
家づくりで窓の話になると、「南側に大きく」「明るくしたい」が定番です。
菊池です。
もちろん明るさは大事。
でも、住んでから効いてくるのは“視線”だったりします。
窓は光の入口であると同時に、視線の出入口でもあるからですね。
例えば、リビングの大きな窓。外の景色が抜けると気持ちいい反面、道路や隣家からの視線が気になると、結局カーテン閉めっぱなしになりがち。これ、あるあるです。
だから窓を考える時は、採光と同じくらい「どこから見られるか」「どこを見たいか」をセットで考えると失敗しにくい。
具体的には、
・人の動きがある方向に“抜け”を作らない
・視線を外す高さに窓を作る(高窓など)
・座る位置から外が見えるか
このあたりを図面で想像してみる。
窓の大きさより、位置と高さの方が効くことが多いです。
法人建物でも視線設計はあります。
オフィスの受付、会議室、作業場。外からの視線、社内の視線。視線がぶつかると落ち着かない。
逆に、抜けがあると広く感じる。
窓だけじゃなく、ガラス間仕切りや目隠しも含めて、視線の設計は“空間のストレス”を減らします。
窓の計画は、後で変えるのが難しい部分です。だからこそ、採光だけでなく視線をセットで考える。
明るさの話をしているようで、実は「落ち着き」の話でもあります。
それでは、また。
No.7046
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