廃墟と自然と

こんにちは。

世の中、不穏な空気に包まれ、いよいよ日本でも外出自粛要請が出ました。

せっかくのお花見を予定していた約束は3つも延期になりました。

ショックですが、少し前の楽しかったことを振り返って、出掛けられる日を楽しみにしながら、落ち着くころを待つしかないです。

少し前ですが、横須賀へ行きました。

横須賀には「猿島」という無人島があります。

島では、縄文時代の土器など古い歴史もあり、明治時代には軍の要塞として使用され、砲台に関する建造物が多くありました。

廃墟が建ち並び、長いトンネルも多いです。

雰囲気が「天空の城ラピュタ」に似ているという話もあり、楽しみでした。

 

当日、駅につくと雨。

曇り予報だったのに…と友人と悔しがっていると、島につく頃には止んでいました。

映画の作中でも、ラピュタの末裔であるシータが降り立つと、城の暗雲が晴れていきます。

展開が熱く、思いのほか興奮しました。

 

島につくと、春先でも生い茂る緑で自然豊かでもあり、通路やお店など人工的な部分もあり、という感じです。

いざ進んでいくとトンネルがあります。

結構暗がりで、作中の廃坑を進むシーンと重なりました。

煉瓦造りなのも味が出ています。

積み方も日本では珍しい「フランドル積み」(フランス積み)になっています。

トンネルはアーチ形であったり、なかなか凝っていたりで、砲台の見栄えを狙ったのでしょうか…

木の根っこや蔓、苔が壁を覆っていました。

パズーであれば登れるかな、とつい想像してしまいます。

島はそんなに広くなく、すぐに一周してしまう距離です。

所々、立ち入り禁止の箇所があり、岩場や洞窟もあったようなので、凄く残念でした。

1957年には海水浴場としても親しまれていたそうで、時代が羨ましいです。

杖を入り口で配っていたのですが、そこまで苦でもなく使わず終いでした。

自然に囲まれている廃墟になんだか惹かれてしまうのは、時の流れでしょうか…

抗えない自然の強さも感じるような猿島でした。

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