メンターになる人、老害になる人。

タイトルで手にした書籍。

「メンターになる人、老害になる人。」著者 前田康二郎

主に、仕事や勉強の中で「年上の人から学ぶ」等について深堀されている書籍。

周囲には頼りになるメンターもいれば、「なんだか自分の邪魔をされている気がする」という老害的な人も多く居る社会なんだろうなと感じながら、自身も後者の人種になっている感も、場面によっては無くもないなという自覚もあり。

この本は、そうした世代間の関係を深掘りし、どのような人が周囲に良い影響を与えるのかを記されているかなと。

自分が学ぶ立場でも教える立場でも律するキッカケになるかも。

本書で印象的だったのは、メンターと老害の違いをシンプルに示している部分。

メンターとは、相手をサポートしながらも自分の価値観を押し付けない存在。

一方で老害とは、自分の過去の成功体験や価値観を絶対的なものとして、相手を無理に従わせようとする人のことを指している。

たとえば、部活動の先輩やアルバイト先の上司が「昔はこうだった」と自慢話を繰り返す一方で、「今はこうしたらどうかな?」と提案してくれる人もいたり。

その違いが、まさにこの本でいうメンターと老害の分かれ目なのかなと。

自身とこの分で向き合ってみても、ヤバいなぁとつくづく(^^♪

とは言え、多くの人はいつかは「教える側」になる日が来るし、年齢を重ねると、自分の経験に頼りたくなることも分からなくは無い。

でも、それが周りに良い影響を与えるのか、悪い影響を与えるのかは、自身の振る舞い方なんだろうなと。

本書では、教える側としての心得として、相手の成長を心から応援する気持ち、そして自分自身も学び続ける姿勢が大切だというメッセージが。

単に「経験豊富な人は尊敬されるべきだ」という考え方だけではなく、自身をアップデートする努力も怠らないメンター像を目指せれば、要らないストレスは軽減するかもですねσ(^_^;) 

『メンターになる人、老害になる人。』は、ただ相手にアドバイスをするだけでは不十分で、相手に寄り添うことが大切であり、この考え方は、仕事や勉強だけでなく、家族や友人との日常生活にも応用出来るようになれば、それはそれは良い人生に近づけそうかなと(^ε^)♪

まずは世代間のギャップに悩んでいる人や、より良い人間関係を築きたいと考える人には勿論、反抗期のお子さんをお持ちの方には、参考になるかと思います(^^♪

それでは、また。

No.6612

★モデルハウスへのご来場予約はこちらです★

こちらの記事もオススメです