こんにちは。
先日、K様邸にてお施主様の検査がありました。
以前お話した社内検査とは異なり、社内で気になった点を修正したうえで、お施主様の最終確認および電気・水道・設備関係の使用方法、注意事項について業者の方も交えてご説明します。
現場監督が話の流れをつくりご説明するので、いつか私も経験するであろう施主検査に少々緊張しておりました。
お施主様がいらっしゃり、いざ施主検査です。
暑い中、のぼったりおりたり、外に出たり、また入ったりで、非常にお辛かったと思います。
それでも、形になった各部屋に入ると、「明るい」「木の香りがする」と笑顔がこぼれていました。
説明が終わってから実際に窓やドアに触れ、使い心地を確かめるときも、そっと手を伸ばして触れて、実感されているようでした。
さらに、こちらの現場は地階があり、地下に降りた際には互いに「涼しい~」と声が漏れ、一番良い笑顔がこばれました。
ご一緒だったお子様も、広々とした涼しい地下空間におおはしゃぎで、楽しそうな声が聴こえてきました。
できていくまでの過程を少しずつ見ていると、できたときの感動がより深くはなりますが、お施主様の新鮮な反応は私の中で慣れが生じていたことに気付きました。
初めて天井ができた、壁ができた、階段ができた、電気がついた・・・
これから多くの「初めて」を体感する喜びを、客観的に見ることは大変興奮するものでした。
お施主様が実際に窓やドアに触れ、お子様がはしゃぐ姿を見て、今までひとり想像していた暮らしがより鮮明になりました。
いつか私が現場監督としてお施主様の邸宅を担当することへの、苦労は計り知れないと思いますが、それらがあってこそお施主様の笑顔は心の奥底まで染み渡るでしょう。
K様邸のお引渡しまであとわずか。
触りたくなる衝動から触ってみてからの感動まで、お施主様の期待に応える為にも、私のできる限りを精一杯尽くしたいと思います。