
7月の課題図書。
自分の小さな「箱」から脱出する方法』著者 アービンジャー・インスティチュート
この書籍は、課題図書として指定されるのは恐らく3回目。
意外と言っては何だが、読んだ社員の中でも共感という部分での評価が著しく高い書籍かなという印象。
自信にとっては、比較的にという感じですが、人間関係の悩みや自己成長についての具体的なヒントが欲しいという環境だったりすると、非常に有意義な内容かなと。
特に印象的だったのは、箱というメタファーを用いて自己認識と対人関係を語るアプローチです。
箱という概念は、自分の思い込みや固定観念、自分を守るために作り上げた壁を象徴している。
日常生活の中で、この箱の中に閉じこもりがちで、他者との健全なコミュニケーションや理解を妨げてしまうことは身に覚えがある事もしばしば。
この本では、その箱から脱出するための具体的な方法が示されていますが、それを知ったことで自分自身の行動や思考パターンを見つめ直すきっかけにはなりますが、実践は個人的に難しいなと(^^♪
らだし、本書の中で紹介される事例やストーリーは、非常に共感しやすく、実生活で応用できる具体的なアドバイスが色々と。
例えば、職場での対人関係に悩む人や、家族との関係がうまくいかないと感じている人にとって、目から鱗が落ちるような気づきがあるかも。
また、この本を通じて得たヒントの一つに、「相手を変えようとするのではなく、自分が変わること」という概念が。
これは、一見すると当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際に実践するのは難しい(^^;)))
自身も、何度も相手を変えようと試みては失敗し、そのたびにフラストレーションを感じたりした時期も多々ありましたが、この本を読んでからは、自分の心の持ち方や行動を変えることに焦点を当ようという思考が出たり、結果的に対人関係が改善されたケースもチラホラと。
特に、自分が正しいと思って行動していたことが、箱から脱出する方法を知ったことで、自分の考え方や行動が相手にどのような影響を与えているのかを考えるような場面に遭遇出来たり、結果的に相手との関係が改善された様な事も。
自分の行動が周囲にどのような影響を与えているのかを、常に意識して見つめ直す機会を作ろうとするだけでも、大きな前進なような気がします。
さらに、自己反省やフィードバックの取り入れ方、日常生活での実践方法など、すぐにでも取り入れられるヒントがありますが、自分の場合、毎日のルーティンに少しずつ取り入れるまでには到底及ばず、徐々に自分自身の変化を実感できるような行動を取る事が必要であると身に染みてます。
最後にこの本が示しているのは、人間関係において最も大切なのは「思いやり」と「自己理解」かなと。
他者を理解し、受け入れるためには、まず自分自身を理解し、自分の箱から脱出することが必要であると。
このプロセスは決して簡単ではありませんが(^^;)))
総じて、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』は、自己成長と対人関係の改善を目指すすべての人にとって、非常に有益かなと思います。
それでは、また。
No.6459
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