
これからの新築住宅は、「省エネ性能が高いこと」が特別なオプションではなく、スタンダードになりつつあります。
国の制度でも、住宅を含む新築建物の省エネ性能向上が段階的に義務付けられ、将来的にはZEH水準が標準になる方向性が示されています。
こう聞くと、「難しそう」「お金がかかりそう」というイメージを持たれるかもしれません。
ただ、ポイントを押さえておけば、「光熱費を抑えつつ、夏も冬も快適に暮らす家」を無理なく目指すことができます。
大きなポイントは3つです。
1つ目は、「断熱と気密」。
どんなに高性能な設備を入れても、窓や壁から熱が逃げてしまえば、冷暖房効率は上がりません。
断熱材の厚みや性能、サッシの種類(アルミ・樹脂・複合)などは、ぜひこだわって確認していただきたい部分です。
2つ目は、「設備の選び方」。
高効率エアコンや給湯器、換気システムなど、初期費用だけでなく、10年・20年のランニングコストも含めて比較すると、結果的に家計に優しい選択が見えてきます。
補助金制度が使える設備もありますので、国や自治体の情報もチェックしておくと良いでしょう。
3つ目は、「窓の大きさと配置」。
“南に大きな窓”は一見良さそうですが、夏の暑さや冬の熱損失が大きくなることもあります。
日射を取り入れたいところ、遮りたいところを整理したうえで、庇(ひさし)や軒、外付けブラインドなども組み合わせて計画していくと、年間を通じた快適性が変わります。
省エネ基準への適合は、もはや「やるか・やらないか」の議論ではなく、「どのレベルまで目指すか」の話になりつつあります。
これから家づくりを検討されるご家族には、「建物本体の性能」にしっかり目を向けながら、デザインや間取りとのバランスを考えていただきたいなと感じています。
それでは、また。
No.6982
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