
「日本経済がヤバいらしい」「少子化で未来が不安」──そんな言葉をテレビやSNSで見聞きすることも慣れましたσ(^_^;)
という事で、こちらの書籍で真実を(^^♪
「ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」」著者:坂本貴志
そうした「なんとなくの不安」を冷静に見つめ直すキッカケの1冊かも。
著者は、厚生労働省や内閣府での勤務経験を持つデータアナリスト。
つまり、日本経済を“感覚”ではなく“数字”で語れる数少ない専門家。
本書の大きな特徴は、「不安をあおらない」点。
タイトルに“ほんとうの”とあるように、著者はセンセーショナルな予測や極端な悲観論に流されず、実際の統計や動向をもとに話を進めている。
「高齢化が進む=経済が終わる」という単純な構図ではなく、「実はこれまでとは別のチャンスが見えている」といった視点を提示している。
例えば、「日本はもう成長しない」といった見方に対しても、著者は「成長の中身が変わっている」と。
人口が減っても、生産性を高めたり、新しい産業が生まれたりすれば、経済の活力は失われない。こうした考え方は、ニュースの見出しだけではなかなか気づけない部分。
また本書では、日本経済の構造的な課題として「働き手のミスマッチ」や「中小企業の生産性」などにも触れており、これから社会に出ていく高校生や大学生にとっても、自分ごととして考えられるテーマが多くあるかなと。
難しい専門用語も出てきますが、全体としては平易な語り口でまとめられているため、経済の勉強を始めたい人にとって、ちょうどよい入口になると感じられる。
「経済の本」というと敬遠されがちですが、本書はデータに基づいてわかりやすく説明してくれるので、「なんとなく不安」から一歩踏み出したい人にもフィッティングは良いかも。
自分の未来を考えるとき、「日本がどうなるか」は避けて通れないテーマかもしれませんが、誰かの意見をそのまま信じるだけではなく、事実をもとにした情報に触れて、自分の頭で考える時間もまた有意義かもしれません。
価格も1,000円+税なので、お手頃です(^^♪
それでは、また。
No.6785
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