平屋が選ばれる理由は、“流行”だけじゃない

ここ数年、平屋のご相談は確実に増えている印象があります。

以前は「セカンドライフ向け」みたいな見られ方もあった気がしますが、今は子育て世帯の方からも普通に選択肢として挙がりますね。

菊池です。

平屋が支持される理由って、もちろん見た目の格好良さもあります。

ただ、それ以上に大きいのは、暮らしの動きがシンプルになることだと思っています。

洗濯、掃除、子どもの支度、片付け。

家の中で一日に何度も繰り返す“上がる・下りる”がなくなるだけで、生活の感覚がかなり変わります。

SOLE LIVINGのスタイルの中でも、平屋は“古くから愛される住まい”として位置付けられていて、素材の心地よさと今の技術を調和させながら、暮らしやすさと開放感の両方を大切にしている印象があります。

個人的にも、平屋の良さは「平面で完結すること」そのものより、家族の距離感が自然になりやすい点にある気がしています。

とはいえ、何でもかんでも平屋が正解という話ではありません。

敷地の広さ、周辺との視線の関係、日当たり、駐車スペース。

平屋だからこそ慎重に見た方がいい条件もあります。

ただ、そこが上手く整理できる土地であれば、住み始めてからの“ラクさ”は、かなり大きい。

家づくりの打ち合わせでは、つい「何部屋必要か」「何帖欲しいか」に意識が向きますが、平屋を考える時は、

「一日に何回階段を使いたいか」
「家族の気配をどのくらい感じていたいか」

そんな問いの方が本質に近いのかもしれません。

流行っているから、ではなく、自分たちの暮らしに合っているから選ぶ。

平屋も、そういう視点で見ると、ぐっとリアルな選択肢になってくるかなと思います。

それでは、また。

No.7062

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“確認申請が重くなった”を、悪い話だけで終わらせない

ここ1年くらいで、家づくりやリフォームをご検討されている方から、「以前より確認申請に時間がかかる感じがしますね」という話を聞くことが増えました。

設計や現場に関わる側としても、以前より“前倒しで整えておくべき事”が増えている感覚はあります。

菊池です。

国土交通省の案内でも、建築基準法改正に伴って、建築確認や検査、審査省略制度の対象が見直され、木造戸建住宅の確認手続きもこれまでより丁寧さが求められる流れになっています。

また、大規模な木造戸建てリフォームについても、確認手続きが必要になるケースがあります。

こういう話を聞くと、「面倒になったな」「時間がかかるな」で終わりがちですが、個人的には、それだけではないと思っています。

構造や省エネに関する部分を、以前よりきちんと確認する流れになったということは、裏を返せば、住まい手にとっての安心材料が増えるという面もある訳です。

もちろん、実務としては簡単ではありません。

確認申請が絡むと、設計の詰め方、図書の準備、スケジュールの組み方など、以前以上に段取りが大事になります。

だからこそ、お客様側も「急げば何とかなるだろう」ではなく、少しだけ余裕を持って相談や計画をスタートする方が、結果としてスムーズかなと思います。

大事なのは、制度を怖がることではなく、今のルールの中でどう家づくりを整えるか。

時間が必要な理由をちゃんと説明してくれる会社なのか。

どこで何が必要になるのかを、分かりやすく伝えてくれるのか。

そういう点も、会社選びの一つの視点になるのではないでしょうか。

“以前より慎重になった”というより、“以前より見える化された”と捉えると、少し受け止め方も変わるかもしれませんね。

それでは、また。

No.7061

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間取りの前に、休日の話をする

「どんな家にしたいですか?」

この質問、家づくりでは当たり前のようでいて、実はけっこう難しいですよね。

すぐに具体的な答えが出る方ばかりではありませんし、むしろ言葉にできない方の方が自然だと思います。

菊池です。

そんな時に、いきなり間取りや部屋数の話から入ると、案外まとまらない事があります。

それよりも先に話した方がいいのが、休日をどう過ごしたいかだったりします。

朝はゆっくりしたいのか。
家族で朝食を囲みたいのか。
洗濯を一気に片付けたいのか。
子どもが友達を連れてきやすい家がいいのか。
一人になれる時間が欲しいのか。

こういう話の方が、そのご家族らしさが出やすいんですよね。

SOLE LIVINGの家づくりでも、最初のヒアリングでは間取りや好みだけでなく、休日の過ごし方や趣味、ご家族の価値観を丁寧に聞いていく考え方がベースになっています。

これ、すごく理にかなっていると思っていて、家って“部屋の集合体”ではなく、“暮らし方の器”なので、先に暮らしの輪郭が見えた方が、結果的にプランもブレにくいです。

例えば、同じ4人家族でも、家でのんびり過ごすのが好きなご家族と、週末はほとんど外に出るご家族とでは、必要な家は全然違います。

だから「何LDKがいいか」よりも、「どういう時間を家で過ごしたいか」の方が、実は大事なんですよね。

図面を見る前に、家族で休日の話をしてみる。

地味ですが、ここが揃うと、その後の打ち合わせがかなり進めやすくなります。

間取りは、その会話のあとでも十分間に合うかなと思います。

それでは、また。

No.7060

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来客動線を10分だけ歩いてみる

社屋や事務所、工場の管理をされている方とお話ししていると、建物の中の運用には本当に気を配っている会社ほど多いなと感じます。

ただ、その一方で“お客様の目線”で建物を見直す時間は、意外と少ないのかもしれません。

菊池です。

おすすめしたいのは、たった10分でいいので、来客のつもりで建物を歩いてみることです。

駐車場に車を停める。

入口に向かう。

受付を探す。

会議室に案内される。

トイレを借りる。

この一連の流れを、自分が初めて来た人のつもりで歩いてみる。

すると、結構いろいろ見えてきます。

「入口の案内が分かりづらいな」
「傘立ての位置が中途半端だな」
「受付の前に荷物が仮置きされていて雑然として見えるな」
「会議室までの途中で、どこに入っていいか少し迷うな」

こういうのは、毎日使っている側だと慣れてしまって気づきにくい部分です。

大掛かりな改修をしなくても、建物の印象はかなり変わります。

看板の位置、掲示の整理、照明の明るさ、入口マット、ちょっとした物の置き方。

要は、“迷わせない・戸惑わせない・気を遣わせない”が揃うだけで、来客の受ける印象はずいぶん変わるんですよね。

これは住宅でも少し似ています。

住む人は慣れてしまっても、初めて来る人の視点で見た時に、玄関やリビングの空気感って結構その家らしさが出ます。

法人建物で言えば、会社の印象は豪華さよりも「整っている感じ」で決まる事の方が多い気がします。

春は、人の出入りが増える季節です。

新年度を前に、一度だけ“自分の建物をお客様の目で歩く”。地味ですが、結構効くと思いますよ。

それでは、また。

No.7059

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“五感”で選ぶ家、という考え方

家づくりの打ち合わせをしていると、どうしても最初は「何帖か」「収納はいくつか」「キッチンはどの仕様か」といった話になりやすいです。

もちろん、それはとても大事。

ただ、住み始めてから本当に効いてくるのは、案外そういう“数字”ではなく、毎日なんとなく感じる心地よさだったりします。

菊池です。

朝、カーテンを開けた時の光の入り方。

玄関を開けた瞬間の空気感。

無垢の床を素足で歩いた時のやわらかさ。

窓を少し開けた時に抜ける風。

こういうものは、図面ではなかなか表現しきれません。

でも、暮らしの満足度をつくるのは、実はこういう“説明しづらい部分”だったりするんですよね。

SOLE LIVINGの家づくりでも、「五感」を大切にする考え方があります。

光、風、木の香り、調湿された空気感。そういったものを、単なるデザインの言葉ではなく、毎日の暮らしの質として捉えている。

これ、個人的にはとても大事な視点だと思っています。

家って、派手に感動する場所というより、毎日帰ってきて、自然に気持ちが整う場所である方が強いと思うんです。

だからこそ、モデルハウスや見学会でも、「このキッチン格好いいな」だけで終わらずに、

「ここに立った時、落ち着くか」
「この空気、好きか」
「この明るさ、朝気持ち良さそうか」

そんな見方をすると、数字だけでは分からない“合う・合わない”が見えてきます。

3月に入って、光も風も少しずつ春っぽくなってきました。

こういう季節は、家の“体感”を確かめるにはちょうどいいタイミングかもしれませんね。

間取りや設備の前に、自分たちの五感がどう反応するか。

そこも、家づくりの立派な判断材料かなと思います。

それでは、また。

No.7058

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「4月の前に」家づくりの“家族会議”を軽く回す方法

3月は忙しい。だから家づくりの話も後回しになりがち。

でも、4月に入るとさらに予定が詰まるので、今のうちに“軽い家族会議”だけ回しておくのがオススメです。

菊池です。

ポイントは、会議を重くしないこと。やることは3つだけ。

① 今の住まいの「困ってる」を3つ書く
② 新しい暮らしで「増やしたい時間」を1つ決める
③ 次の一歩(資料請求/見学/相談)を日付だけ決める

①は、収納が足りない、寒い、音が気になる、通勤が大変…何でもOK。

3つに絞ると芯が立ちます。

②は、家族でご飯を食べる時間、子どもの勉強を見る時間、趣味の時間。

ここを決めると、間取りや場所の優先順位が自然に見えます。

③は、“やる日”を決めるだけ。内容は未定でもいい。日付が入ると現実になります。

法人の方も同じで、建物の修繕や改善は「課題3つ」「効果1つ」「次の一歩の日付」で回すと進みます

重い計画より、軽い打ち手を先に。

家づくりは、勢いより“少しずつ前に進む仕組み”が勝ちます。

忙しい3月だからこそ、軽く回していきましょう。

それでは、また。

No.7056

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「見積もりの“安さ”が不安な時に、見るべきは金額じゃない」

見積もりを取ると、たまに“安すぎて不安”なことがあります。

高いと困るけど、安すぎると怖い。これ、めちゃくちゃ分かります。

こういう時に見るべきは、合計金額よりも、前提条件が書かれているかです。

・どこまで含むのか
・どこから別なのか
・追加が出る条件は何か

この3つが明確かどうか。

安い見積もりの中には、最初から抜いているものがあることがあります。

たとえば養生、廃材処分、仮設、諸経費、現場管理。

これらは工事を成立させるための要素なので、後から乗ってくると結局高く感じます。

逆に、ちゃんと書いてあって安いなら、それは企業努力か、工事の段取りが合理的か、どちらかです。

住宅でも法人でも、見積もりの比較は「値段の比較」じゃなく「条件の比較」です。

条件が揃ってから、初めて値段が意味を持つ。

ここを押さえると、変に振り回されなくなります。

不安な時は、ストレートに「この金額の前提を教えてください」でOKです。

そこで丁寧に答えてくれるかどうかも、判断材料になります。

それでは、また。

No.7055

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「春の湿気、実はここから始まる」—カビの前兆の見つけ方

春が近づくと、暖かくなるのは嬉しいんですが、湿気も始まります。

カビは梅雨のイメージがありますが、実は“前兆”は春から出てきます。

見つけ方は3つ。

1つ目は、収納のにおい。クローゼット、押入れ、倉庫の壁際。開けた瞬間に「こもってる」感じがしたら要注意。

2つ目は、壁紙の端の浮き。角、窓の周り、家具の裏。湿気が溜まる場所は、端から変化が出ます。

3つ目は、窓まわりの黒ずみの復活。冬の結露を拭いても、春に再発するなら、換気・湿度・家具配置のどれかが合っていない可能性があります。

住宅は、家具を壁にピッタリ付けすぎないのが意外と効きます。

少しだけ隙間を作る。空気が動くだけで違います。

法人建物は、棚や資材が壁を塞いでいると、壁際が“湿気のポケット”になります。

壁から少し離して置く、点検ルートを確保する。これだけでも予防になります。

カビは出てから対処すると、気持ち的にも手間的にも重いです。

だから前兆で止める。

春はそのチャンスです。

それでは、また。

No.7054

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「見えないコスト」を減らすのは“倉庫の歩数”だったりする

法人のお客様と話していると、「人が足りない」「時間が足りない」がいつもテーマになります。

でも、採用や設備投資の前に、じわじわ効くのが“歩数”です。

倉庫や工場、バックヤードの歩数。これ、見えないコストのかたまりです。

たとえば、1回のピッキングで20歩多いだけでも、1日50回なら1000歩。

月にすると相当です。

しかも歩数が増えると、疲労が溜まり、ミスも増えます。

つまり、歩数はコストだけじゃなく品質にも効く。

改善は難しくありません。

まずは「よく出るものベスト10」を棚卸しして、腰〜胸の高さにまとめる。

これだけで体感が変わります。

次に、取りに行くルートを“片道”にする。

あちこち往復していると、歩数が増えます。ゾーンを決めて、流れを作る。

最後に、仮置きの場所を決める。仮置きが散ると、探す歩数が増えます。

探すのが一番ムダです。

住宅でも似ていて、家事動線の話より先に「探し物が減る」だけで暮らしはラクになります。

探す時間って、ストレスなんですよね。

歩数は、設備投資なしでも削れる。

しかも削れた分は、毎日返ってくる。

地味だけど強い改善です。

それでは、また。

No.7053

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「内装の好み」で揉めないコツは、“好き”を言語化しないこと?

家づくりで地味に揉めやすいのが、内装の好み問題。

「ナチュラルがいい」
「シンプルがいい」
「ホテルライクがいい」

言葉は同じでも、頭の中の絵が全然違う。これが揉めポイントです。

そこでおすすめなのが、“好き”を言語化しすぎないこと。矛盾してますが(笑)

言語化より先に、写真を集める。できれば10枚。そこから「共通点だけ拾う」ほうが早いです。

たとえば、写真を並べると、

・木が多いのが好き
・白が多いのが好き
・照明が間接なのが好き
・黒い線が入ってるのが好き

みたいに、“要素”に分解できます。言葉のイメージ違いが消えるんです。

次にやるのが、触る場所だけ先に決める。

床、キッチン、洗面、ドアの取っ手。人は毎日触るものに対して敏感です。

逆に、壁紙の細かい柄とか、棚の色とかは後で調整が効く。順番を間違えると疲れます。

最後は、家族で“やらないこと”を決める。

「濃い色は使わない」
「木は明るいトーン」
「ツヤ感は抑える」

この“やらない”が決まると、選択肢が一気に減って決めやすいです。

法人の内装改修でも同じで、コンセプトを言葉だけで作ると、現場でブレます。

写真と要素で揃えると、後戻りが減ります。

という事で、好みの話は“言葉”より“写真”。

これが一番ラクだと思います。

それでは、また。

No.7052

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