし方”を棚卸しする。来年の家づくりを一歩前に進める3つの問い

年末は、家族の予定が重なり合う時期でもあります。

カレンダーを眺めながら、「今年もバタバタだったなあ」と感じている方も多いのではないでしょうか。

これから家づくりを考えるご家庭にとって、年末は“暮らし方の棚卸し”をする絶好のタイミングです。

具体的な間取りや設備の話をする前に、ぜひ次の3つの問いを家族で話し合ってみてください。

1つ目の問いは、「この1年で一番ストレスを感じた瞬間はいつか」。

朝の支度、洗濯物の片付け、子どもの宿題を見る時間、在宅ワーク中の音問題……。

思い出していくと、「時間」「動線」「収納」「プライバシー」など、家づくりで解決したいテーマが見えてきます。

2つ目の問いは、「家にいて一番うれしかった瞬間はいつか」。

何気ない家族の団らん、友人を招いたホームパーティー、子どもと一緒に料理をしたキッチン。

心地よかった瞬間を振り返ると、「これからの家でも大切にしたい時間」が整理されていきます。

3つ目の問いは、「10年後の自分たちの暮らしを、一言で表すと何か」。

「もっと外に出ていく暮らし」「家でゆっくり過ごす暮らし」「仕事と子育ての両立を続ける暮らし」など、ざっくりしたイメージで構いません。

この“キーワード”があると、土地選びや建物の方向性がブレにくくなります。

企業の方であれば、同じ問いを「会社の今・これから」に置き換えてみるのもおすすめです。

・この1年で一番困った建物トラブルは何か
・社員やお客様から「ありがたかった」と言われた空間はどこか
・10年後、どんな働き方・サービスを提供していたいか

建物を単なる「器」としてではなく、「事業を支えるインフラ」として捉え直すきっかけになるはずです。

図面や見積もりは、年が明けてからでも十分間に合います。

まずはこの年末、家族やチームで“暮らし方・働き方の棚卸し”をしてみること。

それが、来年の家づくり・建物づくりを一歩前に進める、いちばんの準備になると感じています。

それでは、また。

No.6983

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