繋がる建造物

こんにちは。

前回に引き続きジブリパークのお話をしていきます!

ご興味のある方でしたら、長文ですが是非読み進めてくださいませ。

 

今回は、2日目に訪れたどんどこ森です。

こちらはとなりのトトロの世界観を模したエリアになっており、作中で主に描かれたサツキとメイの家が建てられています。

この家はジブリパークとして展開する前から建てられていて、私は5年前にも訪れていました。

以前からある為、移設はせずそのまま活かす形となり、ゆっくり歩くと駅からは約30分ほどかかるほど奥のエリアになります。

そして今回、ジブリパークとして新たに建てられたのが大きなトトロの木製遊具、どんどこ堂です。

小学生以下のお子様向けですが、隣にはどんどこ森でしか買えないお土産屋さんも併設しています。

 

行き方としては、最寄り駅を降りて門をくぐり、エレベーター塔で下に降ります。

そこから右にジブリの大倉庫を見つつ、奥へ進んでいくと右手側に赤い門が見えてきます。

千と千尋の神隠しをご覧になった方はピンと来るかもしれません。

赤い建物の真ん中にいるのは裏表に顔があるあの石造。

冒頭シーンで千尋が怖がっていましたが、最後のシーンでは見送るようにして佇んでいます。

こちらもチケットいらずの愛・地球博記念公園内にありますので、気軽に写真を撮れます。

門の先には東屋が4棟あり、ベンチなど小休憩を取れるスペースになっていました。

作中でもあるようにサンドウィッチなど軽食をとってもいいかもしれません。

ちなみに、この門は名古屋のある料亭から移築されたもので、素晴らしい建造物の一部が引き継がれました。

ジブリパークの「楼門」に宿る職人技とは 「千と千尋」の湯屋彷彿、名古屋の料亭から移築:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

 

門の先には森の中をくねくねと曲がるようにしてウッドデッキの道が続いています。

さんぽの歌を歌いながら歩いていくと歌詞に沿った風景が広がります。

道路に出て看板を頼りにサツキとメイの家を目指します。

途中どんどこ処と呼ばれるお土産屋さん、お手洗いがあります。

こちらでは飴やラムネを買うことができます。

 

そのまた奥に進むとサツキとメイの家が見えてきます。

中に入るにはチケットが必要になり、遠くから写真を撮るくらいであれば外観の写真を撮れます。

色んな方がコスプレをして楽しんでましたが、ここはお子さんにメイちゃんの格好をして走り回ってもらいたいです。

ここではとなりのトトロに出てきた、4人家族の草壁家その後の生活感をそのままに見て回ることができます。

所々にこれはメイちゃんか、サツキちゃんか、はたまたお父さんか、お母さんか…

と思わず想像してしまう細かい作り込みになっています。

是非一度鑑賞してからのご来場をお勧めします。

外にはお引越しが終わってご近所のおばあちゃんとおはぎを食べたシーン、

洗濯桶に溜めた洗濯物を2人で足踏みしたシーン、

お母さんのお見舞いに3人で自転車に乗ったシーン、

全ての物を実際に触って写真を撮ることができます。

この井戸は実際に水も出るので触ってみると水の流れを感じることができます。

玄関で見ていただきたいのは靴箱。

扉を開けると4人の靴が並んでいます。

思わず目頭が熱くなるメイちゃんのサンダルは胸に刺さります…

玄関を上がって右に進むとお父さんの書斎です。

これでもかというほどの書物が並んでいます。

作中ではお父さんは大学の考古学教師です。

メイちゃんがお花屋さんのお花を置いたあの机、夜に仰いでいたうちわ…

こちらは途中までしか中に入れませんが、細かいとこまで見たいお部屋です。

その隣には秘密の扉があるので鍵を開けるのを忘れずに上を覗いてみてください。

縁側を通って部屋を渡り、奥に進むと台所があります。

サツキちゃんが朝ごはん、お弁当を作っていたシーン、

壁にかかっている小道具を用いて各々の料理を繰り広げたいお部屋です。

お隣にはお風呂があります。

こちらは中に入れませんが、サツキのように桶を用いて浴びているように体感できます。

その他にも引き出しの中だったりに色んな工夫があるので宝物を見つけるようにして開けると楽しいですよ。

 

外に出て横に登れる階段があります。

想像以上に登ります。笑

上へ行くには階段とどんどこ号と呼ばれるスロープカーもあるので安心です。

山頂まで登ると迎えてくれるのはどんどこ堂と呼ばれる大きなトトロ。

先述した通り、小学生以下のお子様しか入れませんが、隣にはお土産屋さんも併設していますので是非足を運んでみてください。

お土産の紙袋も有料ですが、ぶら下げたいデザインになっています。

私たちは歩いていきましたが、途中までバスも出ています。

大きな公園なので是非歩いていただきたいのは各所にあるベンチです。

もちろん小休憩でもありますが、各作品のモチーフが置かれているベンチがなんと15ヶ所もあるそうです。

入口へ戻る道中に見つけた崖の上のポニョに出てくる主人公宗介のバケツとポンポン船を探し歩くのも一興です。

また、車で来る場合、愛・地球博記念公園には2か所の駐車場があります。

どんどこ森には西駐車場と呼ばれる駐車場だと徒歩15分になります。

 

愛・地球博記念公園が賑わって、広大な公園がもったいないと感じていたので個人的にかなり触発されました。

今後も楽しみなジブリパークは新築物の為の森林伐採はしないという事で、公園に溶け込むような建物が共存していくように思います。

アトラクションという形とはまた別の楽しみ方として広く色んな方にジブリが愛されていく事を願うばかりです。

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