
本日の業界メディアの記事で気になる記事が。
近年、建設業界における後継者不足が深刻化しており、東京商工リサーチの調査によると、2024年には建設業の「後継者難」による倒産が前年比6.0%増の105件と過去最多を記録したと。
この背景には、代表者の高齢化や死亡、資材高騰、職人不足といった課題が挙げられる。
一方で、サービス業や卸売業でも同様の傾向が見られ、後継者不足が労働集約型産業全体の大きな課題となっている。
このような状況は、家づくりを考えている方々にとっても無関係ではありません。
信頼できる建築会社や施工業者を選ぶことはもちろんのこと、長期的な視点で家づくりを計画する際に重要なポイントとなるはず。
そこで、現在の業界事情を踏まえた家づくりのアドバイスを以下をまとめてみました。
1. 信頼できるパートナーを選ぶ
家づくりにおいて施工業者の選定は極めて重要。
施工業者が持続的に事業を展開できる体制を整えているか、後継者がしっかり育っているかを確認することが大切。
具体的には、会社の歴史や実績、代表者の次世代育成への取り組みなどを事前に調べることをお勧めします。
また、金融機関や取引先との関係性を大切にしている企業は、事業継続性が高い傾向にあります。
2. 業界の現実を理解し柔軟に対応する
建設業界では資材価格の高騰や職人不足といった課題が続いています。
そのため、希望の仕様やスケジュールについて、柔軟に考える姿勢が求められます。
無理に安さや短工期を追求するのではなく、適正価格と現実的なスケジュールを理解した上で家づくりを進めることが重要です。
3. 長期的な視点で資金計画を立てる
後継者不足が倒産リスクを高める一方で、建設業界全体が物価上昇の影響を受けています。
これにより、予算の見直しが必要になる場合もあります。
家づくりにおいては、建築費だけでなく、将来的なメンテナンス費用や予備費も考慮した資金計画を立てることが失敗を防ぐ鍵となります。
4. 現場見学で信頼を深める
業者の選定に迷った場合は、施工中の現場見学を活用する事はマスト。
現場を見ることで、職人の技術や施工管理の様子を直接確認できます。
また、現場の清掃状況や職人の対応から、その業者がどれだけ丁寧な仕事をしているかがわかります。
こうした情報は、業者選定の決め手となるはずです。
5. コミュニケーションを大切に
業者との密なコミュニケーションは、円滑な家づくりに欠かせません。
不明点や不安な点があれば遠慮せず相談し、相互理解を深めることが大切です。
また、打ち合わせを重ねる中で、業者の対応力や誠実さを見極めることもできます。
まとめ
当たり前に家づくりは人生の大きなイベントの一つ。
今回の調査結果にあるような建設業界の現実を理解した上で、信頼できる業者を選び、計画的かつ柔軟な姿勢で取り組むことが成功への道へなるかと。
後悔のない家づくりを実現するために、情報収集や業者との対話を積極的に行い、家族の理想を叶える住まいを築いて頂ければなと。
それでは、また。
No.6649
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