完成見学会でチェックしたいのは“仕様”よりも“暮らしの痕跡”かもしれない

家づくりの情報収集として、「完成見学会」に参加される方は多いと思います。

カタログやモデルハウスでは分からない、“実際のお客様の家”を見られる貴重な機会です。

見学会というと、キッチンのグレードや設備の種類、収納の数など、どうしても“仕様”に目が行きがちです。

もちろんそれも大切なのですが、せっかく足を運ぶのであれば、もう少し違う視点も持ってみると収穫が増えます。

ひとつは、「暮らしの痕跡」に目を向けること。

例えば、

  • 玄関まわりに、靴や傘、ベビーカー、自転車などがどんなふうに収まりそうか
  • リビングの一角に、子どもの勉強や家事のちょっとした作業に使えそうなスペースがあるか
  • キッチンの背面やパントリーに、日々の買い物のストックがどのくらい入りそうか

といった、“物の居場所”をイメージしてみます。

最新の設備かどうかより、「自分たちが持っている物が、ここで気持ちよく収まりそうか」のほうが、暮らしの満足度に直結することが多いからです。

もうひとつは、「音」と「視線」の抜け方です。

リビングと個室の距離、階段を上り下りするときの足音、トイレや水まわりの位置関係…。

その家に実際に立ってみると、「ここなら話し声がリビングまで届きそう」「ここは静かな場所になりそう」といった感覚がつかめます。

さらに、「参加しているご家族の表情」も、さりげなく見てみてください。

同じ家を見ていても、パートナーと自分、子どもたちで気になるポイントが違うものです。

「どこで足が止まっているか」「どんな会話が生まれているか」を観察することで、自分たち家族にとって大切なポイントが浮き彫りになってきます。

完成見学会は、単に“いい家を見に行く場”ではなく、「自分たちにとっての、いい暮らしのヒントを集める場」です。

仕様の比較だけにとどまらず、暮らしの痕跡・音や視線の通り方・家族の反応といった“生の情報”を持ち帰ることで、図面やカタログを眺めるだけでは見えなかった気づきがきっと得られるはずです。

それでは、また。

No.6993

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