
先日、X(旧Twitter)でこんなポストがされていた。
「産業別で赤字法人率が悪化したのは建設業のみで、59.5%から60.4%と前年度比0.9ポイント上昇した。」
・・・マジで!?約60%が赤字法人という事は、黒字化経営している建設会社は40%??
という事になるので、結構ショッキングだなと\(゜□゜)/
とは言え、「赤字」という結果で倒産してしまう企業が60%居るのか?というのとは異なる訳で、「倒産」等の場合の殆どの原因が「資金繰りの悪化」かと。
弊社も過去に経験したが、この状況に陥ると、非常にキツイ(T▽T;)
そもそも「回収」が出来ない、曖昧、リスケも遂行も計画もしないは、そもそも経営の継続が困難だという事だ。
そんな訳で、自社の若年層の社員対象に、上記を回避するための内容をまとめると、
建設業においてキャッシュフローを健全に保つために最も重要で、建設プロジェクトは大規模で長期間にわたることが多いため、資金の流れが滞ると会社の運営自体に大きな影響を及ぼす。
具体的なポイントとしては以下になる。
- 支払いスケジュールの管理
契約で決めた支払いタイミングに沿って、前金や中間金が確実に支払われるように確認します。
支払いが遅れると、プロジェクト自体に影響が出るため、常に顧客と連絡を取り合い、未払いリスクを減らします。 - 工事進捗と支払いの連動
進捗ごとに支払いを受けることが多い建設業では、進捗状況と支払いタイミングが一致するように管理します。
施工の遅延や予算の超過があると、支払いにも影響が出るため、プロジェクト全体のスケジュール管理が「回収」に直結します。 - 未回収リスクの最小化
契約の段階で顧客の信用調査を行うことで、最終的な回収不能リスクを防ぐことも重要。
建設業では、1件のプロジェクトが高額になるため、未回収の損失が会社全体の経営に大きな影響を及ぼしかねない。
回収を確実に行うことは、単に資金を得るだけでなく、次のプロジェクトへの投資や日常の運転資金に繋がります。
特に建設業は、他の業種に比べて高額な資金が動くため、計画的に回収を行い、資金繰りが滞らないよう管理することが不可欠。
このように、営業から始まるオペレーション全体を見通し、最後の回収までの流れをしっかりと設計することで、企業の経営を健全に保つことが可能になる。
上記のポイントは、自社の場合、職種職位に限らず共通認識がマストです。
それでは、また。
No.6542
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