二世帯・近居を考えるときに、“お金以外”で話しておきたいこと

ご相談の中で、「実家のそばに家を建てようか」「二世帯住宅も選択肢に入れている」というお話を伺うことがあります。

どうしても最初は、建築費やローン、相続など“お金”の話に意識が向きがちですが、同じくらい大切なのが「日常の距離感」についてのすり合わせです。

例えば、「玄関を分けるかどうか」。

完全分離にするのか、玄関だけは一緒にするのか、住み方によって正解は変わります。

大事なのは、「どのくらいの頻度で顔を合わせたいか」「どこまで生活リズムを共有できそうか」を、ざっくばらんに話してみることです。

キッチンについても同じです。

一緒にご飯を食べるのが週に何回くらいありそうか。

お互いの仕事や外食の頻度を考えると、どこまでを“共用”にして、どこからを“別々”にしたほうが気を遣わずに済むのか。

こうした感覚のズレは、間取りの段階である程度見えてきます。

また、「将来、どちらかの世帯構成が変わったときにどうするか」も、頭の片隅に置いておきたいテーマです。

子どもが独立した後、片側だけが広く余るのか。

介護が必要になったとき、誰がどこでどんな役割を担うのか。

もちろん、すべてを事前に決めることはできませんが、「話し合える空気」をつくっておくこと自体が大切だと感じます。

二世帯・近居は、「誰かが得をする・損をする」というゼロサムではなく、どうすればお互いが少しずつラクになり、安心できるかを一緒に探っていくプロジェクトです。

間取りや資金計画と同じくらい、「どんな関係性でいたいか」という話にも時間を割きながら、計画を進めていけるといいなと思います。

それでは、また。

No.6999

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