
上の写真は、当社が採用している「遠隔施工現場管理システム」を通じて撮影した、実際の着工前の現場の様子です。
現場に足を運ばなくても、担当者がパソコンやタブレットから状況を確認できる仕組みで、当社では全棟での活用を進めています。
注文住宅は、一邸一邸がお客様の「唯一無二」の住まいです。
だからこそ、図面どおりに安全かつ高精度で施工されているかを確認する「施工管理」の質が、そのまま家づくりの質になります。
その施工管理を、アナログだけに頼らずDXで進化させていくこと。
これが、これからの建設業界にとって欠かせないテーマであり、当社が本気で取り組んでいる分野です。
なぜ今、「施工管理DX」が必要なのか
- 現場は複数同時進行し、工程も複雑化
- 大工さんや各種職人さん、設備・電気・外構など、多くの専門業者が出入り
- 法改正や省エネ基準の強化により、確認すべきポイントも増加
こうした背景から、「担当者が現場を走り回るだけでは、十分に管理しきれない」時代になってきました。
もちろん、実際に現場へ行き、五感で確かめることは今後も欠かせません。
そのうえで、デジタルの力を組み合わせて、抜け・漏れを減らし、品質を底上げするという発想がDXです。
当社が導入している「遠隔施工現場管理システム」とは
当社の現場では、専用カメラやICT機器を設置し、
- 現場の全景・細部を定期的に撮影
- クラウド上で、関係者がいつでもどこからでも閲覧
- 撮影日時や位置情報も自動で記録
できるようにしています。
写真や動画は、工程ごと(基礎・土台・上棟・断熱・仕上げ など)に整理され、社内の監督や設計、場合によっては協力業者とも共有されます。
これにより、
- 「あの現場、昨日の雨で状況はどうだったか?」
- 「断熱材の施工状況を、設計側も確認したい」
といった時に、移動時間なしで素早く確認・指示が出せます。
お客様にとってのメリット
このようなDXは、単に社内の効率化のためだけではありません。
マイホームづくりを任せていただくお客様に、次のようなメリットをもたらします。
1. 施工プロセスが「見える」安心感
家づくりでは、完成してからは見えなくなる部分ほど重要です。
基礎の配筋状況、構造金物の取り付け、断熱・防水の処理などは、その代表例です。
遠隔施工管理システムにより、これらの工程を写真として記録・保管できるため、
- 「どのタイミングで、どのように施工されたのか」
- 「当初の設計どおり、きちんと守られているか」
を後から確認できる“施工履歴”になります。
将来、リフォームやメンテナンスを行う際にも、この記録が役立ちます。
2. 連絡・打合せの質が上がる
お打合せの際に、現場の最新写真を一緒に見ながらご説明できるため、
- 「この部分の高さイメージ」
- 「窓からの見え方・抜け感」
など、図面だけでは伝わりにくいポイントを共有しやすくなります。
お忙しくて頻繁に現場に行けないお客様でも、住まいができていく過程を、より具体的にイメージしていただけます。
3. 万が一のトラブルにも迅速対応
例えば、天候不良や資材の遅れなど、現場には想定外の出来事も起こります。
その際も、現場の状況を即座に共有できることで、社内での判断が早くなり、スケジュールへの影響を最小限に抑えやすくなります。
職人さん・現場にとってのメリット
DXというと「現場が監視されるのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、当社では職人さんたちの“働きやすさ”を高めるツールとして捉えています。
- 施工前に、写真を見ながら細かい納まりを事前共有
- 過去の施工事例を参考にしながら、より良い工法を検討
- 完成後、自分たちの仕事が記録として残ることで、モチベーションアップ
など、「いい仕事をしたい」という現場のプロたちの思いを、会社として後押ししていくための仕組みです。
注文住宅だからこそ、施工プロセスと精度にこだわる
当社が手掛ける注文住宅は、間取りも仕様も、お客様ごとに一からつくり上げる“オーダーメイド”です。
同じ図面・同じ仕様の家を大量に建てるハウスメーカーとは、前提が大きく異なります。
- 敷地条件
- 周辺環境(道路・隣地・日当たり・眺望)
- お客様のライフスタイルや将来設計
これらを丁寧に読み解きながら設計し、それを現場で高い精度で形にしていく。
この「設計」と「施工」をつなぐ部分こそが、当社の最も大事にしている強みです。
その強みをさらに磨くための手段として、遠隔施工管理システムをはじめとするDXの取り組みを積極的に進めています。
「どんな考えの工務店に任せるか」で、家づくりは変わる
マイホーム計画を進めるうえで、「どの会社に相談すればいいのか?」と悩まれている方も多いと思います。
価格やデザイン、性能だけでなく、ぜひ注目していただきたいのが、その会社が、どれだけ施工プロセスと品質管理にこだわっているかという視点です。
- 現場の見える化やDXに取り組んでいるか
- 完成後だけでなく、施工中の品質をどうやって保証しているか
- 一邸一邸を“自分ごと”として管理しているか
当社は、この部分に真剣に向き合い、技術と仕組みの両面から改善を続けています。
今回ご紹介した遠隔施工現場管理システムも、その一つの具体的な取り組みです。
最後に
家づくりは、一生に何度もない大きなプロジェクトです。
だからこそ、お客様には「どんな考え方の工務店と一緒に家をつくるのか」を大切にしていただきたいと考えています。
当社は、現場で汗を流す職人さんの技と、DXによる見える化・効率化を組み合わせ、“唯一無二の注文住宅”を、確かな施工プロセスと高い精度でカタチにすることをお約束します。
施工管理やDXへの取り組みについて、もっと詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
それでは、また。
No.6955
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