
今月の課題図書、『メンターになる人、老害になる人。』(著者:前田 康二郎)
菊池です。
タイトルが強めなので(笑)身構えましたが、中身は意外と現実的で、「これは組織でも家庭でも刺さるな…」という内容でした。
印象に残ったのは、「教える側の正しさ」よりも、相手の成長の余白を残せているかという視点。
メンターって、つい“正解を渡す人”になりがちです。
でも、正解を渡し続けると、相手は自分で考える機会を失っていく。
結果、成長が止まる。ここは耳が痛いです。
逆に老害化する人の特徴として、(本の言葉を借りれば)「昔うまくいった方法」を“万能薬”みたいに扱ってしまうところがある。
本人に悪気はない。むしろ善意。
だけど、時代も状況も違うのに、同じ打ち手を押し付けてしまう。
これ、会社の中でも、現場でも、よくあります。
たとえば工事の段取りでも「昔はこうだった」で決めると、今の働き方や安全基準とズレることがある。
家づくりでも「俺の時代はこうだった」で話を進めると、家族の生活に合わないことがある。
結局、相手が苦しくなる。
読んで改めて思ったのは、メンターって「言う人」じゃなくて、“問いを置ける人”なんだろうな、ということ。
「君はどうしたい?」
「その選択の理由は?」
「じゃあ一回、小さく試そう」
こういう問いがあると、相手は自分の言葉で整理できる。
整理できると、行動できる。行動できると、成長が回り始める。
シンプルだけど強い。
個人的に刺さったのは、メンター側の“自己更新”の話。
教える側が更新を止めた瞬間、教える内容も止まる。
止まったものを渡し続けたら、相手の未来に合わなくなる。
そうなると、気づいたら「老害側」に立ってしまう。
怖い話ですが、だからこそ“自分も学び続ける”が大事なんだと。
会社の中で若手と話すとき、子どもと話すとき、お客様と話すとき。
相手の答えを急がせずに、でも放置もしない。
この“距離感”を忘れないようにしたいなと、背筋が伸びました。
それでは、また。
No.7050
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