「改善の余地」を残すという選択。完璧を目指しすぎない家と建物のつくり方

家づくりや建物づくりは、考え始めるほど“理想の形”が増えていきます。

せっかくなら完璧にしたい。そう思うのは自然なことです。

ただ、最初から完璧を目指しすぎると、予算や工期だけでなく、計画そのものが重たくなってしまうこともあります。

そこで意識したいのが、「改善の余地を残す」という選択です。

たとえば住宅なら、最初からすべての収納を作り込まず、住んでから必要な場所に追加できる余白を残す。

家具で調整できる部分は、家具に任せる。

照明やカーテンなどは、暮らしながら“ちょうどいい”を探す。

こうした考え方は、結果として暮らしに合った形に近づきやすいです。

法人の建物でも、いきなり大規模改修をせず、まずは困りごとの大きいところから段階的に改善していく方法があります。

動線の見直し、収納の整理、作業スペースの小さな追加など、運用と小改修の組み合わせで十分に改善することもあります。

改善の余地を残すというのは、妥協ではありません。

むしろ、「暮らしや事業は変化する」という前提に立った、柔軟な計画です。

家族構成や働き方、事業の規模は、数年で変わることがあります。

変化に対応できる余白を持っている建物は、長く快適に使いやすいです。

完璧を目指すより、育てていける建物を目指す。

そういう発想があると、家づくりや建物づくりが少し気楽になり、前に進みやすくなるかもしれません。

それでは、また。

No.7014

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