こんにちは。
弊社で施工していただいたお客様へ行っているアフターメンテナンスのひとつ、定期診断の内容をご紹介します。
今回は【定期診断】外壁のひび割れについてになります。
外壁、と記載しましたが、軒下やコンクリート基礎、駐車場も基本的には同じ考え方になります。
ひび割れには大きく分けて2種類あり、「ヘアークラック」「クラック」と呼んでいます。
「ヘアークラック」は浅く細いひび割れという意味です。
おおよそ0.5㎜ほどのものをいいます。
モルタルやサイディングなどで見られる現象で、表面の仕上げ材が経年劣化で硬化してひび割れが起きます。
太陽がよくあたる場所に見られることが多く、この程度であれば急を要することはほとんどありません。
「クラック」は深く太いひび割れになります。
5㎜以上になると内部の状況が見えてくるほどになってきて、雨水の侵入の可能性があります。
実際の補修方法としては、太さが1㎜以下であれば雨漏りに発展することはないので、築10年あたりでの外壁塗装時に一緒に補修するほどで対処できます。
太さが3㎜以上のクラックになってくると、塗装の剥離が始まり外壁の傷みに繋がりますので早めの補修が必要です。
補修方法も様々ですが、部分的ですと色が合わないことがほとんどなのでかなり目立つ仕上がりになります。
綺麗に仕上げるとなると大きい面での工事になるので、足場をかけなければならない場合もあり、その他工事をまとめて検討することをお勧めします。
工事のタイミングや工事費などを含め要相談になりますが、早期対応であるほど工事規模も少なくなるので、地震が起きた後などは外壁の確認をお願いします。