
12月に入り、「そろそろ大掃除を…」という声も聞こえてくる季節になりました。
せっかく家じゅうに目を向けるこのタイミングだからこそ、掃除だけで終わらせずに「家の健康診断」をしてみませんか。
私たちが毎年健康診断を受けるように、家も定期的に状態を確認してあげることで、将来の大きなトラブルを防ぐことができます。
今日は、冬の今だからこそチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
① 窓まわりの結露・カビ
冬になると一気に増えるのが、窓ガラスやサッシまわりの結露です。
放置するとカビの原因になり、見た目だけでなく、家族の健康にも影響が出ることがあります。
・サッシのパッキンに黒ずみはないか
・窓枠の木部が変色したり、ブカブカしていないか
こうしたサインがある場合は、単なる掃除では解決しないケースもあります。結露対策としては、内窓の設置なども有効ですので、気になる方はリフォーム・リノベーションのページもご覧ください。
② 外壁・屋根のひび割れ・コーキング
外まわりは寒さと乾燥、雨風の影響を受けやすい部分です。年末の晴れ間に、ぜひ一度ぐるっと家の外周を見回してみてください。
・外壁の細かなひび割れ(ヘアークラック)が増えていないか
・サッシまわりや外壁の継ぎ目のコーキングが痩せて、隙間が空いていないか
・屋根の一部だけ色が極端に薄くなっていないか
こうした症状は、すぐ雨漏りにつながらなくても、「予備軍」である可能性があります。
早めに手を打つことで、結果的にメンテナンスコストを抑えられるケースが多いです。
③ 給湯器・水まわりの異音・水漏れ
冬場は給湯器や水まわりの酷使シーズンでもあります。お湯の出が悪い、変な音がする、ポタポタと水漏れしている…といった症状を「気のせいかな」と流していないでしょうか。
・給湯器からいつもと違う音がしないか
・配管の継ぎ目や床下点検口付近に湿り気がないか
・トイレや洗面台下の収納内部が湿っぽくないか
軽微なトラブルのうちに見つけておくと、突然の故障や水漏れによる被害を抑えることができます。
④ 床下・基礎まわりのひび・湿気
なかなか普段目にすることのない床下ですが、実は家の健康状態を知るうえでとても重要なポイントです。
・基礎に大きなひび割れがないか
・床下点検口を開けたとき、カビ臭さや過度な湿気を感じないか
・シロアリ被害の痕跡(木くず・蟻道)がないか
ここはご自身だけでの判断が難しい部分でもあります。気になる症状があれば、プロの目でチェックしてもらうことをおすすめします。
相陽建設では、アフターメンテナンス専門部署による無料定期診断を行っています。
ご自身での確認に不安がある方は、ぜひご活用ください。
⑤ 室内の寒さ・すきま風・乾燥
最後のチェックポイントは、「体感」です。
・同じ家の中でも、特定の部屋だけ極端に寒い
・床付近だけスースーと冷える
・エアコンを強くしてもなかなか暖まらない
こうした場合は、断熱・気密の性能が十分に発揮されていない可能性があります。放置すると、「冬はこの家は寒いから仕方ない」とあきらめてしまいがちですが、断熱改修や窓まわりの改善で、体感は大きく変えることができます。
自然素材と性能にこだわった住まいづくりを行っているのモデルハウスにお越しいただくと、「冬のあたたかさの違い」を実際に体感していただけます。
まとめ:小さな違和感を「来年に持ち越さない」
年末は、“今年一年ありがとうございました”と家に声をかけたくなるタイミングでもあります。
その感謝の気持ちと一緒に、家の状態をチェックしてあげることは、これからの10年・20年を安心して暮らすための、何よりのプレゼントになります。
「もしかして…?」という小さな違和感を、来年に持ち越さず、この年末のうちに一度整理してみてください。
ご自宅の状況を聞いてほしい、具体的な点検やメンテナンスの相談をしたいという方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
相陽建設は、“建てた後”の暮らしも含めて、これからも皆さまの家の主治医として伴走してまいります。
それでは、また。
No.6965
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