倉庫や工場の“動線渋滞”を解消する、現場ヒアリングのコツ

法人のお客様と話していると、「倉庫や工場内のレイアウトをどうにかしたい」というご相談をいただくことがあります。

フォークリフトと人の動線が交差して危ない、ピッキングのルートが長くて非効率、荷物の一時置き場がいつもあふれている…。

こうした“動線渋滞”は、安全面と生産性の両方に影響してきます。

改善のスタートとしておすすめなのが、「現場の声を聞く順番」を意識することです。

いきなりレイアウトの案を出すのではなく、まず現場のスタッフに「一日の動き」を語ってもらうところから始めます。

・どの時間帯に、どの通路が混みやすいのか
・どの作業時に、移動距離が長いと感じているのか
・危ないと感じた瞬間や、ヒヤリとした経験はどこで起きたのか

こうした話を、図面を見ながら付箋やペンで書き込んでいくと、「渋滞ポイント」「危険ポイント」が視覚化されてきます。

次に、「理想の動き方」をシンプルな言葉で定義してみます。

例えば、「フォークリフトはできるだけ同じルートを回る」「人の動線は“逆走”を減らす」「ピッキングはゾーン制で考える」など、いくつかの約束事を決めたうえで、レイアウトを見直します。

ここで大事なのは、“完璧な最終形”をいきなり目指さないことです。

まずは一部の棚の向きを変えてみる、通路幅を少し広げてみる、動線の重なりを一箇所だけ減らしてみる…。

小さなトライ&エラーを重ねながら、「現場の感覚」と「図面上のロジック」をすり合わせていくほうが、結果的に定着しやすくなります。

倉庫や工場の改善は、「設備投資」だけでなく、「動き方のデザイン」でも変えられます。

現場の人たちと一緒に地図を囲みながら、「ここをもう少しラクにできないかな?」と考える時間をつくることが、最初の一歩かもしれません。

それでは、また。

No.7000

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