
9月の課題図書はこちら。
「ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか」酒井大輔 (著)
2021年2月の1回目の課題図書して共有しているので、今回が2回目。
・・・3年ぶりとは言え、意外と新鮮に読めちゃってるのは微妙ですがσ(^_^;)
さて、ワークマンという会社が、作業服という特定の分野の商品を売り続けながらも、売り方や見せ方を工夫することで売上を大きく伸ばした成功の理由が詳しく解説されています。
作業服というと、建設現場で働く人や職人が使うものというイメージが強いですが、ワークマンは「作業服は一般人でも使える」という視点で、他の用途でも使いやすいというニーズに。
その理由は、ワークマンの作業服が丈夫で、雨や風に強く、機能的ですこれを「ただの作業服」ではなく「アウトドアでも便利な服」としてPRした結果、これまであまり買っていなかった新しいお客さんを呼び込むことに。
さらに、ワークマンは売り方にも大きな工夫を凝ら、お店の中のディスプレイや商品の並び方を工夫し、一般の人が入りやすい雰囲気を心がけました。
これまでは作業服を買う人しか来なかったお店が、家族で気軽に行ける場所に変わったと。
また、商品の価格もとてもお手頃で、アウトドアブランドの高価な商品と比べても「これならお得だ」と感じてこれにより、家族連れや若い世代もワークマンの商品に興味を持つようになった。
そして、ワークマンは広告にお金をたくさん使う代わりに、SNSや口コミを積極的に活用し、ワークマンの商品を実際に使った人が感想を投稿したり、写真をシェアしたりすることは、企業が高額な広告費をかけずに、多くの人に商品を知ってもらうための非常に賢い戦略という事を証明している。
このように、ワークマンはお金をかけずに効果的に情報を広め、結果として売上を伸ばすことに成功しました。
この頃、特に商品を変えるのではなく、どうやってその商品をお客さんに届けるか、どのようにして商品を知ってもらえるかが重要だということが可視化され、 特にビジネスの世界では、商品が良いだけではなく、その魅力をどう伝えるかが成功の鍵となることがよくわかります。
ワークマンの例は、ちょっとした工夫やアイデア次第で、結果が大きく変わることを示しており、初めてのビジネス書を読む人的にもとてもわかりやすい内容かなと。
この本は、商品の強みを踏まえつつ、それをどう伝えるかで売上結果が劇的に変わるというビジネスの基本的な考え方を、ワークマンの具体的な事例が示されています。
ワークマンのように専門的な商品を扱う企業でも、売り方次第で幅広いお客さんにアピールできることは、多くのビジネスパーソンや企業にとって非常に参考になる点だなと。
それでは、また。
No.6522
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