モード・ルイス

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今から15年ほど前、カナダのプリンスエドワード島を一人旅していた時、公共施設のギャラリーで初めて彼女の絵を目にしました。

それはとても鮮やかで、見ているだけで幸せな気持ちになれる絵でした。

サイズは確か、2m×2mくらいだったと思います。

どんな人が描いたんだろう?しばらくその場から動けず吸い込まれるようにじっと見ていたのを今でも鮮明に覚えています。

モード・ルイス(1903-1970)

手足に障害を持ち、自己流で創作するノバスコシア州出身の画家。

カナダでは有名な画家のようですが、世界的にはあまり多く知られていないとのこと。

絵を見た翌日に、彼女のグッズが売られていたギフトショップの店員さんが教えてくれました。

それ以来、彼女の絵をPCや携帯の壁紙にしたり、LINEの写真に使ったりしていました。

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そんな彼女と彼女の夫の半生を描いた映画「しあわせの絵の具」があることを知り、先日のお休みに行ってきました。

ノバスコシアの大自然が、四季が、とにかく美しかった。そして無骨で不器用ながらモードを想うエベレット(夫)も最高(最初は怖かったけど)。

旅行も行かず、電気も水道もないわずか4メートル四方の小さな家の小さな窓からこの美しい景色を描いていたモードは、少しずつ絵が認められて売れていく中でこんな風に言ってました。

「この手に筆、目の前に窓さえあれば、私は幸せなの。」

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あの絵はそんな風にして生まれたんだなーと15年以上も経った今、ようやく知ることができました。

そして彼女のことがもっと好きになりました。

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TRUNK(HOTEL) ~新しい社会貢献の形~

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先々週のお休みに、昨年2017年5月にオープンしたTRUNK(HOTEL)に宿泊してきました。

渋谷駅から徒歩7分、原宿駅から徒歩6分、表参道にも歩いていける好立地にありながらも、大通りから入っているためホテル周辺は「ここほんとに渋谷かな?」と思うほどの静けさ。

ブライダル業界からホテルへ初進出とあって、バンケットやチャペルも併設するホテルなのですが、とにかくインテリアが格好いい!

まるで海外のホテルに泊まっているかのようなデザインは、ACE HOTEL(NY,LONDONなど)をモデルにしているとのことで、どこを切り取ってもスタイリッシュでした。

昼間はパソコン持ったビジネスマンがラウンジをカフェ感覚で使用したり、夜は地元の若者たちがバーでお酒をたしなんだり、朝のレストランは私以外、ゲストは海外の方たちばかりでした。

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そんなTRUNK(HOTEL)ですが、”ソーシャライジングホテル”という、これまでにないホテルのスタンダードを確立する。という一風変わった考えを持つホテルだったりもします。

ソーシャライジングとは、私たちひとりひとりが日々の生活の中で、自分らしく、無理せず等身大で、社会に貢献したいという目的を持って、ものを選んだり、決めたり、行動するということ。

そういった観点からTRUNK(HOTEL)の客室で使用する小物はセレクトされています。

ルームサンダルはサンダル工場で出た端材ゴムをリサイクルしたもの。使い捨てになるスリッパではなく、そのまま外出したり持ち帰っても使い続けられる形のもの。

バスアメニティーやタオルは国産・オーガニックに拘ったもの。a_tp01

グラスやマグカップは原料をリサイクル・リユースして作られたもの。

革でできた小物入れは捨てられてしまう廃材の革を利用したもの。

ルームウェアやバスローブは中小零細企業で働く熟練の職人さんたちによって作られたもの。

製作工程の一部に福祉施設の人たちが関わっていたりすること。

IMG_2759一般的に社会貢献といえば「寄付」「募金」「ゴミ拾い」「震災復興の手伝い」などがイメージされますが、多くの人は社会貢献の方法を他に知らない、もしくは 簡単に実行に移せるソリューションがないことが問題だとTRUNK(HOTEL)は言います。

「自分らしく無理せず等身大で社会的な目的を持って生活すること。」

このホテルに泊まることで、“誰かのために” “何かのために”なっているのかもしれない。そんな社会貢献の形もあるのかな?と認識させられたホテルでした。

TRUNK(HOTEL)、まさにホテルの新しい形。いろんな人に広めたいホテルです。

 

 

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桜満開。

先日のお休みに井の頭恩賜公園にお弁当持参でお花見に行ってきました。

満開の桜を見ようと平日にも関わらず、たくさんの人でにぎわっていました。

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ポカポカ陽気のもと、桜を見上げながら、(昼間から)お酒を飲みながら、友と外で手作り弁当をいただく。

そよそよと心地よい風を受けながら、日本にお花見という文化があってよかったなぁと噛み締める3月吉日でした。

「明日の朝食にどうぞ」と帰り際に友からもらったつくねのバインミー(ベトナムのサンドイッチ)。

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挟めばよい状態でセットになっていました。優しすぎて神かと思いました。

四季を感じ、おいしいものをたしなむ。幸せとはこんなところにあるのかもしれません。

 

 

 

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環境をいかに室内へ取り込むか

最近、友人から教えてもらったこの番組にはまっています。世界の摩訶不思議な家

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著名な建築家のピアーズ・テイラーと、女優であり不動産オタクのキャロライン・クエンティンが、世界各国に足を運び極端な場所にある型破りな住居を訪ねるというドキュメンタリー番組です。

番組は山間編、森林編、沿岸編、地下編と4シリーズあり、とにかく立地というか立てられた環境がすばらしく、建築物もとても興味深いです。

施主や建築士のインタビューも交えつつ、建築家のピアーズが工法や構造を解説してくれるので、建築物に対してもより理解度が深まります。

そしてどの建築物も共通して感じるのは、

・うまく環境(景色)を室内へ取り込んでいる

・それでいて環境に溶け込む外観デザインをしている(環境を壊さない外観デザイン)

・その土地の過酷な気候に左右されない外観デザイン(ディテールひとつひとつに意味がある)

・かなり莫大な費用がかかっていると思われる(笑)

・施主がエコロジスト系(笑)

半身浴しながら見ていたら、危うくのぼせるところでした。

この番組に出てくるようなすばらしい景色を持つ地で建てられる施主は、東京・神奈川ではごくごくわずかです。

ほとんどの土地が隣家の壁を見て暮らすような土地といっても過言ではありません。

だからこそ、外部をいかにうまく取り入れるかというのは計画には必要不可欠です。

すばらしい景色でもそうでなくても、どうやって外部を取り入れたら室内が快適になるか、望むことは同じです。

私には番組に出てくるような建築物の発想や構造はとても考え付かないけれど、中での住まい方にはとても共感できるのでした。

*Netflixにて1ケ月無料お試しありますので、ご興味ある方はぜひ見てください。

*戸建住宅の参考にはなりません(笑)

 

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花粉の季節です。それが終わったら暑い夏になります。

今年は花粉がすごいです。

お客様によっては今年はぜんぜん楽です~と言う方もいらっしゃるのですが、私にとっては辛い年になりそうです。

2秒に1回は鼻をかんで日常生活に支障をきたしているので、鼻がもげる前にしぶしぶ薬を飲んで過ごしています。

そんな中、本日は外出。薬を飲んでマスクをして外出した先は、昨年末にお引き渡しをしたS様と今年の2月にお引き渡しをしたY様のお宅でした。

S様は今年の冬を過ごされて快適にお過ごしいただけているようでしたが、気になる点をいくつかお伺いしましたので、こちらに関しては今後対応させていただきます!

Y様は昨日お引越しをされたばかり。残工事の最終確認とお引き渡し時にお渡しできなかった書類などをお渡ししてきました。

気になっていた柴犬の小春ちゃんはお引越し後、ここが自分の住まいと理解しているのか意外と落ち着いて過ごしているとのことで、安心しました。

これから短い春が過ぎ、あっという間に夏に突入します。日本は過ごしやすかった春と秋の季節が無くなってしまったのではないか?と思うくらい夏が長いです。この長い夏を快適にお過ごしいただくには、遮熱対策(壁も窓も)が重要となってきます。

弊社のお家ですと外壁は遮熱塗料で左官仕上げですし、窓もハイスペック(樹脂サッシ/ペアガラス/アルゴンガス入/LOW-Eガラス)で遮熱対策もバッチリです。

特にLOW-Eはポカポカ陽気は通すのに紫外線はカットしてくれるので、「今日はお化粧めんどくさいなぁ~」という日でもお部屋の中で日焼け止めを塗る必要はありませんっ!(これ女性には重要なことだったりします)

S様とY様にもこれから本格的な夏をお過ごしいただいてどうだったか、感想をお伺いするのが楽しみです。

来月も2軒ほどお伺い予定なので、いろいろとお話聞いてきたいと思います!

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こちらは北海道限定の「じゃがいもコロコロ」。

本日お打ち合わせさせていただいたS様から、お誕生日プレゼントにいただきました。

めちゃめちゃうれしくて、さっそく一口。(これ、おいしくて食べ出したら止まらないやつー)

S様、北海道から気にかけていただきありがとうございました!!

うれしすぎて写真撮る前に袋を開けてしまいました(笑)

21日、よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

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季節を楽しむ~ひなまつり~

慌しく過ぎていく毎日。

同じリズムで日々のことを過ごしていると、あっという間に1年が過ぎ去ってしまいます。

そんな暮らしにならないよう、なるべくゆとりを持って季節を楽しみたいと思って過ごしています。IMG_2646

そんな中、昨日おひなさまが届きました。

2年越しで手元にやって来てくれた ほろほろ人形「おひなさま」です。

本体はカエデ、男雛が持っている笏はナラ、女雛が持っている扇はウォルナット、

10cmくらいのとてもかわいらしいサイズです。

初めて見た時、なんてかわいいおひなさまなんだろうと心がほっこりしました。

岐阜県各務原市にある山の前製作所さんで作られているのですが、

手作りのため大量生産ができず、昨年は販売と同時に完売でした。

今回、2度目の挑戦でご縁があってよかったです。

ひな祭りまであと数日しかありませんが、桃の花と一緒に飾って楽しみたいと思います。

 

 

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お引き渡し in Feb.

ブログの更新が遅れましたが、先日川崎市にてY様のお引き渡しが完了しました。

Y様に初めてお会いしたのが今から約2年ほど前。

ご契約いただいたのが2016年の11月。

着工したのが2017年の9月。

そして先日、2018年の2月にお引き渡しでした。

長いようであっという間の2年間。

途中、Y様にはご心配をおかけする部分もありましたが、先日はY様ご家族の素敵な笑顔が脳裏に残るお引き渡しになりました。

まだ外構工事等が残っておりお引越しもこれからですが、お住まいいただいて「本当にこの家に住んでよかった」と実感していただければ幸いです。

Y様ご家族が笑顔で、健康で、豊かな暮らしが続きますように。

お家とともに、Yちゃんと柴犬のこはるちゃん(あれ?こはるちゃん何歳だったかな?)の成長も願って・・・。

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義理チョコ、友チョコ、自分チョコ。

昨日はバレンタインデーでした。

あれからもう1年経つなんて、月日が経つのは早いなぁーとつくづく思います。

今年もチョコは事業部の女子一同連盟で男性陣へ贈りました。

昨年、山﨑くんに「来年のお返しは、ここ(高級チョコ)のでお願いしますっ!」って懇願したのだけど覚えてくれているかなぁ。

今年の自分用は手作りガトーショコラとラズベリージャムが乗っかった絞り出しクッキーを。

クッキーは大量に作ったので会社女子にもおすそ分け。

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そしてもうひとつ、自分用にパトリック・ロジェのボンボンアソートを購入。

Patrick Roger(パトリック・ロジェ):

「味の彫刻家」「プラリネの魔術師」などと呼ばれるパトリック ロジェは、フランスで最も才能のあるショコラティエの一人。若干30歳でM.O.F.(国家最優秀職人章)を取得しており(現在は49歳位)、並みいるパリのショコラティエの中でもひと際才能の光る職人と言われている。

TVで見ていつか食べたいなぁと思っていたのですが、フランスへ行くしか入手手段がなくほぼ諦めていたパトリック・ロジェ。

バレンタインシーズンに合わせて日本に上陸したようで、いくつかのデパートで販売されていました。

私は高島屋のオンラインでポチッと購入しました!

こちらは自宅でじっくりと味わいたいと思います。

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地鎮祭 in Feb.

DSC03907本日は相模原市にてご計画のK様の地鎮祭が執り行われました。

天気予報では雨でしたが、今日は暖かくとてもよいお天気に恵まれました。

Kちゃんが昨日”てるてるぼうず”を作ってくれていたようで、その効果絶大でした(笑)

小さい頃、運動会や遠足の前日はよく”てるてるぼうず”作ったなぁなんて懐かしい気持ちになりました。

K様邸は地下のある住宅になります。

相陽建設ではこれまで数々の地下のある住宅を造ってきましたが、私が担当させていただくお家では初となりますので今から完成が楽しみですっ!

今日は初めて、お隣に住むご両親にもご挨拶させていただいたのですが、とても温かく素敵な方でした。

新しいお家のデッキでK様ご家族とご両親とみんなで楽しくBBQして、わいわいとお過ごしいただけると幸いです♪

完了までケガなくトラブルなく現場が進みますように・・・。

田中監督、よろしくお願いします!

 

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