木のいい香り

こんにちは。

今回は、現場のことについてお話しようと思います。

家づくりには様々な工程がありますが、「上棟」という大きな工程があります。

大抵一日で終わるのですが、 本当におめでたい日で、吉日でなければ施工しません。

内容は、構造の主要の部分である柱、梁、屋根部分までを組み立てていくものです。

家全体の形が分かる骨組みを組むので、倒れないように一気に組み上げなければならないので、非常に大変な作業です。

大工さんも何人かの方に集まってもらい、大型車で木材を吊り上げながらの大掛かりな作業は、圧巻です。

それと同時に、危険極まりない作業でもあるので、私はいつも見守っていたり、ごみ拾いなどの雑務でしか手伝えることがありません。

安全に、スムーズに、気持ちよく作業できる環境づくりが私の仕事です。

 

上棟すると、より細かい窓や筋交いなど、大工さんがつくり上げていきます。

上棟してすぐはとてもいいにおいが広がっていて、深呼吸ばかりしています。

無垢の木材だと触り心地も暖かく、思わず触ってしまいます。

個人的に、小屋裏や下屋の屋根下地が好きです。

閉ざされてしまう空間ですが、外からの雨風を凌ぐために美しく並べられた姿がたまりません。

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受験生

こんにちは。

昨日の日曜日。

資格試験である二級建築士二次試験日でした。

私においての「受験生」がひとつの区切りを迎えました。

受験生は、大人でもやって来るのであって、学生よりも専門知識の多い勉強は、必死さが別物でした。

去年の11月頃から始め、本格的な勉強は今年からとなり、社会人として両立できるのか、約9ヶ月で資格取得まで辿り着くのか・・・

常に不安でありました。

学科試験は無事合格し、二次試験は製図試験となります。

図面は一通り書けたか、とは思うのですが、予想問題で教材に載っていた防火対策、省エネ対策の問題で大きくつまずきました。

出る恐れがあるかどうか・・・という扱いで、実際に図面上で実施せずに、本番も全く意識していなかった事が、非常に悔やまれました・・・

エスキスや新傾向の部分詳細図ばかり練習してしまって、偏っていました。

「二級建築士」になる為の試験は、当たり前ですが学科の知識もしっかり表記できるような製図練習が必要でした。

実務をこなすのであれば、できて当然の試験であったと思います。

習った知識を実際に使えないのであれば、全く意味を成さない事を実感した試験となりました。

この誤りが、合否にどう影響が出るかは定かではありませんが、あとはもう願うばかりです。

二次試験合否発表日は、12月6日。

後悔が薄れた頃に、やってくる現実です。

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