
間取りの打ち合わせが始まると、どうしても図面や寸法の話が中心になります。
もちろん図面が読めると便利ですが、実はそれ以上に大事なのが「家族のものさし」を揃えることです。
ここが揃っていないと、図面をどれだけ見ても、話が噛み合いにくくなります。
たとえば、「広いリビングがいい」と一口に言っても、何を広いと感じるかは人によって違います。
リビングで子どもが走れることを指すのか、ソファとダイニングの距離に余裕があることなのか、来客があっても窮屈に感じないことなのか。
同じ言葉でも、指しているイメージが違うと、完成後に「思ってたのと違う」が起こりやすいです。
ものさしを揃えるコツは、「場面」で話すことです。
・平日の朝、どこで渋滞する?
・夜、どこで一人になりたい?
・休日、家族で何をして過ごしたい?
こうした場面の話にすると、必要な広さや配置が具体化します。
法人の建物でも同じで、「使いやすい倉庫」「働きやすい事務所」という言葉は抽象的です。
ピッキングの動線、検品スペースの置き方、来客導線と作業導線の分離など、“場面”で語ると改善点が見えてきます。
図面は、ものさしが揃ったあとに見ると、理解がぐっと進みます。
まずは家族やチームで「うちにとっての快適って何?」を場面で言葉にしてみる。
そこから図面に向かうと、判断が早くなり、迷いも減っていきます。
それでは、また。
No.7018
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