「“比較疲れ”の正体」—情報を減らすと家づくりが進み出す

家づくりを考え始めると、情報収集が止まらなくなることがあります。

施工事例、性能、価格帯、間取りの工夫、SNSの投稿…。

最初は楽しいのに、途中から「もう何が正解か分からない」と疲れてしまう。

いわゆる“比較疲れ”です。

比較疲れの正体は、情報量そのものよりも、「判断基準が毎回変わってしまうこと」にあります。

昨日はデザイン重視だったのに、今日は性能重視になり、明日は価格の話が気になってしまう。

軸が動くと、どれだけ見ても決められません。

そんなときに効果があるのは、情報を増やすことではなく、むしろ減らすことです。

おすすめは「比較対象を3つに絞る」。会社でも間取りでも、3つまでなら冷静に比較できます。

4つを超えると、人はだいたい迷子になります。

もうひとつは、「見る順番」を決めること。

① 暮らし方(何に困っているか)
② 予算(無理のない範囲)
③ 土地・立地(通勤通学や周辺環境)
④ その上で、会社や仕様

この順番にすると、情報が“自分たちの条件”に沿って整理されるので、流行に振り回されにくくなります。

法人の建物でも同じで、業者選定や工法選定で比較疲れが起きます。

だからこそ、最初に「今回は安全性を最優先」「稼働を止めないことが最優先」など、軸を一言で決めておくと、情報が取捨選択しやすくなります。

家づくりや建物づくりは、情報勝負ではなく“選択の設計”です。

増やすより減らす。

比べるより整える。

そんな発想で一度リセットしてみると、前に進みやすくなるはずです。

それでは、また。

No.7029

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